コピルアックブロク画像

コピルアク ジャコウネココーヒーとインドネシアの危ない儲け話1

2013.5.19

昨日のブログでインドネシアのねずみ講にイカサンの親父さんが引っ掛かりそうになった話を書きましたが、そこからいろいろなことを連想しました。

 

例えばコピルアクのビジネス。

 

もともと私は生豆を購入しインドネシアから輸出をしようと思っていたのですが、インドネシアでは詐欺ビジネスが横行しているため、生豆を購入することは止め、ジャコウネコがフンをしたままの豆を購入し、Patiの街で精製をすることに決めました。

 

生豆を購入したとしても本物、偽物の区別をつけることはコピルアクのビジネスを始めた当初はとても困難で、偽物、混ぜ物をつかまされる可能性が十分あったからです。まして焙煎した豆となれば普通の豆とコピルアック豆が混ざっていたとしても判別は不可能でしょう。

 

もちろんこういった危ないビジネスはコピルアックだけでみられるものではなく、インドネシア国内中至る所で見ることが出来ます。私自身、この章で書いたようにPatiのPasar(パサール=市場)でBalsam(バルサム=メンソレータムのような塗り薬)を手売りすることから始め、いろいろなビジネスをインドネシアで行ってまいりました。

 

もちろんかなり多くの失敗を重ねてきましたが、そこから得た結論は「うまい話は無い」ということ。

 

ノーリスク、ハイリターンの話は間違えなくハイリスク、ノーリターンと思ったほうが良いでしょう。特に良くある話が「投資の話」です。

 

インドネシアはご存じの通り経済成長が著しく、若い人口がどんどん増えています。そのため例えば大豆など、インドネシアの食卓ではメジャーな食材の一部は輸入に頼っている状況が見受けられます。

 

つまり食糧需要が旺盛な為、インドネシア国内での供給がひっ迫しているという事情があり、一般的なコモディティーの市況価格は上昇傾向にあります。

 

このような状況下で起こることの一つは「土地開発」です。例えばPati近郊には雑木林や空き地がかなり多く見受けられますが、これを農地にしてしまうということですが、ここで必ず登場するのが「うまい儲け話」です。

 

今の日本ではまず聞かなくなった「○○を作れば、作るほど売れる!!」という話がこちらでは結構よく耳にします。

 

これはもちろん食料品だけではなく、家電製品や衣類などにも当てはまります。ちなみに日本で私がこの言葉を聞いた最後はおそらく「液晶モニター」と「携帯電話」くらいではないかと思います。今から15年くらい前の話ですが・・・・。

 

中部ジャワでよく聞く話は「トウモロコシは作れば作るほど売れる」、「砂糖キビは作れば作るほど売れる」・・・・。

 

そしてどれもその後に続くオチは「だから今のうちあの土地を買っておいたほうが良い」「来年には土地が値上がりするのは必至で40%の利益を得ることが出来る」というものです。

 

「40%の利益!?」

 

もしこれが本当でしたら世界中の投資家がこぞって中部ジャワに押し掛けるでしょう。しかしこういった話の全てがデタラメで、誰かを躍らせてお金を巻き上げようとする詐欺師が至る所にいるのであります。

 

先般コピルアックの精製所があるPanjunan村でボーっとしていたところ、相棒のイカサンがやってきて「夕方客人を連れてきたい」とのこと。イカサンの友人のそのまた友人ということで、イカサン自身彼のことは詳しく知らないとのことだったのですが、とりあえず会ってみることにいたしました。

 

イカサンから「客人を連れてきたい」という申し出があった場合はそのほとんどが「客人=うまい話を紹介する人」なのですが、今回Panjunanの借家兼事務所に来た男性は予想通り。

 

そして開口一番「ミスターKoki。私は絶対確実な儲け話をあなたのために持ってきました・・・・」。

 

それきた!!

 

自分の口角が上がるのが分かりました。そして横にいたイカサンをチラ見したところ、彼も口元をほころばせていましたが、理由は私とは違うようでした。

「イカサン、その前のめりの姿勢の意味は??」

 

 

 

広大なサトウキビ畑がPatiにはあります。今回は砂糖の話ではなく次回へ続きます

・・・・。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki