コピルアックブロク画像

コピルアック(コピルアク) コーヒーとジャコウネコの話

2012.10.04

コピルアックのルアックはLuwakとインドネシア語で書きます。

 

これをインドネシア語で発音すると「ルアッ」となります。最後のKは「ク」と発音しません。これはインドネシア語の特徴で、基本的に最後の子音を発音することはありません。

 

例えば、「山」。英語では「Mountain」。インドネシア語では「Gunung」と書きます。グヌングではなく、「グヌン」と、最後のgは発音しません。

 

ところでこのルアック、私はコピルアックに出会う前に2回ほど見たことがあります。一度目はSoloという地方の山道で信号待ちをしていた時に何かが「サッ」と車を横切ったのを私とイカサンとギアントで同時に目撃したとき、イカサンとギアントが「あれルアックだね」と教えてくれました。もっとも暗くてよく見えなかったのですが、大きめの猫か?といった感じでした。

 

二度目はPatiから少し行ったところにJollongという山がるのですが、山の中ですぐ目の前を走っているのを目撃しました。イカサンとバイクで走行中、一休みをしている時、やはり何かが「トコトコ」と我々の前を横切りました。イカサンが「あ、ルアッ!!」と叫ぶと、それを無視してルアックは山の中に姿を消しました。

 

このルアックですが、完全に夜行性だそうです。Keletの養猫業者に聞いたところ、昼間はよく目が見えないのではないか?と言っていました。人間とは逆です。そのため夜にルアックを見つけることは人間にとっては難しく、また昼間、ルアックはどこかで寝ているので、基本的に人間とルアックが自然界の中で鉢合わせするのはあまりないと言っていいと思います。

 

以前、Keletの養猫業者の仲間たちと一緒にコーヒー農家まわりをしたことがあります。極力いい豆をルアックに食べさせるため、少量でも供給してくれる農家を少しでも多く見つけることが彼らの大事な仕事でもあります。特にMuria山のコーヒーの収穫が減る12月~4月頃は赤いコーヒーの実が不足しがちですので、コーヒー農家の協力が欠かすことが出来ません。

 

基本的にはコーヒーの収穫期から外れた時期は、猫に与える餌は、コーヒーの実を少なくし、魚や果物を多めに食べさせています。

 

さて、Keletの養猫業者はコーヒーの買い付け以外でもジャコウネコの買い付け交渉も同時にします。これは何かと言うと、ジャコウネコと言うのは通常インドネシアでは食用としてマーケットで取引されます。Muria山は自然が多くルアックも多く生息しているのですが、夜行性であることからめったに捕獲できない為、仮に誰かが捕獲した場合には近くのPasar(パサール=市場)に持って行って食肉として販売されます。

 

そのためKeletの養猫業者はコーヒーの赤い実の買い付けと同時に「もし仮にルアックを捕まえたら食べたり、マーケットで売らずに我々に売ってくれ」という依頼をします。

 

このKeletの養猫業者たちはルアックを大切に扱っています。もともとこのKeletの養猫業者の責任者であるAgung氏が動物好きであること。また、村の子供たちも子供のルアックとよく遊んでいるので、粗末には扱うことは決してありません。

 

しかしルアックは結構獰猛で、果物ばかりが好物とお思いきや、実は弱肉強食の原則通りほかの動物をとらえ食べるそうです。

 

Keletでは猫の餌を夜にコーヒーの赤い実、朝に魚、昼にバナナ、もしくは完熟パパイヤを与えています。

 

パパイヤについてはいまだ自分の中で釈然としないものがあるのですが、まあこれも致し方なしと、言い聞かせているのであります。

 

「ルアックは、パパイヤを食べ、豆消化せず」

 

人間の私は、まだこの事実を自分の中で消化しきれていないようです。

 

 

                       

近所に住むAgung氏の甥です。よく子供のルアックと養猫場で遊んでいます。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki