コピルアックブロク画像

コピルアックとアブナイ詐欺師たち1

2013.8.04

最近横浜の中心街を歩いていた時に「子供や孫を装ってかけてくる電話には十分ご注意ください!!」という警察の宣伝カーを見かけました。

 

いわゆるオレオレ詐欺防止のためのものですが、実はインドネシアでも似たような事件が結構頻繁に発生しています。どちらかといえば事件というよりも携帯電話を使用したSPAMといったほうがいいかもしれません。

 

インドネシアでは携帯電話でメールを送信する際にSMSといわれるショートメール機能が使用されます。文字制限はあるものの1メッセージ確かRp100 (日本円で約1円程度)くらいで送信できるため、みんな頻繁に利用しております。

 

インドネシアではこの携帯電話の使用料金は、日本のようにカード引き落としではなく、Pulsa(プルサ)と呼ばれる前払い方式になるのですが、携帯電話の電話料金を購入する代理店のような人々がおり、彼らに例えば「Rp50.000(日本円で500円くらい)チャージしてくれ」と依頼すると、Rp50.000分の電話料金を得ることが出来るという仕組みになっております。

 

ところで、インドネシアのオレオレ詐欺というのはこのPulsaを利用した小さな詐欺で、例えばある日こんなSMSの着信があります。

 

「すまん、オレだけど、携帯のPulsaが無くなってしまったので友人の電話からSMSをしているのだが、至急オレの携帯にRp50.000にチャージしてくれないか? 念のためオレの携帯は081-xxx-rrrr」という内容です。

 

てっきり自分の息子や兄弟と勘違いして言われた番号にPulsaしてしまうというものです。どうやらPulsaを換金するシステムというのがあるようで、この番号はいわゆる振込用口座に該当します。

 

額が少額だけに大した事件にはなりませんが、結構だまされる人はいるようで、私も何度かこの手のSMSを受け取ったことがあります。

 

ところでこの手の詐欺以外でもたくさんインドネシアで詐欺を見かけることがあります。例えばコピルアックです。

 

最もオーソドックスなものはコピルアックの生豆と普通の生豆をブレンドしてしまうというものになります。正直申し上げるとこれをやられてしまうと見分けを付けることが不可能になるため、弊社ではコピルアック生豆を購入するのではなく、ジャコウネコのフン付豆を購入し生豆に精製しております。

 

コピルアックにまつわるビジネスをしている人というのは、インドネシアでは相当多くおりますが、大部分はいわゆるブローカーであまりコピルアックの品質やコーヒー豆のことについてわかっていない人々も多くいます。

 

そのほとんどが、友人がジャコウネコを飼育しており、彼から「買い手を見つけてくれ」と依頼をされてブローカーのような仕事をする人々なのですが、中には詐欺にたけている人もおります。

 

例えばこういう話があります。登場人物は投資家で多少資産家であるA氏、詐欺師、ジャコウネコを飼育しているB氏そして私Kokiです。

 

詐欺師はA氏にこういう話をいたします。「Aさん、実はいい儲け話があるのです。Kokiという日本人がコピルアックを買いたいと言っています。豆は私があなたに供給しますので、あなたがKokiに売ってください」と。

 

普通ならA氏は詐欺師にこういうでしょう。「なんであなたが直接Kokiに販売しないのか?」と。

 

ところがここが詐欺師の見せ所で、なんだかんだうまい言い訳を考えてA氏からKokiに販売をさせようとするわけです。A氏は自分がKokiにコピルアックを販売することを納得し、詐欺師にコーヒーの調達を依頼します。

 

そこで詐欺師はジャコウネコを飼育し、コピルアックを生産しているB氏にこういいます。「自分はA氏にコピルアックを販売する。金はA氏から受け取る。まずはコピルアックを生産してくれないか」と。

 

そしてB氏はコピルアックを生豆にし、詐欺師経由でA氏に納品いたします。お金はA氏から詐欺師に支払われます。

 

さて、問題はここからです。

 

最後の登場人物Kokiは本当にコピルアックを欲しがっていたのでしょうか??

 

続きは次回に持ち越しいたします。

 

 

私の見かけもなかなか怪しげですが、まっとうな商売をしております。コピルアックのロブスタと春巻きです。春巻きは日本ではご飯のおかずですが、こちらではお菓子という位置づけになります。こちらの章をご参照ください。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki