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コピルアック(コピルアク) インドネシアのPasarと焙煎職人

2012.12.28

先般昔の知り合いから連絡がありました。私のこのブログを偶然Googleの検索で見つけたとのこと。開口一番「何でインドネシアなんだ?」と。

 

話せばいろいろ長いのですが、実はインドネシアで起業をする前にインドネシアに行ったことはありませんでした。彼にその話をすると「行ったことも無い国でいきなり起業したのか??冗談だろ??」と驚きました。

 

ですが、インドネシアで起業をする前にインドネシアに行ったことがないというのは本当で、何か前職でインドネシアの企業と関係があったのかというと、全くそのようなことはなく、インドネシアとは縁もゆかりもなかったのです。

 

そのためバリ島がインドネシアだというのを知ったのもそれほど昔ではありません。インドネシアが好きという人はたくさんいます。特にバリ島に旅行に行ってからインドネシアの魅力に取りつかれたという人が多いように思います。私の場合インドネシアが好きになってからインドネシアで起業したというところです。まだ行ったことも無いインドネシアで・・・・。

 

彼はうなりました「う~むわからん!!」。コピルアックを仕入れにインドネシアで起業したのか? ホントは何か怪しげなことをしているのではないか?いったいなんなんだ?彼の質問は私が「トイレに行きたいのだが」と口に出すのを阻み続けました。

 

何しにインドネシアに行ったんだ?との問いに私は答えました。

 

「Balsamを作りに行ったんだ」と。

 

“Balsam?”初めて聞く名前でしょう。おそらくそれを聞いてわかる日本人はほとんどいないはずです。しかしインドネシア人にPakai Balsam Apa(バルサムなに使っているの)?と聞くとだいたいお気に入りのBalsamがあります。Balsam=バルサムと発音します。

 

「バルサムって?」彼が電話口でいらだつのがよくわかりました。私は彼に答えました「タイガーバームとか、メンソレータムとか、塗るとスーってするあの塗り薬だ」と。

 

彼は電話口でしばらく無言になり、そしてそれ以上質問することなしに電話を切りました。私がふざけていると思ったのでしょう。ところがBalsamを作りに行ったというのは本当のことで、ある時期までは実際にPatiでBalsamをインドネシア人と一緒に製造し、販売をしていたのです。

 

先日のブログのこの写真は私がPatiのRuntingというPasarでバルサムを売っていたころの写真です。大きな手提げ袋にBalsamを入れ、Pasarの中にある店やPasarにいるお客さんにBalsamを歩きながら販売していたのです。1つのBalsamの価格が約Rp5.000。日本円で約50円です。

 

インドネシアに旅行で長期滞在する方や、仕事で赴任する方は多いかと思いますが、Pasarで物を販売する日本人というのはめったにいないのではないでしょうか。このPasarでBalsamを販売した経験が、私がインドネシアでビジネスを始めた第一歩になります。

 

Pasarでの経験談というのもいろいろ面白いことがありましたので、折を見ておいおい話をしてまいりたいと思います。

 

さて、昨日のブログの続きに戻ります。Patiにいるコーヒー豆の焙煎職人のマダムの話です。

 

当初コピルアックのビジネスを始める際に、いろいろなコピルアック豆を評価したいと考えていました。このビジネスを始めるにあたり、最も大切なのは「味が美味しいこと」と「本物であること」でした。

 

そこでコピルアックの生豆をいろいろな業者から取り寄せて、飲み比べをしてみようと思ったのです。しかしインドネシアでは通販でコピルアックを購入することが出来ますが、それは既に焙煎済みの物であり、焙煎前の生豆ではありません。

 

私が考えていたのは、このビジネスをするのであれば焙煎済みの古い豆もしくは粉を日本の皆様に提供するのではなく、ぜひ生豆を輸入して日本で焙煎したフレッシュなコピルアックを味わっていただきたいということでした。

 

また、焙煎前の生豆でも本物か偽物かはわからないのに、焙煎済みの豆や粉であれば尚更区別はつきません。そのため「生豆」をサンプル購入して評価するということにこだわっていたのであります。

 

Googleでコピルアック、生豆とインドネシア語で検索するといくつかの業者がヒットします。そういった業者に連絡をし、「生豆を1㎏送ってほしい」と依頼をするわけです。ところが問題が一つありました。Patiでは焙煎をしてくれるところが無いのです。

 

例えば日本では自家焙煎珈琲店があります。持ち込んだ豆を焙煎してくれるかどうかは別にして、焙煎機自体はお店にあります。ところがPatiではそういった類の店が無いのです。相棒のイカサンと「焙煎をどうやってやろうか?」と相談するもなかなかいい知恵は浮かびません。

 

ところが、ふとあることを思い出しました。私がPasarでBalsamを販売していた頃のこと、確か焙煎したコーヒー豆を売っていた店があったような・・・・。

 

Balsamを売っている時にはコーヒーのビジネスをすることなど思いも浮かばなかったので、記憶が確かではなかったのですが、その線でイカサンがいろいろ人をあたってくれることになったのです。

 

イカサンは見た目に派手さはありませんがPatiでは結構顔が広く、先般ご紹介したコピルアック精製工程のチーフマダムも彼が人づてでスカウトしたのであります。その他にも仕事上で彼の人脈が役に立ったことを上げれば数に限りがありません。そして今回も彼の知り合いの、知り合いの・・・・・で焙煎を職業にしている人にたどり着くことが出来ました。

 

次回、引き続きPatiの焙煎職人に関するブログです。

 

 

ちょうど今頃がドリアンの季節です。これはジャコウネコを飼育しているKeletで購入したドリアンとコピルアック・ロブスタを一緒に飲んでいる写真です。

 

何というぜいたく!! 最高です・・・・。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki