コピルアックブロク画像

コピルアック(コピルアク) インドネシアの焙煎豆

2012.12.26

インドネシアのことをあまりよく知らない知人に「インドネシアからコピルアックというコーヒー生豆を輸出している」という話をすると「へ!?」という顔をされることがよくあります。

 

実はインドネシアというのは世界有数のコーヒー生豆生産地なのですが、ここからのデータによるとなんと世界第3位!!のようです。 ちなみにココアは世界第2位とのこと。同じ出典元から頂きました。カカオの生産量も豊富というのは何となくわかります。ジャコウネコが飼育されているMuria山ではコーヒーもカカオも収穫されています。

 

おそらくインドネシアがコーヒー生豆の一大生産地ということは一般的にはあまり知られていないのでしょう。ちなみにベトナムが「世界で2番目のコーヒー生産地である」といデータを見て私は「へ!?」となりました。てっきりアフリカか中南米のどこかの国であるとばかり思い込んでいたからです・・・・。

 

さて、インドネシアのコーヒー産業ですが実はかなり閉鎖的です。以前この章で記載しましたようにまずコーヒー生豆を輸出する際に輸出者の制限が設けられています。コーヒーが儲かりそうだからといってパッとコーヒー農家から生豆を買って、パッと輸出するわけにはゆかないのです。

 

また、コーヒー生豆をコーヒー農家から買い付ける業者も縄張りのようなものがあり、買い付け業者間の競争はほとんどないという話を聞いています。コーヒー農家が少しでも自分たちの豆を高く買ってもらおうと、新規で買い付け業者をあたったとしても縄張りのしがらみがあり、買い付け業者がなかなか話に乗ってこないそうです。

 

この辺りの話はインドネシアでいろいろな経験をしましたので、おいおいこのブログでも記載してまいりたいと思います。

 

それでは一般消費者に近い小売りはどうかというと、大手のインスタントコーヒーメーカーが大量生産、大量販売で安価なコーヒーをコンビニやToko Kecil(トコ・クチル=インドネシアでは一般的な日常雑貨店。こちらの章をご参照くださいませ)に納入しているため、新規でコーヒーの小売りをやろうとしてもなかなか手が出ないのであります。

 

そこで皆さまはふと思われるかもしれません。「焙煎した豆って売っていないの?」と。

 

例えば日本では焙煎した豆を購入し自分で挽いて飲むという楽しみ方もあります。こちらでお話ししたように、インドネシアではフィルターを使わずそのまま粉を極細に挽いてカップに粉を入れ直接お湯を注ぎます。

 

基本的には粉状のインスタントコーヒーがあれば全て事足りるのですが、「もっと美味しいコーヒーを!!」「自分の好みで!!」もしくは「インスタントコーヒーよりもさらに安く!!」と考える人はいるはずです。

 

ジャカルタのような大都会では日本のような焙煎した豆を販売する店もあるようですが、中部ジャワでそういった店を見たことはありません。しかしそういったインスタントではない「焙煎した豆」の需要は根強くあり、それはPasar(パサール=市場)で供給されています。

 

ちなみにこのPasarというのは日本語になおすと確かに「市場」となります。しかし日本で「市場」といえば「太田青果市場」や「築地魚市場」がまず思い浮かぶと思いまが、インドネシアでPasarというと、ある広い敷地の中に「魚」「肉」「野菜」「お菓子」「鍋」「服」「薬」などが販売されているマーケットを指します。

 

このPasarでは飲食店や小売店の人々だけではなく、一般人も商品を購入することは可能ですが、場合によってはある程度まとまったロットでの購入しか出来ない店もあります。最も近いイメージは上野にある「アメ横」ではないかと思います。

 

例えば弊社のコピルアック精製所があるPatiの市街地に最も近いPasarはアメ横の広さの10倍以上はあるでしょう。かなり広大な敷地にたくさんの店舗がひしめき合っています。下にコンクリは打っておらず、天井はトタン屋根、壁は木板という店も多くあり、地べたに野菜や果物などの商品を置いて販売している人々も良く見かけます。

 

日本では喫茶店、焙煎専門店などで販売されている「焙煎豆」ですが、中部ジャワではこういったPasarで販売されているのです。

 

Pasarに豆を買いに来る人の目的は大きく分けて2つに分かれます。一つは「自分の好みの度合いで焙煎した豆を楽しみたい」。もう一つは「安く大量にコーヒーを入手したい」。前者は少数派で、後者が多数派のようです。

 

実はコピルアックのビジネスをインドネシアで始める際、Pasarで焙煎豆を販売しているマダムと知り合う機会がありました。

 

このマダム、なかなかの職人です・・・・。次回Patiの焙煎職人をお届けいたします。

 

こちらはPatiの市街から2番目に近いRuntingというPasarの入り口で撮った写真です。昼過ぎには半分以上の店が営業終了になります。

Sampai Jumpa Lagi,

Koki