コピルアックブロク画像

コピルアク 高級コーヒーで茶酔い2

2013.6.07

コピルアクの精製所があるPatiは中部ジャワ州の中堅都市で、その名の通りジャワ島のど真ん中にあります。

 

宗教はほとんどがイスラム教徒。同じ中部ジャワでもイスラム教徒の教えに厳格な地域とそうでない地域があるようで、Patiは比較的宗教の縛りは緩やかな土地柄と聞いております。

 

ご存じの通りイスラム教徒は豚肉がご法度の為、いくらPatiが緩めの土地柄といっても街で豚肉を食べることが出来る場所はゼロです。彼らからすれば異教徒である私は、会話の中で豚という言葉を使わないよう日々心がけております。

 

また一般的にはあまり知られていませんが、イスラム教の教義の中で「常日頃から清潔を心がけるべし」というものがあります。食事の前には必ず手を洗う必要があり、また例えば「部屋が散らかっている」というのは厳密にいえば教義に反します。相棒のイカサンが、しきりにメイドを雇うよう私に働きかけるのはひょっとしたらこの教えのせいかもしれません・・・・。

 

このことからすると、実はコピルアクも以前この教義に反するのではないか??ということで物議をかもしたことがあったようです。ジャコウネコのフンから取り出したコーヒーを飲むとはいかがなものか!?というわけなのですが、現在ではコピルアックはHalal(ハラル=許された)として公式に認められ、イスラム教徒でも問題なく口にすることが出来ます。

 

ところで、この教義の中には日本人にとっては珍しいものがいくつかあります。例えば「両生類(カエルなど)を食べてはいけない」「犬を食べてはいけない」というものです。

 

日本で暮らしている限り、この両方について試したいと思ってもなかなか試すことは出来ません。犬やカエルを食べることのできるレストランを探すことは大変困難でしょう。

 

しかしながらインドネシアではその両方が可能です。例えばカエル。何度かこのブログでも登場しておりますが、Swike(スウィキー)という、ゆでたカエルのこの料理は、街中のWarungでもしばしば見かけることはあります。私の大好物のインドネシア料理の一つでもあり、以前本気で冷凍カエルを輸入できないかと考えたことが有るほどです。

 

ただ、なぜだかわかりませんがいまだかつて女性がWarungでSwikeを食べる姿を見たことは無く、相棒のイカサンも「今日Swikeを食べたことは女房には黙っといてくれ」と私に口止めするのであります。

 

さて、こういった厳しい食の規則があるイスラム教徒ですが、彼らがその戒律を破るとどうなるか?

 

彼らは物心がつく前からイスラム教徒の教義に関する教えを叩き込まれるわけなのですが、どうやら小さい頃に「教義に反するものを食べると頭に虫が入るぞ!!」と師匠たちから脅かされていると聞いたことが有ります。

 

例えばカエルの中には目に見えない虫が住んでおり、カエルを食べてしまうとその中の虫が頭に寄生するというわけです。もちろんこれは師匠たちが子供たちに戒律を守るようにさせるための脅しなのですが、そうやって言われて育ってきた子供が大人になった場合、やはり心の中に「カエルを食べると虫が頭に入る!!」という刷り込みは容易に消えないのでしょう。

 

ちなみにイカサン。Swikeは彼も好きなのですが、食べた後、「頭がツーンとする・・・・」と愚痴ることがしばしばあります。またビールを飲んだ後も「頭がくらくらする・・・」とよくこぼします。

 

それを「酔っているというんだぞ!!」という突っ込みはさておき、彼に関して一つ気がかりなことがありました。それはコピルアクを飲んだ後にも同じことを言いだすのです。

 

「Kokiとビールを飲んだときみたいに頭がクラクラする・・・・」と。

 

「イカサン、何言ってんだ!? Kopi LuwakはHalalだぞ。 頭の中に虫は入らないぞ!!」

 

彼の師匠たちはいったいイカサンにどんな刷り込みをしたのか??

 

次回へ続きます。

 

 

以前、イカサンに「日本人は珍しいから何か喋ってくれないか」といわれ、子供たちの前で覚えたてのジャワ語にインドネシア語を混ぜて何かを話したのですが、まったく理解されず、凍てつく子供たちに恐れをなし、それ以来ジャワ語はすっぱりあきらめました。

 

今この写真の日付を見たらちょうど2年前の今日でした。懐かしい・・・・

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki