コピルアックブロク画像

コピルアック インドネシアで高級コーヒーといえば?

2013.7.29

私がまだコピルアックに出会う前のこと、Pati近郊のPasar(パサール)でBalsamという塗り薬を販売しておりました。

 

この時暮らしておりました村は今のコピルアックの精製所があるPanjunan村ではなく、Luboyo(ルボヨ)という村でした。Patiの中心部からバイクで15分くらいのところにある小さな村です。

 

日本からいきなりインドネシアに来て暮らし始めると生活様式の違いに戸惑います。まず驚いたのは水道です。水道は蛇口をひねると水が出るタイプのものではなく、電気ポンプで水を蛇口に送り出すタイプのもので、日本ではまずお目にかかることは無いでしょう。

 

さらにこのLuboyo村では1世帯当たりの電力の容量が決められており、その容量を超える電力を使用した場合には停電になります。私の借家は500Wがマックスで、炊飯器と扇風機まではOK。テレビをつけると停電という具合でした。

 

特に夜は村人たちが電気を使用するためこの電力容量以下でも頻繁に停電が起こります。例えば水を蛇口から出す場合にはポンプを稼働させる必要がありますので、夜間には基本的に水道水は利用できないことになります。つまり昼間にバケツにためておいた水や風呂の水を利用して食器などを洗うわけです。

 

不便さを数えればきりがないのですが、インドネシアで最初にお世話になった村ということもあり、私はこのLuboyo村が大好きでコピルアクのビジネスをPanjunan村で初めてもやはりLuboyo村のことを考えると胸が詰まる思いがいたします。

 

そんな思い出の中で大切なのはご近所づきあいでした。特に隣の家の奥さんのTinyさんは独り暮らしではいろいろと不便もあろうと、しばしば食事を差し入れして下さったのには大変助かりました。

 

このTinyさん、料理の腕前は抜群で以前こちらのブログで記載しました通り、村では名うてのTukan Masak(料理人)でありまして、彼女の料理の味により私がインドネシア料理を好きになったといっても過言ではありません。

 

ちなみにTinyさん、よく歌を口ずさみながら料理をしていたのですが、ある日日本語の歌が聞こえてきました。聞いたことのないメロディーですが、確かに日本語です。なんだろう?と気になって翌朝尋ねてみたところ、「アンタあの歌知らないのかい? 日本人だろ?」とのこと・・・・。

 

どうやらこの歌は「心の友」という五輪真弓さんの歌で、なぜかインドネシアでは誰でも知っている歌謡曲だそうです。もちろん五輪真弓さんは大変メジャーな歌手ですが、私はこの歌の存在をインドネシアで初めて知りました。

 

ところで、その後Luboyo村を離れてコピルアックの仕事をするにあたり、コーヒーのことを相棒のイカサンといろいろと話す機会が増えました。特に各地からサンプルで取り寄せたコピルアクの味についての議論だったのですが、話の中で「マンデリン」や「トラジャ」という高級コーヒーの単語は良く出てきますが、実はイカサン、こういった高級コーヒーの名前を初めて聞いたとのこと。

 

インドネシアを代表する世界的にも有名なこの2つの高級コーヒーですが、インドネシア人の好みにはあまり味があわないらしく、国内ではやはりKapal Apiがメジャーなコーヒーという位置づけに変わりは無いようであります・・・・。

 

もちろんインドネシアでは、コピルアックは高級コーヒーとして広く認知されておりますが、残念ながらマンデリンやトラジャは本家本元のインドネシアではそれほど知られていないように思われます。

 

日本人の私が「心の友」を知らなかったのと同じように。

 

 

これはロブスタの豆を焙煎してもらった時の写真です。インドネシア人はロブスタをこれくらい深く焙煎し、砂糖をどっさり入れる飲み方を好みます。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki