コピルアックブロク画像

コピルアク Keletでの作業風景3

2013.4.10

実は先日、Panjunan村で梱包し出荷したコピルアックArabicaの新ロットが日本に到着しました。

 

今回は在庫がつきかけていたためPanjunanの精製所だけでは対応することが出来ず、ジャコウネコを飼っているKeletの施設も借りてジャコウネコのフンの洗浄、乾燥、パーチメント剥離を経て生豆にし、日本へ向けて出荷したのであります。

 

ここで皆さんが思われることは、「ああ、荷物出したのね・・・・」ということだと思いますが、実はインドネシアからコーヒーの生豆を出すというのは至難の業なのです。

 

貿易に携わっておられる方はあまりいらっしゃらないかと思いますが、海外へ向けて商業用の何かを送るというのは日本でいう「宅急便を出す」というものとは全く次元が違い、とても複雑な手続きが必要になります。

 

それに加えてインドネシアはコーヒー生豆の輸出が制限されており、コーヒー生豆輸出用の特殊なライセンスを企業が取得している必要があります。もちろんLJA インドネシアはこの特殊ライセンスを保有しております。

 

「コピルアックは高級コーヒーで希少価値が高いため、少量をハンドキャリーで日本に運んでもOKじゃないの?」と思われるでしょう。確かに物理的には出来ないことはありません。10㎏程度のコピルアック生豆をスーツケースに入れ、インドネシアから持ってきてしまえばいいだけです。

 

しかしこのハンドキャリーで運ぶという行為はいくつかの法令違反をしております。まずはインドネシアの法律です。生豆を持ち出す際には特別な輸出ライセンスのほかに、一般の商業用輸出ライセンスが必要です。

 

さらに、生豆は検疫を受ける必要があります。通常検疫は「輸入の際に受ける」と思われがちですが、インドネシアでは輸出の際にも検疫が必要です。

 

また、日本に持ち込む際には「食品届け」を提出し、許可を得た後に検疫と農薬検査が必要になります。これは以前この章で記載しましたが、数年前インドネシア産の生豆から「ガルバリル」という禁止農薬が検出され、検査が義務になっているのです。

 

Keletではこんな感じで精製作業をしております。

 

また、私や相棒のイカサン、製造主任のGyantoの地元Panjunanではこんな感じです。

 

 

村人たち&私が丹精込めて精製したコピルアック生豆が無事日本に到着し、本当にうれしい限りです。貿易の途中で問題があり「輸出できない」、もしくは「輸出はしたものの輸入が出来ない」などのトラブルが発生したらKeletやPanjunanでの苦労が水の泡です。

 

コーヒー豆のような一般コモディティーであっても、ジャコウネコのフンからコピルアックに精製し皆様のお手元に到着するまでにはいくつものハードルを越えなければいけないわけです・・・・。

 

皆様、コピルアク アラビカの新ロットお待ちくださいませ。前回のロットに勝るとも劣らない素晴らしい香りと味で皆様のお手元にお届けいたします!!

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki