コピルアックブロク画像

コピルアク インドネシアお婆さん、長寿の秘訣

2013.7.18

コピルアクの精製作業があるときは、だいたい私の大家さんに焙煎して粉にしたコーヒーの状態でコピルアクをお土産に持って行きます。

 

インドネシアの特産品ではあるもののコピルアクはインドネシア国内でもやはり高価なため、普通の人では手に入れることは難しい珈琲になります。そのため大家さんの家族も大いに喜んでくれ、「次はいつジャコウネコのフンを洗うのだ?」としょっちゅう聞かれます。

 

ところで私の借家の大家さんの家族構成というのは、このようになっています。

 

大家さん(相棒のイカサンのお祖父さん)

大家さんの奥さん(相棒のイカサンのお祖母さん)

大家さんの奥さんの母君(相棒のイカサンの曾祖母)

 

その他、住み込みのお手伝いさんが一人おります。

 

イカサンはもう30過ぎですが、まだ曾祖母はご健在です。イカサンのお祖母さんの年齢は確か72~3歳くらいなのですが、曾祖母の年齢は、90歳は超えているものの正確な年齢は彼女自身わからなくなっており、なおかつ彼女自身もあまり気にしてはいないようです。

 

ちなみに日本では90歳のご老人といえばさほど珍しくはありませんが、インドネシアでは非常に珍しい存在です。

 

参考までにこちらのURLを拝見いたしますと、2011年の長寿世界No.1は日本人で男女平均が83歳。そしてインドネシアは121位で68歳となっています。つまりインドネシアで90歳を超えるということは大長寿といってもよく、かつ彼女はまだ杖も使わず炊事、洗濯等の家事もお手伝いさんと一緒にこなします。

 

さて、ある日仕事の関係で中部ジャワの州都Semarang(スマラン)に行った帰りに大家さんの一家にお土産のJenang Kudusを買ってPatiの街に到着したところ、相棒のイカサンが「トウモロコシをお土産に持ってゆきたい」といって1本だけAlun Alun(中央広場)の屋台で購入しました。

 

 

 

これがJenang Kudusです。餅のような甘いお菓子で隣町のKudusの名産でもあります。コピルアクとの相性も抜群です。写真はこちらのURLからお借りしました。

 

「さっきJenang Kudusを大家さんのお土産で買ったジャン!?」と彼に尋ねたところ、「このトウモロコシはひいお祖母さんのためのもの」とのこと。ひいお祖母さん、Jenang Kudusは食べない・・・・。

 

ところでイカサンの話によるとこのひいお祖母さん、いくつかの特徴がありそれが長寿の秘訣なのではないかといわれているそうです。

 

ひとつは、彼女は絶対にインスタントラーメンや化学調味料などが使用された食品は口にしないそうです。化学調味料がインドネシアに根付いて、想定ですが約半世紀近く経つでしょう。今ではインドネシア(私のいる中部ジャワ)のほとんどのレストランやWarung(屋台)の食べ物は化学調味料が使用されていると思われます。

 

しかし彼女は頑なに化学調味料の入っているものは口にすることは無いようで、Jenang Kudusも何かしらの人工的な味付けが入っているためイカサンは彼女用のお土産としてトウモロコシを選んだのでした。

 

そしてもう一つは「断食」です。

 

7月9日からイスラム教徒は教義に従い断食を行っております。約1か月の間、彼らは日中に飲食をすることは厳禁とされ、日没後から日の出までの間に飲食を済ませなければいけません。

 

例外的に老人や妊婦、肉体労働者はこの規則を免除されますが、彼女はこの年齢になっても断食月は普通のイスラム教徒と同じく日中飲食はしません。そればかりか断食月ではない期間でも自主的にある期間、ラマダンの時と同じように日中に飲食を絶つようにしています。

 

この断食、「体に良い」という説があるようで、しばしば自主断食をおこなう人がインドネシアにはおります。彼女もそのうちの一人でありまして、「化学調味料なし」と「自主断食」が彼女の長寿の秘訣なのではないかということでした。

 

彼女はジャワ語しか話さない為、残念ながら私と会話をすることは出来ないのですが、私が手をあげて挨拶をすると必ずニカッと笑って右手を挙げてくれます。

 

たまに借家にいるとお手伝いさんが食事を持ってきてくれます。ひいお祖母さんが作ってくれる名もないスープは最高の味です。

 

 

この写真の女性がお手伝いさんで、赤ちゃんと女の子は「ひいひい孫」にあたります。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki