コピルアックブロク画像

コピルアック(コピルアク) 味のあれこれ2

2012.12.13

弊社のコピルアックの精製所は中部ジャワ州Pati県のPanjunan村にあります。Patiというのはインドネシアの中ではごく一般的な中堅都市で、漁業、農業を生業にする人が多い街です。

 

また、養猫場のあるKeletはPatiの隣県であるJepara県に位置しますが、こちらもPatiと同じく漁業、農業が盛んです。北側にジャワ海を有するPatiとJeparaはMuria山という山の麓に位置する都市です。

 

このMuria山で採れたコーヒーの赤い実をKeletのジャコウネコは食べているわけなのですが、以前この章でお話ししたようにコピルアックをビジネスにしている生産者というのは基本的にはコミュニティーで活動をしております。

 

コミュニティーには核となる養猫業者がおり、彼らが仲間たちにコピルアックの生産を委託するというシステムが出来上がっているのです。例えば数匹のジャコウネコを飼育している小さなコーヒー農家があったとしても、それはどこかのコミュニティーに属していると言ってほぼ間違いはないかと思います。

 

彼らのような人々が幾人か集まり一つの集団を形成し、組織としてコピルアックの販売活動を行っているのが一般的なコピルアックのビジネススタイルになります。

 

こちら、コミュニティーの打ち合わせ風景です。

 

ところでこのコピルアックのコミュニティーですが、どれくらいの数があるかわかっていません。インドネシアの国土面積は日本の5倍以上もあり政府もこういったコミュニティーがどれくらいあるかなどは管理の対象外になります。もちろん公式、非公式の集団がありますので、実態をつかむことは不可能に近いでしょう。

 

しかしながらコピルアックのコミュニティーというのは珍しいことは確かです。中部ジャワでもコピルアックを販売する業者というのは多くいるのですが、養猫場を保有している集団はそうそういるものではありません。

 

また、インドネシア国内でのコピルアックの相場というのはかなり高めに設定されています。そのため都市部以外でコピルアックを扱っている店というのは基本的にありません。

 

例えば以前ここで出てきた中部ジャワの州都スマランのコピルアック専門喫茶パラゴンでコピルアックを飲んだ場合、1杯の値段はRp80.000です。日本円では約800円程度ですが、インドネシアの物価を考えた場合庶民が¥800のコーヒーを飲むことはまずありません。このインドネシアの物価からすると、日本人がおおよそ1杯¥5000円のコーヒーを飲んだという感覚になります。

 

コピルアックを生産している集団も珍しい、また価格も高価な為市場にはあまり出回っていないとなると一般市民がコピルアックに触れる機会はもちろんのこと、飲む機会というのはほとんどないのであります。

 

そのような状況の中で我々はPanjunan村でコピルアックの精製を始めました。この章で書いたようにあまり目立たないように作業はしておりますが、当然都会とは違い村には近隣同士の濃厚な付き合いもあります。コピルアックの存在は皆さん知ってはいるものの実際にコピルアックを飲んだことのある村人は皆無です。

 

そんなこともあり、精製所にはたまに近所の人が遊びに来ることがあるのですがその時はなるべくコピルアックを出してあげるようにしています。もちろん事務所兼自宅に仕事の関係で取引先の担当者が訪ねてくれた際もコピルアックを出すようにしております。

 

皆さん珍しがって弊社のコピルアックを飲んでくれます。ところがこのコーヒーに一つ特徴があるとすればそれは味に関する意見が人によってかなり差があるということです。もちろん基準は普段自分が飲んでいるコーヒーです。

 

彼らが普段飲んでいるコーヒーはロブスタ種で先般こちらの章で記載したように粉を直接カップに入れて砂糖もどっさり加えます。普段慣れ親しんだこの味とコピルアックの味、比べてみると、例えば「苦い」という人もいますし「全く苦くない」という人もいます。「甘い」、「香りが全然違う」という人。人によって味の意見は変わります。もちろん「非常に美味しい!!」という人もいますし、この章で出てきたスマランの乙仲業者のように「苦手」という人もいます。

 

ところで、現在このWeb上でコピルアックの販売をしておりますが、お買い上げいただいた多くのお客様からもいろいろなご意見をいただいております。おそらくインドネシア人と日本人合わせて50~60くらいの味に関する意見をいただいたかと思いますが、その中で非常に珍しい意見を2名の方から頂きました。一人は日本人、もう一人はインドネシア人です。

 

それはこのコーヒーを飲んで「酸っぱい」と感じたというものでした。

 

「苦い」や「甘い」という感覚は十分共有できます。「苦手」という人がいたとしても、このコーヒーの味は独特な為、理解はできます。しかし私がこのコーヒーについて酸っぱいと感じたことは一度もありませんでした。

 

ある日本人のお客様から頂いたこの「酸っぱい」というご意見をいただき本当のところ私、ホッとしました。

 

なぜか?

 

実はインドネシア人でただ一人だけ「酸っぱい!!」といっていた人。それはとりもなおさず私の相棒イカサンその人だったからです。酸っぱいと感じるのはイカサンだけじゃなかったんだ!!

 

話が長くなりそうなので次回も「コピルアックの味について」を引き続きお楽しみいただければと思います。

 

 昨日はMie Goreng(ミー・ゴレン=インドネシア焼きそば)の写真でしたので、今日はNasi Goreng(ナシ・ゴレン=インドネシアチャーハン)の写真にいたしました。見た目は普通のチャーハンですが、激辛のNasi Gorengでした。

 

Samapi Jumpa Lagi,

Koki