コピルアックブロク画像

コピルアック 百貨店やデパートで・・・・

2013.1.25

コピルアックの精製所があるPatiの主要産業は農業と漁業です。Patiの街のもっとも東側の幹線道路には“Selamat datang ke Pati(Patiへようこそ)”という横断幕と共に、人々が魚と農作物を掲げる大きな銅像があります。

 

ジャワ島自体がインドネシアの穀物地帯としての位置づけにあるのですが、その中でもPatiはコメ、サトウキビ、野菜、そしてコーヒーと、農作物には事欠きません。こういった作物はジャワ島だけで消費されるのではなく、スマトラ島、スラウェシ島といったほかの島しょ部へも輸送されています。

 

ところでインドネシアに滞在して一つ気になったことがあります。それが「胡椒」です。

 

胡椒の世界生産量が分かる資料をネット上で探すことが出来なかったのですが、この産経Facebookによるとインドネシアは世界第2位の胡椒の生産量を誇るようです。

 

15世紀から始まる大航海時代で、欧州諸国が求めたものの中に胡椒をはじめとした香辛料があったのは有名な話ですが、インドネシアは当時から胡椒の生産地でありました。今でこそ胡椒は味付け用として利用されていますが、当時味付け用ではなく“防腐”“保存”をするための素材として扱われていたようです。

 

つまり昔から今に至るまで胡椒はインドネシアの主要作物であるのは間違いないでしょう。ところがです、いろいろなインドネシア料理を食べた中で胡椒が効いた料理というのをいまだ食べたことはまだありません。

 

中華料理や欧米の料理では調味料としてふんだんに使われるこの胡椒ですが、本場の生産地であるインドネシアではどうやらメジャーな調味料ではないようです。

 

ある日Kangkung Goreng(カンクン炒め)を夕食用に作る際、「そういえば胡椒が無いな・・・」と思い相棒のイカサンに胡椒がどこで売っているか?と尋ねたことがあります。

 

ところがイカサンは私の説明で、胡椒が調味料というのは理解したもののそれがどういったものかすぐには分からず、「たぶんこれはPatiでは売っていないのではないか?」とのこと。あの凄腕の(おっかない)コピルアックの洗浄マダムを探し出すことのできたイカサンが「Patiで胡椒を探すことが出来ない!?」

 

胡椒が無くてもどうということはなかったのですが、意地になってしまい「頼むから何とか胡椒を調達してくれないか」とイカサンに頼み込んだ次第であります。

 

しかしながら、彼と一緒にいろいろな店を訪れ店員に「胡椒はおいてませんか?」と尋ねても怪訝な顔をされるばかり。「聞いたことない」「見たことない」のオンパレード。そろそろ意地をはるのはやめてあきらめようかと思っていたところ、イカサンの妻が意外なことを言いました。

 

「それ、ひょっとして薬局に売ってるんじゃない?」と。

 

「薬局に胡椒??」と皆様思われるかもしれません。確かに日本人からすれば胡椒はスーパーの調味料売場で手に入れるものです。しかし国が違えば常識が違うというのはよくあること、まさか・・・とは思いつつ翌日薬局を訪れることにしたのであります。

 

Patiにはいくつか薬局があるのですが、2番目に訪れた華僑系インドネシア人が経営する店で聞いたところ「それはこれだ!!」と言って店の奥から引っ張り出してきたほこりまみれの商品を手に取ってみると、挽いていない乾燥した粒状の何かがボトルに入っています。どうやら胡椒の実を乾燥させた、粉状ではない粒のようですが、なぜそれが胡椒であるとわかったかというとラベルに小さく“Pepper”と書いてあったからであります。

 

ちなみにこの粒状の胡椒Made in Chinaで、やはり調味料としてではなく薬として薬局においてありました。恐るべしイカサンのワイフ。彼女が言ったことはドンピシャリだったのであります。

 

薬局の亭主、「これは風邪に効くすごい薬だ!!」「中国古来の秘薬!!」「痩せるのにももってこい!!」と何とか私に買わせようと必死です。それもそのはず、値段を聞くと30gでRp100.000(約1,000円)。Kangkung Gorengで使う胡椒にしてはあまりにも高価であるのと、粉にするのが面倒だったため、「これを飲めば腹痛も治るぞ!!」との亭主のでたらめなセールストークを振り切り、店を後にしたのであります。

 

ところでこのブログを書いている最中ふと、「そういえばコピルアックは百貨店やデパートで販売していないな・・・・」と思いました。コピルアックはコーヒーの中では最高級といわれるブルーマウンテンよりもさらに高価なコーヒーです。

 

ところが100万円の婦人服が置いてあるメジャーなデパートや百貨店でもコピルアックを目にすることはありません。胡椒の一大生産地であるインドネシアでなかなか胡椒が見つからないように!!

 

ひょっとして、コピルアックはマツキヨにあるのか!?

 

・・・・。申し訳ありません、寒さで頭がボーっとしていたようです。

 

Patiの薬局はこのような感じです。日本のような自動扉はありません。Patiの商店は華僑系の経営者が結構多いです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki