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コピルアック(コピルアク) おいしいコーヒーとスケ番グループ

2012.12.17

今から25~30年位前、テレビで「不良少女と呼ばれて」というドラマが流行りました。あれた不良少女が大暴れをするテレビドラマだったと記憶しています。

 

この頃は中学校、高校が非常にすさんでいて校内校外での暴力沙汰が問題になっていた時期です。私の通っていた中学校でも私服の警察官が卒業式に父兄のふりをして紛れ込んでいるという噂が流れました。つまり不良グループが卒業式あらし、並びに先生にお礼参りをしないようにする対策でもあります。

 

私は横浜市内の中学校に通っており、この中学校にもご多分に漏れず不良グループはいたのですが、中でもスケ番グループはどうやら近隣の中学校からも一目置かれる存在だったようです。廊下に届く長いスカートと色とりどりに染められた長い髪が特徴的なお姉様方です。

 

ところで中学時代の私ですが、学業成績があまり芳しくなかったため、しばしば先生から「明日の宿題を教室でしてから帰宅するように」と命ぜられていました。いわゆる居残学習というやつです。

 

その日も居残り学習を命ぜられ渋々教室で明日の宿題をすることにしました。先生は適当に職員室に戻りますので、私も適当な時間に退散することにしました。たぶん先生が教室を後にされて20~30分後だったと思います。

 

教室を出て長い廊下を歩いていると、向こうから4~5の人がやってくるのが見えました。彼らが誰だか一目でわかりました。あの廊下にへばりつく長いスカートと赤い長髪を持つスケ番グループです。

 

ヤバイ・・・・。居残り勉強を適当に切り上げたことを深く後悔しました。バチが当たったというやつです。

 

スケ番グループはめったに学校に来ない少女たちだったのですが、その日はどうやら登校していたらしく、しかも何らかの用事がこの階の教室にあったのでしょう。

 

なんという運の悪さ!!

 

下手に教室に戻ると変な因縁をつけられるかもしれないと私の直感が猛烈に私に告げましたので、廊下の端っこを、下を向いて通り過ぎることにしました。

 

「何事もありませんように・・・・」。

 

スケ番グループと私の距離は徐々に近づいてきます。10メートル、6メートル、2メートル・・・・。緊張が高まります。これ以上の早歩きは出来ないほどのスピードで私は足を速めました。鼓動はまるで耳元で聞こえています。視線は廊下のタイルを直視です。そして彼女たちとすれ違い、何事もなく通り過ぎることが出来ました。ホッとしました。

 

「スケ番グループも大したことないな!!」と心の奥底で呟いたその時です。後ろから声が聞こえました。

 

「オイ」

 

一瞬何が起こったのかわかりませんでした。まさか私の「心のつぶやきが聞こえたのか??」どう見ても私とスケ番グループしか存在しないこの狭い空間では、もう振り向くしかないとは頭では分かっているものの当然そんな度胸はなく、体は競歩並みのスピードで廊下を直進します。

 

もう一度後ろから声が聞こえました。

 

「オイって言ってんだろ!!!!」。

 

これ以上競歩を続けることはもう不可能でした。頭の中は真っ白ですが私の本能が私に回れ右をさせました。

 

一人のスケ番が何かを右手にかざしていました。そして彼女は言いました。「これオマエの鍵だろ?さっき落としたぞ」と。

 

「鍵??」

 

学生ズボンの左ポケットを叩いてみました。鍵はいつもズボンの左ポケットに入れていたのです。「確かに無い・・・!?」

 

毎度のことなのです。ズボンのポケットに小さな穴が開いていてたまに鍵を落とすのです。鍵はキーホルダーにつけているので落とせば音で気が付くのですが、今回は極度の恐怖と緊張で廊下に鍵を落としたことに気が付かなかったのです。

 

急いで彼女のところに駆け寄り声を絞り出して言いました「先輩ありがとうございます!!」と。両手で恭しく鍵を受け取ると、彼女はみんなに追い付くよう早足で去ってゆきました。

 

膝の震えが止まりませんでした。そして耳元にはまだあの声が残っていました。「オイって言ったんだろ!!!!」。しばらくの間スケバンの声は頭に居座ったままでした。

 

・・・・いったい20数年前の出来事と、インドネシアのコピルアックの話、どうつながるのでしょうか??

 

Patiの中学生です。ちょうど私がスケ番に呼び止められたのも彼女たちと同じくらいの年齢の時の出来事でした。

 

続きは次回、お楽しみください。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki