コピルアックブロク画像

コピルアックとそれを取り巻くビジネス1

2013.7.25

さて、以前もこの章で記載しました通り、私のインドネシアでのビジネスのスタートは塗り薬をPatiの村はずれで製造しPasar(市場)で売ることでした。そしてその後紆余曲折を経てコピルアックという高級コーヒーのビジネスにたどり着きました。

 

日本ではLJA JAPANがKoki’s Kopi Luwakというブランド名でコピルアックを販売しており、LJA インドネシアが輸出者になっております。もちろんインドネシアから輸出をする際は生豆の状態で、日本で焙煎をするというビジネススタイルになります。

 

ところでLJAインドネシアではこういったURLを公開しております。このURL経由でしばしば「コピルアックを輸出してくれないか?」という引き合いをいくつかの国から頂くことがあります。

 

弊社あてにこの引き合いがしばしば来る理由は何かというと「Export license of coffee」つまりコーヒーの輸出ライセンスになります。

 

“Kopi Luwak”、“Green bean”などというキーワードで、Googleで検索すれば星の数ほどコピルアックの業者が出てまいります。またアリババやIndonetwork(アリババのインドネシア版)などで検索をするとこれまた多くの業者が存在することが分かります。もっとも両者のポータルサイトは詐欺の巣窟といわれておりますが・・・・・。

 

ところで、このインドネシアに多く存在するコピルアックの供給者というのは大きく分けて2つあります。一つはコピルアックの生産者です。ジャコウネコを飼育してそこからフンを取り出し精製し、生豆にする作業を行っております。LJA インドネシアは、ジャコウネコは飼育しておりませんが、それ以降の精製作業は自社で行っておりますので生産者といっても良いでしょう。

 

そしてもう一つがブローカーです。実はこのブローカーというのが厄介でして、あたかも自分で生産し供給をするようなWebサイトを作っておりますが、実際は自社でジャコウネコを飼育しているわけではなく、どこかからコピルアック生豆を購入し、それを販売するという商売です。

 

インドネシアではこういったブローカーがたくさんおり、LJA インドネシアにもよく「コピルアックの生豆かいませんか?」といった電話がしばしばかかって参ります。ところがこのブローカー、いくつかの問題がありますがその一つが「ジャコウネコが食べる豆はどの地域のものか?」というのが良くわからないのです。

 

彼らは自分の利益を最優先させるためなるべく安く生産者から生豆を仕入れますが、ジャコウネコに与えているコーヒーの赤い実があまり良くない地域というのも確かに存在します。それをコピルアックにしてしまうと品質はあまり良いものが出来ず、結局「安物買いの銭失い」のような感じになってしまいます。

 

私と相棒のイカサンがこのビジネスを始める際も最初はここら辺が良くわかっておらず、今のKeletの供給者にたどり着くまでには結構苦労いたしました。

 

ところで、ブローカーであろうと生産者であろうと最も問題になるのが先にあげましたコーヒーの輸出ライセンスの問題です。

 

コピルアックのビジネスは確かにコーヒーのビジネスです。生産者、ブローカー共にコーヒーに関してはそこそこ詳しいです。もちろんジャコウネコの餌となるコーヒーチェリーの農家もコーヒーの生産自体に関しては大変詳しいです。

 

ところが彼らは輸出のビジネスの経験が無いため、「注文が来れば輸出業者に頼んで出荷してもらえればいいんじゃないか?」という安易な考えでアリババやIndonetworkなどに出店してしまうのです。

 

そうすると、いざ他国から引き合いがあり、輸送費等の見積もりを貿易業者に依頼したところ、貿易業者から「コーヒーはライセンスが無いと輸出できないよ・・・・」と断られてしまうのです。

 

しかしこのケースは実はまだよいほうで、最悪なのは貿易業者がコーヒー輸出の手ごわさを知らず、ブローカーや生産者と話を進めてしまい、いざ送ろうとなった段になり「実はライセンスが無いとコーヒーというのは輸出が出来ず・・・・・」という状況になることであります。

 

何かこれ、インドネシアのコピルアックのビジネスにかかわらず日本でもこういったことってしばしば見かけるような気がして、すこし背筋が寒くなりました。気を付けたいものです・・・・。

 

話が長くなりそうなので続きは次回に持ち越します。

 

 

 

 

現在ロブスタの新ロットをテスト中です。今週初めに新ロットが到着し、ジャコウネコのフンを洗いました。写真は製造主任のギアントとイカサンの長女Mitaです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki