コピルアックブロク画像

コピルアック(コピルアク) インドネシアのカレー3

2013.2.10

以前この章で私が中学生の時、スケ番から怖い目にあわされた話をしました。廊下にへばりつく長いスカート。赤い髪。ガニ股・・・・。おとなしい私がなぜこんな目に!!

 

・・・・という内容でしたが、「最近はそういった女学生を見ることは全くなくなったな~」と最近しみじみ思います。

 

ところでインドネシアの中高生はどんな感じかというと、雰囲気は日本のそれとあまり変わりないのですが、大きな違いはタバコやバイクが禁止されていないことでしょう。もしくは、ひょっとしたら禁止されているのかもしれませんが、例えば高校生くらいの学生は学校近辺であっても平気でタバコを吸っています。

 

ルールが無いのか度胸があるのかよくわかりませんが、全体的に緩やかな雰囲気を感じ取ることが出来ます。

 

さて、こういった雰囲気の校内(SMU)で始めようとしたカレーのWarung(屋台)ですが、まずはイカサンの家族にカレーを試食してもらうべく、日本からセブンイレブンプレミアムのカレーを取り寄せたのであります。もちろんこのルーに肉類は使用されていません。イスラム教の教義に対応したものといえます。

 

実は取り寄せている最中によく調べてみると日本の大手カレーメーカーが、ジャカルタにあるインドネシア系食品メーカーにカレーを輸入していたのですが、値段が異常に高くとても購入する気にはなりませんでした。もちろんこのメーカーはハウス食品ではありません。

 

そして日本からの荷物を待つこと約2週間、ついにPatiにカレーのルーが到着したのであります。

 

このカレーのルーさえあれば、一発でインドネシア人を驚かすことが出来る!!

 

そして一気にサクセスストーリーの階段を駆け上がるのです。Jamuで成功した普通の主婦のように。

 

スマラン、バンドゥンそしてジャカルタへの道筋がPatiのサトウキビ畑を突き抜ける映像が見えました。

 

カレー作りに関しては全く問題ありませんでした。私の名前はKoki。インドネシア語では「コック」を意味します。今までこの名前をインドネシア人の前で発音するのは大変気恥ずかしいイベントでした。なぜならNama saya Koki(私の名前はKokiです)とはつまり、「私の名前はコックです」となるからです。

 

私の自己紹介を聞くインドネシア人たちは全て「へ!?」という顔をしますし、露骨に“Apa?? Satu lagi!?”(「なんですって?? もう一度お願いします」)と聞き返されることもあります。

 

ところがこのカレーのルーという秘密兵器を手に入れたからには何も恥ずかしがることはないでしょう。セブンプレミアムのカレーのルーを手に持ち胸を張って堂々と言えます。「私はコックです!!」と。

 

そんな自己陶酔を一時だけ横に置いておき、早速カレーを作ることにしました。実は私自身料理をするのが好きで、日本にいる時でもインドネシアにいる時でもあまり外食はしません。そのため材料さえあればカレーを作ることは朝飯前なのであります。

 

具材もそろいます。人参、ニンニク、牛肉。玉ねぎはPatiではあまりおいていないので、Bawang Merah(バワン・メラ=赤いニンニク)を使用します。この写真の通り赤い色をしたニンニクの形をしておりますが、味は完全に玉ねぎと同じです。

写真はこちら”Antara news.com”から拝借しました。

 

じゃがいもはPatiには無かったのと、熱帯のインドネシアではただでさえ足の速いじゃがいもはちょっと使いたくなかったので、やめておきました。

 

Bawang Merahをよく炒め、牛肉、ニンジン、ニンニクを入れさらに炒めて水を投入。アクをすくいつつ、よく煮込みます。写真が無いのが残念ですが、かなりいいダシが出てきました。

 

火をいったん止め、そして待ちに待った主役のセブンプレミアムカレーのルーを少しずつ鍋に投入!!

 

味を見つつルーの量を決めてゆきます。

 

・・・・そして、素晴らしいカレーが出来上がりました!! 全く非の打ちどころのないカレーです。そしてそのカレーを一晩冷蔵庫に寝かします。美味しいカレーを一晩放置することによりさらに美味しさが増します。

 

Kokiという名に恥じない至高の、芸術的なカレーです。そしてすぐにイカサンに連絡を入れました。

 

「イカサン、例の物が出来た。明日試食会だ」と。

 

受話器の向こうでイカサンがワイフと何かを話していました。ジャワ語なので何を言っているのかはわかりませんでしたが、想像はつきました。「これから家族で行きたいがどう?」と。予想通りでした。

 

「イカサン、カレーというのは一晩おいたほうがうまくなるんだ」と説明するのが面倒だったので、「今日食べたらNasi Gandulに似た味がするぞ!」と言ったところ、ワイフを容易に説得できたようです。

 

その日1日は、カレーの商品名を考えることで頭が一杯でした。

 

“Koki’s Pati Curry”、“Curry Bpk Koki(コーキおじさんのカレー)”、“Curry Special Koki”・・・・。百通り以上のネーミングが頭の中を渦巻いていました。

 

ところで「商標登録ってインドネシアにあるんだろうか?」

 

最大の心配事はこのカレーを真似する者がPatiで出てくることです。そして一度まねされたらもう終わり。バンドゥン、ジャカルタでもカレーのWarungが雨後の竹の子のごとく乱立することでした。

 

何とかカレーの秘密を真似されないようにする方法を考えなければ・・・・。

 

心地よいストレスでぐっすりと眠ることが出来ました。翌日の昼にはイカサンの家族がLuboyo村の私の借家にやってきてカレーの試食をします。彼らが美味しさに感動の涙を流すことは間違いありませんでした。

 

LJA JAPANのコピルアックでありますKoki’s Kopi Luwakはまだこの時点では影も形もありません。

日本では焼き鯖寿司(福井)や明太子(福岡)などのご当地グルメがあるのと同じようにインドネシアでもご当地グルメが存在します。Patiの“Nasi Gandul”は比較的インドネシアでは名の知れた郷土料理です。隣町のSoto Kudus(クドゥス市のお茶漬け)や同じく隣町JuwanaのBandeng Presto(ミルクフィッシュの蒸し焼き)も有名です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki