コピルアックブロク画像

コピルアク Patiの特産品3

2013.3.07

インドネシアで車を使った経験のある方でしたら必ず遭遇する光景があるかと思います。「渋滞」と「物品販売」です。

 

もちろんこの二つはワンセットといってもいいでしょう。簡単に言ってしまうと「渋滞の最中に物売りが来る」ということなのですが、日本ではお目にかかることの無い風景です。

 

さて、この物売りですが、面白いことにいろいろなものを持ってきます。新聞やジュース、お菓子、軽食、サングラスなどは理解できるのですが、「いったい誰がこんなもの買うんだ??」というものもあります。

 

例えば大きな熊のぬいぐるみや、ブーメランのようなおもちゃなどです。どれも車の中では到底使えそうに無いものばかりなのですが・・・・・。

 

ところがこれを買う人というのはいるのです。それは私の相棒のイカサン。渋滞中に巨大風船を売っているオヤジさんを呼び止め、2つ購入。「息子と娘のお土産にする」とのこと。

 

どんなところにビジネスチャンスが潜んでいるのかまったく予測がつきません。渋滞中に紳士服やブランドバッグが売れるかも・・・・!?

 

ところで、Patiのような田舎でも州都であるスマランへ向かう幹線道路は渋滞が発生します。この渋滞の原因につきましては話すと長くなりますので、今回はスキップしたいと思いますが、やはりここでの渋滞でも物売りはやってきます。

 

そのアイテムの中で最も多いのが「ゆでたピーナッツ」です。こちらでは日本のように乾燥させたものではなく、ゆでて湿り気のある枝つきのピーナッツが売られています。渋滞中に購入すると200g程度でRp3.000(日本円で約30円)。

 

Pati近郊ならではの値段ではないかと思います。

 

さて前回の話の続き、コピルアックとピーナツの関係です。

 

Patiはキャッサバをはじめ、コーヒー、サトウキビ、米などさまざまなコモディティーの産地であるのですが、中でもピーナッツは主要な生産品のひとつです。といいますのも、ピーナッツを使用した全国区で有名な2つの菓子メーカーの拠点があるからです。

 

ひとつは「Garuda Food」。もうひとつは「Dua Kelinci」です。Pati市民は両方ともPatiが発祥の地であると誇らしげに語ります。

 

本当にPatiから生まれたのかどうかはわかりませんが、2社ともPati郊外に24時間稼動の巨大な工場を持ち、多くの従業員が出入りをしております。特にDua KelinciはPatiの幹線道路沿いにあり、従業員の出勤および退勤時間には渋滞が発生します。

 

例えばGaruda Foodはおそらくインドネシア人では知らない人はいないでしょう。テレビコマーシャルもガンガン流れています。またDua Kelinciはテレビコマーシャルで見たことは無いのですが、コンビニにおいてあるお菓子類はDua Kelinciがかなり多くを占めます。

 

さて、こういったインドネシアでも有名なこのピーナッツを利用したお菓子工場、当然ピーナッツを畑からとりそれを加工するわけなのですが、彼らが実際に購入しているのは「土の中に埋まったピーナッツを洗ったもの」であり、その後の工程をこの巨大工場の中で行っています。

 

「土で汚れたピーナッツを洗う」という作業は、それを行う専門の会社があり、そこに外注しているわけです。そしてこのピーナッツを洗う会社というのはPati近郊にはかなり存在するようですが、ほとんどが会社組織というものではなく、個人的なつてでGaruda FoodやDua Kelinciの仕事を請けています。

 

例えばピーナツ畑の道端でピーナッツを洗っている人々がいれば、それはこの2つの工場へ納入するための仕事であるかもしれません。

 

このピーナッツを洗う作業、実際私はやったことが無いのですが、かなりの手間がかかる作業と聞いています。工場で使用するための前工程のため、洗い残しはご法度です。しかも機械は使いません

 

つまりこの洗浄作業をこなすためには熟練作業員が必要になるのです。そしてPatiにはこの熟練作業員がGaruda FoodやDua Kelinciのお膝元という土地柄、他の街と比較し多く存在するわけです。

 

そこで登場するのがこの女性、弊社のTukan Cuci(洗浄職人)です。

 

イカサンとコピルアックの製造主任であるGiantoがスカウトしたこの女性、実はDua Kelinciの外注先であるピーナツ洗浄の会社で働いていたのですが、この章で紹介をさせていただきましたとおり、一発でジャコウネコのフンを洗う工程が土で汚れたピーナッツを洗浄する工程とほぼ同じであることを見抜き、見事私からMasterの地位と威厳を奪い去ったのでありました!!

 

この写真は洗浄の最終工程に近い写真です。水面に顔が映るくらいきれいに洗浄します。後一回洗浄すれば乾燥工程に入ります。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki