コピルアックブロク画像

コピルアク コーヒー豆の生産地1

2013.8.01

Koki’s Kopi Luwakのジャコウネコのフンを洗っている場所はインドネシアの中部ジャワ州Patiにあります。

 

Patiはコメやサトウキビ、トウモロコシなど穀物類は豊富に栽培されており、街の主な産業であります。またコーヒーにつきましても街から1時間ほど行ったところにあるJollong(ジョロン)村で栽培されており、弊社がコピルアクの麝香ネコのフン付豆を購入しているKelet(ケレット)と同じ山の、別の地域といった位置づけになります。

 

ところがこのJollongとKelet、2地域のコーヒービジネスには政策の違いが顕著に表れております。まずはJollongですが、この地域はPati県の管轄下にあります。Patiはコーヒーを行政主導でビジネスにしております。

 

例えばJollongで栽培されたコーヒーは基本的に全て行政が買い上げて、Jollongにある第三セクターが精製施設で生豆に精製し、その生豆を各コーヒーメーカーに販売をしております。この行政主導でコーヒービジネスを行うという手法はオランダ統治時代からのもので、現在も良いコーヒー豆を作るために行政が主体となりコーヒー農家に肥料、手入れの指導を行っております。

 

ところが、弊社のコピルアクのコーヒー豆の原産地でありますKeletはこういった指導を一切行っておりません。KeletはJepara県の行政地区になり、Pati県とは異なります。Keletには多くのコーヒー農家が存在し、コーヒー栽培の面積もかなり広大ではありますが、政府はJollongのようにコーヒービジネスにはほとんど関与しないという姿勢です。つまりコーヒー農家は自ら生豆の買い手を見つけ、販売をしております。

 

ところが、Keletで一つコーヒー行政が関与しているのが「土地」です。例えばJollongでは先祖代々の土地でコーヒーを栽培しており、その土地の所有者はコーヒー農家になります。

 

しかしKeletではコーヒー農家の土地というのはあるにはあるのですが、その土地は農家の所有物ではなくJepara県が所有し、それを農家に「1年間いくら」で貸し出しているという形態になります。

 

そのため、仮にある農家が土地の賃貸費用をJepar県に収めない場合には、農家はコーヒーの赤い実を収穫できないことになります。

 

ところで、Keletのコーヒーの買い手はどんな人なのでしょうか? もちろん我々もコピルアク用にコーヒーの赤い実を購入しておりますが、それは非常に微々たるものです。

 

例えばJollongのコーヒーの最終的な買い手は第三セクターですが、Keletは異なります。

 

実はKeletのコーヒーの最終的な行き先はシンガポールを経てヨーロッパへ行くそうです。なぜあえてヨーロッパのある人々がKeletのコーヒーを好むかというとそれには一つの理由があります。

 

例えばJollongなどですと、行政が主体となり上等なコーヒーを作ろうと手間暇、費用をかけて努力しています。これは市場でJollongのコーヒーが受け入れられるためには高品質なコーヒーが必要になるからです。

 

ところがKeletというはコーヒーよりも稲作がメインの産業になり、コーヒーはコメ農家が片手間に収穫作業を行うという色合いが強く、しかもKeletのコーヒー種はアラビカです。アラビカ種のコーヒーというのはインドネシア人の好みにはあまり合わない為、国内消費向けでアラビカの栽培をしようとする農家はまずいません。

 

Keletでアラビカ種がとれるのは、オランダがアラビカ種を持ち込んだことに起因しており、大昔から相変わらずアラビカが栽培され、しかも国内では2足三文で買いたたかれるので、費用のかかる肥料や農薬を与えることなくそのまま放置しているわけです。

 

これが欧州の一部では好まれていると言われております。

 

ちょっと話が長くなりそうなので次回に持ち越したいと思います。

 

 

この写真の奥に見えるのがMuria山で、写真は水田です。この地域でも標高は結構高いのですが、まだコーヒーの栽培はしておりません。ここから車で20分くらい行ったところにコピルアクのジャコウネコを飼育しているKeletの集落があります。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki