コピルアックブロク画像

コピルアック(コピルアク) インドネシアでお買い物 2

2013.1.12

ある時私と相棒のイカサンと、製造主任のギアントで養猫場のあるKeletを訪れた時のこと、挨拶もそこそこに彼らはまくしたてるように我々に興奮をぶつけてきました。

 

「昨日のニュース見たかい!?」、「オレは頭にきて眠れなかったよ!!」と。イカサンとギアントも車で同じ興奮を分かち合っていたので、あらかた想像はついたのですがやはりKeletでも同じような事態になっていました。

 

と申しますのはその前日、マレーシア政府が「Batikはマレーシアの伝統工芸である」との見解を示したのです。このマレーシア政府要人の発言はインドネシア人の感情をもろに逆なでしました。

 

Batikとは以前この章と、こちらの章でお話ししたような、布をロウでマスキングしながら染色してゆく技法のことで、かなりの腕前と経験、想像力が要求される技術です。日本人でこのBatikを知っているほとんどの方は、Batikはインドネシアの伝統工芸だと認識しているかと思います。

 

インドネシア人もこのBatikはインドネシアが世界に誇る伝統工芸だとプライドを持っております。ところがマレーシア政府のこの発言。インドネシア人にとっては許すことは出来ません。

 

イカサンもギアントも車の中で1時間近くずーっとその話題ばかりを話していました。Keletの皆も同じような感じです。誰かが言いました。

 

「そのうちマレーシアはコピルアックもマレーシアが発祥だと言い出すんじゃないか?」と。「その可能性はあるぞ!!」「とんでもないことだ!!」と延々2時間ほど気炎を上げ続けていたのであります。

 

こういった国同士のいざこざというのはどこに行ってもあるものなのでしょうか。私も遠く離れた日本を思い既視感にとらわれたのであります。

 

ところでこのコピルアック、マレーシアのLCCで販売をされているのを見たことがあります。パッケージはなぜかBahasa Cina(バハサ・チナ=中国語)・・・・。一瞬買おうかと思ったものの、すぐにその気は失せ商品を棚に戻しました。

 

ちなみにコピルアック、インドネシアではどこで売っているかというと、昨日の話で出てきましたPasarでは売っておりません。

 

コピルアックの流通価格は日本より低いとはいえ、庶民がおいそれと手を出すことが出来るものではないのでPasarに置いたとしても誰も買わないでしょう。当たり前といえば当たり前なのですが・・・・。

 

私が見る限り、コピルアックが置いてあるのは空港の土産物店と、この章でご紹介した中部ジャワの州都スマランにあるコピルアック専門喫茶のParagon(パラゴン)。あとはモロに偽物とわかるKopi Luwakブランドでしたらコンビニに行けばどこでも入手可能です。一般市場価格の50分の1という破格の値段です!!

 

さて、だいぶ話題がそれましたが昨日のブログの続き、Toko Kecil(トコ・クチル=小さい店)に戻りたいと思います。

 

現在、私の自宅兼事務所はPatiのPanjunan村にあるのですが、その前にLuboyo村という場所で私は暮らしておりました。Luboyo村の借家のはす向かいにToko Kecilがあり、毎日のようにそこで野菜やインスタントラーメンを購入していたのです。

 

このToko Kecilのマダムというのは結構気性が荒く、私の下手なインドネシア語が理解できないと「アンタ何言ってんだい!? 辞書持ってきなよ辞書!!」と情け容赦なく私を攻め立てるのであります。辞書のページをめくり、「これが欲しいのですが・・・」というと、「なんだ、卵かい」とあっさり持ってきてくれるのです。

 

このマダムはたまに夕食もご馳走してくれました。味は絶品!! この章で紹介したBu Tinyも然り、このToko Kecilのマダムも同じく料理の達人だったのであります。

 

おそらく日系のコンビニがインドネシアに進出し、日本のコンビニのシステムやサービス、清潔さを同じようにこちらで再現できるとすれば、インドネシアのコンビニなどひとたまりもなく淘汰されるでしょう。

 

昨日記載したブログの新聞のコメントでは「インドネシアのコンビニの前には平気でごみが落ちている」とコメントがありました。つまり日系企業にとってはまだ開拓の余地があるチャンスというわけです。

 

これがいつ頃ジャカルタから中部ジャワに来て、そしてPatiの街に来るのかな?と想像しました。日本流のサービスがインドネシアに浸透し、あのLuboyo村の借家のはす向かいにあるToko Kecilもいずれはなくなるのかなと思うと、日本の快進撃を応援しつつも何ともいえない寂しさがこみあげてきました。

 

  

Luboyo村のご近所さんと引っ越す前に撮影した最後の写真です。四角い缶を持った女性がBu Tiny.赤い帽子のマダムがはす向かいのToko Kecilのマダムです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki