コピルアックブロク画像

コピルアクとそれを取り巻くビジネス2

2013.7.27

インドネシアにいて思うのは、彼らはおおむね非常に親切で人懐こいということです。以前、ジャカルタからコピルアクの精製所があるPatiまで長距離バスを使い移動したことがあります。

 

バス停で待つ時間が2時間近くあり、バスターミナルでボーっとしていると、バスの誘導員やメンテナンスをする人が「どこへ行くの?」とか「どっから来たの?」とか気軽に話しかけてきます。

 

バスに乗っても隣の人が、興味津々で「仕事なにしてるの?」「日本人は生魚食べるって言うけどホントなの?」など等の質問攻めにあい、見知らぬ人にもかなりフレンドリーであるなと感じたものです。もちろんPatiの街中でも言わずもがなではありますが・・・・。

 

また、親切であるのも特徴の一つです。道が分からず困っていると聞けば必ず何かしら知っている情報を話してくれます。日本人のように「ここら辺はあまり詳しくないので」といって足早に通り過ぎることはあまりないでしょう。

 

そしてもう一つ、彼らの特徴は「楽天的」ということです。実は先日のブログに記載しました「コーヒーの輸出ライセンス」についてもこの楽天さが原因で一度失敗をしたことがあります。

 

コピルアクのビジネスを始めるにあたり、一度サンプルを日本に送るため輸送業者と話をすることになりました。彼らは「コーヒーの輸出はやったことがある」「問題ない」というようなことを連呼します。

 

以前ある知人から「実はコーヒーの輸出というのは簡単そうに見えて一筋縄ではいかない」と聞いたことがあったのですが、この乙仲業者は「Tidak Apa Apa(大丈夫)」との一点張り。

 

まあ、やったことがあるのなら大丈夫か、と思ってそのまま彼らに任せてまずは見積もりを依頼したのですが、待てど暮らせど見積もりは出てこず。インドネシアでは良くあることなのですが・・・・。

 

結局痺れを切らせてかなり強硬に状況を確認したところ、「申し訳ありませんが、一般企業はコーヒーの輸出が出来ないようでした」との内容の連絡がありました。既にもうこちらではコピルアクのビジネスをする準備は出来ています。「輸出が出来ないからコピルアクのビジネスが出来ない」というにはもう後戻りできないところまで話が進んでいました。

 

彼らとしては「やったことがある」「出来る」というのはうそをついているという意識は無く、こちらを安心させようとしたいわば「親切心」から出た嘘の意味合いが強いのは理解できます。

 

しかしながら良く調べることなく「出来る」と放言するのは、ある意味で本当に出来ると思い込んでいた彼らの楽天性のなせる業であることは否めません。

 

先般のブログの話に戻りますが、このコピルアクのビジネスというのは生産者、供給者、輸出者、そして輸入者各々が自分の役割を知っているだけではダメで、総合的な知識が無いとハンドリングするのは難しいと言えます。

 

そのためアリババやIndonetworkなどのポータルサイトで受注をしたコピルアクの生産者やブローカーがいざ輸出をしようとした際に輸出が出来ないということがわかり、コーヒー輸出のライセンスを保有しているLJAインドネシアに「輸出してくれ~!! 頼む~!!」と泣きついてくる・・・・。

 

という状況で弊社に輸出の依頼が来ることがあります。しかしもうこの時点で相手国の購買者は供給者への信頼を無くし、せっかくうまい具合にマーケティング出来ていたものが最後の最後でおじゃんになってしまうという結末がほとんどです。

 

ちなみにコピルアクの引き合いが一番多い国は中国です。話を聞くと「1トン」とか「4トン」とか、桁が2つ違うレベルの案件内容です。彼らに最初に申し上げるのは「現金先払いでないと出荷は出来ません」ということです。

 

この時点でもうコピルアクのビジネスが成立する可能性は無きに等しいのは十分承知しておりますが、やはりここは譲ることが出来ないポイントになります。

 

これはコピルアクだけにいえることではなく、他国との貿易ビジネスにはいろんな誘惑と罠が見え隠れしております。いつかアリババやIndonetworkのこともブログに書いてみたいと思います。

 

 

ロブスタのコピルアクでイカサンと乾杯!! 高級コーヒーの名の通りの味でした。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki