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コピルアック(コピルアク) Muria山の生豆

2013.1.01

インドネシアから日本へ帰国する際、最近はAir Asiaを利用しています。中部ジャワ州の州都スマラン空港からマレーシアのクアラルンプールのLCCT(ローコスト・キャリア・ターミナル)で乗り継ぎをし、羽田に到着する便です。

 

羽田に到着するのは夜23:00くらい。荷物が出てくるのに時間がかかると終電に間に合わないのでは??とやきもきします。

 

そして荷物受け取り後に待っているのは荷物検査です。税関の職員がパスポートと荷物を見比べながら、チェックをする場合もあり、しない場合もあり・・・・。あのチェックする、しなしの基準は何かな?といつも思います。

 

私はインドネシアと日本、シンガポール、マレーシア、タイを行き来しているのでパスポートはかなり汚れています。しかも短期間で頻繁に行き来するためスタンプだらけ、怪しげです。ところが日本の税関で「荷物を開けてください」といわれたことはまだありません。

 

反対に荷物検査の順番待ちをしている間様子を見ていると、家族連れや比較的高齢の観光客といった感じの人々がよく荷物チェックを受けているような気がしています。何か判断基準のマニュアルがあるのでしょうか?とても興味があります。

 

ところで私の仕事柄、日本に入国する際に気をつけなければいけないことがひとつあります。それは「コーヒーの生豆」に関してです。

 

日本に植物、穀物類を持ちこむ際にはいろいろ制限が設けられている場合があります。詳細は税関のHPに記載がありますが、コーヒーの生豆については検疫に申告をする必要があるのです。

 

税関で荷物チェックを受けるカウンターの近くに検疫のカウンターがあるのですが、そこで荷物から生豆を取り出してパスポートを提示し重量を測り、申告書類を書いて検疫OKの札を生豆の梱包に検査担当者に貼り付けてもらい、それから税関に行くわけです。

 

いろいろなことにかなり大雑把な性格の私ではありますが、こういったルール遵守に関しては結構しっかりと従うタイプで、ひょっとしたら検疫カウンターの常連かもしれません。

 

とはいうものの、このインドネシアからハンドキャリーで持ち込んだコーヒー生豆というのは日本では販売できません。あくまでも個人利用として生豆の国内持込は認められてはいるのですが、商業用としては不可、もしくはその場では持ち込み許可が下りません。というのも商業用として持ち込むためには「食品届け」、「税関への申告」、「検疫」、「農薬検査」という手順を踏まなければならず、特にインドネシア産の生豆というのは農薬検査が義務になりますので、通常費用とは別に数万円の費用を払い検査を受ける必要があります。

 

これを故意であれ知らずであれ、やってしまうといわゆる「密輸」になるのです。また、インドネシアでも商業用の生豆輸出は輸出時検疫が必要なため、日イ両国の法律に違反していることになります。

 

さて、私がインドネシアから生豆を日本に持ち込む理由ですが、Muria山で収穫されたアラビカを自分で焙煎し飲むためがほとんどであります。

 

弊社のコピルアックは中部ジャワ州のJepara県にあるMuria山で収穫されたアラビカ種とロブスタ種のコーヒーをジャコウネコに与えて、それをPatiでわれわれが生豆に精製しているのですが、コピルアックにする前の普通のMuria山の生豆それ自体が結構おいしくかなり特徴があるのです。

 

インドネシアのコーヒーはマンデリンやトラジャ、ガヨなどが有名ですが、私の感覚からすればこのMuriaのアラビカはそういったコーヒーに引けをとらないほどの味ではないかと常々思うのであります。

 

言葉で説明するのは非常に難しいのですが、一口飲んでみると「これは違う・・・・」とわかります。

 

実は昨年のMuria山でのコーヒー収穫というのは雨季に雨が多く降ったため、通常よりも多少収穫量が少なく、味も微妙に落ちるといわれています。それでも先日焙煎したコピルアックではない普通のMuriaのアラビカを今日飲んでみたのですが、なかなかのものでした。

 

しかも面白いことに、やはりこの豆とコピルアックにした豆というのはこれまたぜんぜん味が違うのであります・・・・。

 

インドネシアは今、雨季の真っ盛りです。Muria山の降雨量が少し落ち着きますことを祈りつつ新年を迎えました。

 

末筆ではございますが、本年も皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

 

Patiにあるコピルアック精製所の敷地です。

 

Samapi Jumpa Lagi,

Koki