コピルアックの豆が割れる!? その1
2017.8.24
ジャコウネコのフンからコピルアクを取り出す工程は、大まかですが下記の通りになります。
- 1 ジャコウネコのフンをよく洗う
- 2 よく洗った状態の豆、つまりパーチメント状の豆を乾燥させる
- 3 パーチメントからコーヒー豆を取り出す
という作業です。
それぞれがかなり重労働ではあるのですが、何とかイカサンをはじめインドネシアのスタッフと力を合わせてこの作業に取り組んでおります。
コピルアクのビジネスを始めてすでに6年以上経過しますが、いまだに懸案になっている作業があります。それが上記3.の作業です。パーチメントと申しますのはコーヒーの周りにある薄い皮のことなのですが、乾燥したパーチメントは比較的むきやすいので問題はないのですが、このむき方をどうしようかとイカサンと相談している最中なのであります。
この工程は通常のコーヒーの精製工程であれば間違いなくマシンを使用します。
こんな感じのマシンです。
以前は実際にこのマシンを使ってパーチメントの皮をむいていたのですが、あまり皮がよくむけなく、結局は最終チェック工程でパーチメント残りが見つかったものは人手でむいていたので、かなり効率が悪かったのであります。
ちなみにこの写真の男性は、製造主任ギアントのお父さん。メかいじりが得意で、皮をむく箇所の微調整をしているのですがなかなかうまくゆかず・・・・・。
結局今はメカは使わずにこの写真のように棒でビシバシとパーチメントをたたきまくり、後から大型のざるでバサバサとさばき、パーチメントを下に落としコピルアック豆をざるに残すという方法をとっております。
この写真の女性、ざるのさばき方が半端ではなく、見る見るうちにパーチメントがざるから落ちてゆくではありませんか!!
しかも豆を床に落とすことは皆無です。
コピルアックを精製している村は中部ジャワ州のPatiなのですが、Patiのメインの産業は農業、特にピーナッツやとうもろこしです。
こういった農産物は異物除去の工程を同じくざるで行い、村人のある一定数はこういった作業に従事しております。そのため職人レベルの女性が結構な割合でおりまして、大変助かっているのが事実であります。
さて問題は・・・・・
ざるの工程ではなく、パーチメントをたたく工程にあります。
続きはまた後日。
Sampai Jumpa Lagi,
Koki