コピルアックブロク画像

コピルアックとアブナイ詐欺師たち2

2013.8.05

コピルアックというのは高級コーヒーとして有名ですが、高級コーヒーではなくともコーヒーの輸出入ビジネスにはトラブルがつきものという話をしばしば聞きます。

 

例えばスマトラ島で日本人が高級グレードのコーヒーでありますマンデリンを1コンテナ分買い付けしたとします。コンテナに入れるところまで日本人が立ち会い、問題が無いことを確認したうえで、日本で受け入れをいたします。

 

ところが入荷された豆を見ると「全く違う質の悪い普通のコーヒー豆が入っていた・・・・・」というケースはあり得ることでしょう。つまり輸出する前にコンテナの中身が差し替えられてしまったわけです。

 

買い付けをした彼にとっては騙されたということになるかもしれませんが、出荷したインドネシア側からすると、こういったことは朝飯前の挨拶代りのようなもので、日本人だからとか外国人だからこういうことが発生するというわけではありません。

 

インドネシア人同士でもこういった化かし合いは日常茶飯事で、よほどの信頼関係があったとしても油断は禁物です。

 

Koki’s Kopi Luwakのコピルアック生豆はジャコウネコのフンを洗うことからスタートしていますが、フンを洗うところから保管、輸出まで全て私の管理下で行われており、途中でコピルアックが普通の豆に入れ替わるということはあり得ないのであります。

 

一見するとインドネシアにおりますスタッフを信用していないと思われるこの行為も、彼らも事情が分かっているので「是非そうしてくれと」ということで、お互い納得してこの管理システムを作り上げました。

 

正直な話を申し上げると、コピルアックのビジネスを始める前ではありますが、インドネシアで何度かビジネスで手痛い思いをしたことがあるため、この辺りはいくら仲間内であっても慎重になるのであります。

 

さて、昨日のブログの続き、コピルアックのビジネスで出会った詐欺師の話に戻り台と思います。

 

詐欺師は資産家のA氏に「Kokiという日本人がコピルアックを買いたがっている」。そしてコピルアックの生産者B氏には「資産家A氏から注文が入った」という情報を流します。

 

詐欺師とB氏は長年の友人同士です。そのためB氏は「代金はA氏から支払いがあってから自分に支払ってもらえればOK」という条件で豆を供給いたします。

 

しかし詐欺師はA氏に「B氏には現物と引き換えで代金を渡す必要がある」ということで、コピルアックの代金をA氏は詐欺師に支払います。

 

さてこの後の展開です。A氏がコピルアックを販売する予定であったKokiは、もちろんA氏から何かを購入するなどの予定はありませんし、A氏のことも知りません。唯一、詐欺師とは面識があります。

 

A氏は詐欺師に「いつになったらKokiは注文を出すんだ!!」と詰め寄ります。しかし詐欺師はのらりくらりとA氏のことをかわしながら徐々にフェードアウトしてゆき、ついには行方をくらましてしまいます・・・・。

 

そしてB氏には「A氏から金が回収できないのでこの間もらったコピルアックの代金は支払えない」という状況で行方をくらませます。つまり友人関係であってもこういったことは十分に起こり得ることなのです。

 

これはもちろんインドネシアに限った事件ではありません。日本であろうと欧米であろうと起こり得ることになりますが、コピルアックという高額な商品の取引においてはインドネシア特有のものになるかと思います。

 

最後に一つ、この詐欺事件から見えるインドネシア人の特徴に関してです。私はこの話に登場はするものの、私の知らないところでこの事件は起きました。この事件のことはある人から「Kokiがダシに使われたぞ」とある人から連絡があり判明したのですが、資産家からもB氏からも何も連絡はありませんでした。

 

相棒のイカサンとこの事件について話をしていた時、私は「この詐欺師、A氏からもB氏からも付け狙われて、ジャワ海に沈められるんじゃないか??」と言ったところ、イカサン曰く「おそらくA氏もB氏も詐欺師のことは追いかけないだろう。ただあきらめるだけ・・・・」とのこと。

 

どうやらこれはインドネシア人の特徴ともいえる反応のようで、追い詰めたり、脅したりして金を回収しようとせず、「ただあきらめて、二度とこの詐欺師とは付き合わない」ということで事件を自己消化してしまうということでした。

 

そのため、詐欺師たちはそこに付けこみ新たな詐欺事件を起こしてはまたどこかへ消え・・・・を繰り返しているようです。

 

まだまだ私とインドネシアとの付き合いは長くなります。トラブルに巻き込まれないようコピルアックのビジネスに精進してまいりたいと思います!!

 

 

私が手に持っているのは「アオタン」という蚊よけの塗り薬で、これを塗れば蚊は寄り付かなくなるという劇薬です。詐欺師も寄り付かなくなればいいのに・・・・。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki