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コピルアック ムリアのアラビカとロブスタ

2013.3.10

先日相棒のイカサンに「花粉症」の話をしたところ、案の定反応は「?? & Hahaha(大笑い)」でした。どうやら私、昨年から花粉症になった(可能性大)ようで、インドネシアで秘薬が無いかと探しているのであります・・・・。

 

現在インドネシアは雨季のためほぼ毎日雨が降ります。1年の半分は雨季、残りの半分は乾季というわかりやすい気候のためインドネシア人で天気予報を気にするほとんどいません。

 

乾季になると雨季とは反対に雨がまったく降らなくなります。毎日晴天が続き、1ヶ月で1度雨が降れば良い方でしょう。

 

乾季にコーヒーの森に入っても花粉症の症状が出なかったので、やはり花粉症は日本独特のものであると強く感じます。いつかイカサンを日本につれて行くとしたら絶対に花粉症の季節にしようと心に決めているのであります。

 

ところで今日もムリア山についての話を続けたいと思います。

 

先般はPati側にあるムリア山の話をいたしました。Jollong(ジョロン)というロブスタの栽培で有名な地域があります。この地域は完全にロブスタのみの栽培で、アラビカは栽培されていません。

 

Jollongでのコーヒーの収穫時期は4月~8月くらいと聞きました。この間にコーヒーの収穫を行い、残りの半年以上は牛やヤギの飼育、林業、出稼ぎなどで生計を立てています。コーヒー農家というのは収穫時期が短いという問題もあり、またコーヒー豆自体の価格も安いことからコーヒー専業ではとても生活を維持できないというのが現実です。

 

しかしJollongはまだ良いほうです。なぜかというと栽培種がロブスタのため買い手が存在するからです。

 

一般的にロブスタといえば「缶コーヒーに使用されるグレード」で、苦味が強く旨みが少ないとイメージをもたれる方がほとんどだと思います。敢えてロブスタのコーヒーを喫茶店で飲もうという方はあまりいらっしゃらないでしょう。つまり一般の家庭で淹れて飲むコーヒーや、喫茶店でのコーヒーでロブスタの需要は少ないわけです。もちろん日本だけではなく、世界中のほとんどの国ではこのような傾向が当てはまると思います。

 

ところがインドネシアでは逆のことが起こっています。インドネシアのコーヒー生産量のうちほとんどがロブスタです。もちろん輸出もされておりますが国内需要で利用されるコーヒーはほぼ100%がロブスタと聞いています。なぜかというと、ずばり「インドネシア人のコーヒーの嗜好が他の国とは違う」ということに他なりません。

 

以前この章でご紹介をしましたとおり、インドネシアのコーヒーの飲み方というのは独特です。粉をカップにそのまま入れてお湯を注ぎ、粉が完全に沈みきった後に液体を飲むというのみ方です。しかも150CC 程度のコーヒーであれば、砂糖は大サジ山盛り1杯くらいは平気で入れます。

 

ロブスタのような「苦いコーヒーに大量の砂糖を入れて飲む」という飲み方が古くから定着しているため、アラビカのような苦味が少なく酸味があるコーヒーというのはインドネシア人のコーヒー市場では受け入れられていないのであります。

 

さて、ムリア山の話に戻ります。Jollongをはじめ、ムリア山で栽培されている多くはロブスタです。ところがアラビカも存在します。

 

ここで皆さんはこう思われるでしょう「インドネシアでは売れないアラビカがなぜ栽培されているのか?」と。

 

次回、インドネシアのコーヒー栽培の歴史にも触れつつなぞを解明してゆきたいと思います。

雨季のKeletはPatiよりも雨が多く心配していたのですが、運よく晴れが続いておりますのでコピルアックの乾燥工程も問題なく進捗しています。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki