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ホームパーティーの手土産とコピルアック

2013.7.17

コピルアックの精製所があるPatiに暮らしている中で、以前Patiの県知事のホームパーティーに呼ばれたとこちらのブログに書いたことがありました。今日はむかし起こったホームパーティーのお土産にまつわる出来事をコピルアックのブログに書きたいと思います。

 

私が学生のころ、横浜のある街で共同生活をしながら青春時代を過ごしました。よくトレンディードラマに出てくるオシャレな感じのする、あのレトロな建物のイメージです。残念ながら女人禁制だったため、そこで恋が芽生えるというドラマのようなことは起こらなかったのですが・・・・。

 

いわば今でいうところのシェアハウスの走りといったところだと思います。住人同士が干渉しあうことはあまり無かったのですが、それでも夜バイトが終わり食堂に行けば、たまには暇人同士でホームパーティーのような雰囲気でお茶会が始まり、しばし孤独を忘れることが出来たものです。もちろん私を含めシェアハウスの住人全員が酒を飲めない体質だったこともあり、もっぱら飲み物は紅茶かコーヒー。

 

お茶会が開かれるのはたいてい誰かの誕生日とか、誰かが失恋したとか、留年を何とか免れたとか、そういったきっかけが多かったと記憶しておりますが、たいがい持ち寄りで、近所のコンビニでお土産を何か買って帰るのです。

 

そうすると、よく持ち寄ったものがカブってしまい、お互いが「オマエ、この前もポテトチップスだったよな!?」とか「あそこのたこ焼きはオレがこの前買って来ただろう!!」という小競り合いが発生するわけです。

 

そこである日誰かが言いました「今度○男が英検4級に受かったら、ホームパーティーをシェアハウスで盛大にやろう。そしてその時は絶対にカブラないような珍しいものを持ってきてみんなで楽しもうじゃないか?」と。

 

その時は皆がその提案に賛成したものの、普段勉学中心の生活しかしていない私からすれば、「わずらわしいお題目がまた一つ増えてしまったわい」と忌々しい気持ちが芽生えるとともに、「○男が英検4級に受からなければホームパーティーもお流れになるかもな・・・」と黒い期待を胸に秘め床に就いたのであります。

 

さて、そんなこんなでしばらくホームパーティーの無い平和な生活が続いており、なおかつ気の利いたお土産を持ち寄る会を開くということもてっきり忘れかけていたある日、食堂に入ると○男が「オレ英検4級受かったぞ!!」と誇らしげにいうではありませんか。

 

心の中で強く舌打ちをするものの、引きつったスマイルで「おめでとう!!」を言いました。当然のごとく○男が「じゃ、オレの英検4級合格お祝いホームパーティーは来週の土曜日ね!」ということで、あっさり日にちも勝手に決められてしまったのであります。

 

何が憂鬱かといえば、何を持ち寄るかを考えるのが大変億劫で、まだインターネットも発達していない時代のこと、わざわざ横浜のデパートまで出掛けて珍しいものを探すというのが究極に面倒くさかったのです。

 

私の性分としてこういったもの探しは大変苦手で、デパートに行くのも面倒だったため、最寄りの駅の売店で当日購入した崎陽軒のシュウマイをホームパーティーの土産にすることにしました。

 

さて、ホームパーティーが始まりみんなで持ち寄りの品を披露しようという段になり、何ともやりきれない気分になりました。

 

確か○男と私を含め6人くらいいたと記憶しておりますが、私以外の人々が持ち寄ったものは「山形牛の厚切り」、「フォワグラの缶詰」、「カラスミ」、「誰もタバコを吸わないのに、葉巻×人数分」。

 

そして私は崎陽軒のシュウマイ、しかも一番小さいパック・・・・。

 

誰かが私に批判的なことを言ってくれればまだよかったものの、白けた雰囲気を立て直すことは出来ず、彼らとの距離は縮まることなくホームパーティーが終了したのであります。

 

20年くらい前の夏の思い出。

 

シェアハウスにクーラーはなく、扇風機のみで暑さをしのいでいた頃が懐かしい時代の出来事でした。あの頃コピルアックを知っていたら絶対にあのホームパーティーに持っていって「これが高級コーヒーで名高い噂のジャコウネココーヒーだぞ!!」と自慢できたのになあと、今になって自分に負け惜しみを言うのであります。

 

○男は英検4級合格が励みになったようで卒業後、世界各地を股にかけるビジネスマンになったと聞いておりますが、それ以降の消息は他の人々と同様今は分かりません。

 

昭和の雰囲気を色濃く残したシェアハウスは、今は跡形もなく取り壊され新しいマンションタイプの建物になっていると風のうわさで聞きました。

 

 

コピルアックの精製所があるPatiのPanjunan村ではホームパーティーをするには十分な広さの家に住んでおります。しかし日本人と一緒に家をシェアーしようとするインドネシア人は誰もなく・・・・。

 

写真は村の床屋で誤って坊主にされてしまった時の記念写真です。2㎝だけカットして下さいと言ったら2㎝残しで切られました。家に帰って計ってみたら、ぴったり2㎝残し。恐るべしPanjunanの床屋。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki