コピルアックブロク画像

コピルアク Keletでの作業風景2

2013.4.08

いつもこのブログをご愛読いただきましてありがとうございます。普段コピルアックのことやインドネシアのことをこのブログに記載しておりますが、弊社の生業というのは実はインドネシアにまつわる貿易会社でございます。

 

コピルアックにつきましても、インドネシアの素晴らしいコモディティーを輸入するという貿易事業の一環としてビジネスをしております。

 

コピルアク以外にも弊社で取り扱うアイテムはいくつかあるのですが、その全てが何等かインドネシアに関係しております。そのためインドネシアの貿易事情に関してはいろいろ情報が弊社に集まる状況なのです。

 

いくつかの国の貿易事情を垣間見たことがありますが、インドネシアの貿易システムというのは特殊な部類に入るのではないかと思います。つまり輸入にも輸出にもいろいろな制限がかかっていて、物を出すのも入れるのも一筋縄ではいかないのです。

 

例えばインドネシアで製造業を営む会社が、生産に必要な設備を他国から輸入しようとします。ところがインドネシアの法律でその生産設備が輸入禁止、もしくは異常に高い関税がかかっている例がしばしば見受けられます。

 

これにはいろいろな理由があるのですが、その一つに「国民の雇用の確保」というものがあります。例えばある生産設備を導入することにより、今までその生産にかかわっていた人員が不要になれば、それは経営者にとっては良いことであっても労働者にとっては極端な話をすると、雇用が奪われることになりますので良いことではありません。

 

こういったこともあり、インドネシア政府というのは極力「人手で出来ることは人手で行う」ことを奨励している節があります。しかしインドネシアで暮らしていると、これは実はインドネシアの政策によるものだけではないという気がしています。

 

その一つが宗教です。

 

ご存じの通りインドネシアはイスラム教徒が人口の大半を占めます。イスラム教の教えでは施しは善という考え方があり、利益を独り占めするのはよくないことと考えられています。

 

例えばコピルアックの精製をしているKeletの精製工程で、石臼でパーチメントを剥離する作業を装置にしてしまえば、2人の作業員を減らすことが出来ます。その分人件費削減になるわけなのですが、KeletのリーダーであるAgung氏(ミスター アグン)は村人たちに仕事を与え、利益を共有するためあえて装置を導入することはしません。

 

これはKeletで豆の選別を行っている作業風景です。

 

インドネシアで暮らし始めた当初、こういったインドネシア式の考え方にあまりなじめず、「なぜもっと効率的な方法を考えないのだ?」と不満に思うこともあったのですが、最近は「そういうものだ・・・」と割り切って考えることにしています。

 

次回もう少しKeletの様子をレポートいたします。

 

 

 

私自身、現場作業が好きなのでジャコウネコのフン洗いもいとわず行います。チーフマダムに怒られながら・・・・。

 

Panjunan村の精製施設にて。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki