コピルアックブロク画像

コピルアックの味と品質3

2013.9.14

インドネシアの社会というのはかなりのコネ社会で、例えば大手の会社に就職をしようとすればその会社の上層部のコネが必要になるそうで、それは一般企業だけではなく公務員でも同じという話を聞いたことがあります。

 

相棒のイカサンも以前公務員の試験を何度か受けたことがあるのですが、いつも結果はダメでした。「あんな出来レース、ばかばかしい!」と事あるごとにPatiの公務員に白い目を向けるのであります。

 

ところがこのコネというやつは使いようによっては大変便利なもので、結論から言えば今回のコピルアック用コーヒーチェリーの良品探しもこれにより何とか成功し、おかげさまで良い豆をジャコウネコに餌として与えることが出来たのであります。

 

スタートはイカサンの母。彼女は近所のPasar(市場)で仕事をしているのですが、Pasar内では大変顔が広く、いろいろPasarのテナントの面倒を見ているため、人々からの人望も厚いのであります。

 

Pasarにはコーヒーを売っている店があり、イカサンの母親が困った我々の為に良品のコーヒーチェリーを収穫している農家の情報をコーヒー店の人に聞いてくれていたのですが、このコーヒー店も生豆の出来不出来に関してはあまり詳しくなく、彼女もまた知り合いの誰かに良品コーヒーチェリーのことを聞いてくれていたのであります。

 

しばらくたってからのこと、イカサンの母親はこのコーヒーを販売している女性経由である農家の場所を教えてくれました。今年のMuria山は全体的に不作であったのですが、「この農家のコーヒー生豆は、今年は良かった」とのこと。

 

その日のうちにイカサンはこの農家へ訪問し、生豆を分けてもらいました。また、偶然この場所はジャコウネコを飼育しているKeletからもそう遠くなく、コーヒーの赤い実を持ってKeletに向かい、その農家で採れたコーヒーの実をジャコウネコに餌として与え、数日後フンを回収しPatiで精製してみたのであります。

 

この1か月ほどの間、Muria山の生豆はかなり見てきたのですがどれも「ちょっとな・・・・」という感じであったため、あまり期待はしていなかったのですが、この農家の豆で精製したコピルアックはかなりグレードの高いロットであることが判明いたしました。

 

ところが一つ問題がありました。というのも、この農家の地域というのは県が指定する買い付け人が「収穫の全量を買い付ける」という契約を買い付け人と結んでおり、この買い付け人以外への販売は基本的に出来ないとのこと。

 

しかし、この農家の担当者とイカサンがそんな話をしていたところ、奥から農家の主が出てきて、イカサンがPatiからPasarのコーヒー販売の女性からの紹介で来た旨を告げると、何とすんなり購入はOK。

 

どうやらこの農家の主とPasarのコーヒー販売の女性は直接の知り合いではないのですが、彼女の知り合いがこの農家を紹介してくれたようで、「そのルートの紹介なら販売してもいいよ」という運びになったのでありました。

 

イカサンの母親から数えると、かなり縁の薄い紹介ではあるのですが、こういったところでコネが生きてくると、大変ありがたいものだなと痛感した次第であります。

 

現在このコーヒー農家のコーヒーチェリーを食べたジャコウネコのフン付豆がそろそろ集まってきてまいりましたので、9月下旬頃には精製を開始する予定です。当然私もインドネシア人のスタッフと共にごしごしとジャコウネコのフンを洗うのであります。

 

楽しみです!!

 

真ん中の2名のうち、左側が相棒のイカサン、右側が農家の主です。

 

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki