コピルアックブロク画像

コピルアック(コピルアク) 味のあれこれ1

2012.12.13

インドネシア料理を食べたことのある方は少ないのではないかと思います。

 

インドネシアは国土が広く民族も多いため、一口にインドネシア料理といってもいろいろな種類があるのですが、有名なのはBandung (バンドゥン)でおなじみのスンダ料理やスマトラ島のパダン料理ではないかと思います。どちらの料理も中部ジャワではポピュラーで私自身も大好きです。

 

実は私、もともと辛い料理が大の苦手でインドネシアで起業をすると決める際、唯一心配だったのがインドネシア料理でした。噂によると「かなり辛い」とのこと。辛い料理に臆してインドネシアで起業するのを中止したとなれば知人の間で物笑いの種になるのは確実。これは一度インドネシア料理にチャレンジすべし!! と思い立ち、都内のインドネシア料理店で食事をしてみることにいたしました。

 

このお店、どうやら日本にあるインドネシア料理店の中では老舗の部類に入るようで、インドネシア人の友人もたまに行っている様子です。彼らの話によれば「本場のインドネシア料理よりもこのレストランのほうが美味しい」とのこと。

 

さて、こちらのお店でいただいた初めてのインドネシア料理、日本の料理とはまるで異なる味付けで、確かに辛いことは辛いのですが想像していたほどは辛くなく「これくらいの辛さだったら十分インドネシアでもやってゆけるハズ!!」と起業への大きな一歩を踏み出したのでした。

 

ところがです。いざ実際にインドネシアに行ってジャワの料理を食べてみると辛いのなんの・・・・。都内のあのレストランの味付けはいったい何?? と思われるほど、辛さのレベルには差がありました。

 

おそらく海外に長期間滞在する際に最もこたえるものは食事ではないかと思います。仮に自分に合う食文化であれば問題は無いのでしょうが、それがあまりに受け入れ難いものでしたら相当苦労するのではないかと思います。

 

私の場合は幸いこの章でお話ししたようなLuboyo村のTiny奥さんのような厳しくも優しい女性が近所にいたために、1か月くらいで中部ジャワの食文化には完全に慣れることが出来ました。いまでも彼女には大変感謝をしているのであります。

 

この「食文化」には「辛い物」というカテゴリーも含まれるわけなのですが、自分でも知らず知らずのうちに辛い物にも慣れてきて、インドネシアで起業をする前と今とではこの点に関しては全くの別人になっていると言っても過言ではないでしょう。

 

そのため、日本に帰国してもたまに無性に辛いものが食べたくなることがあるのです。そんな時はいつも「食べログ」のお世話になり、辛いラーメンやカレーを求めてネットサーフィンにふけるのであります。

 

ところでこの「食べログ」、以前やらせ問題で話題になってしまいました。残念なことではありますが、当然本気で投稿していただいている方もたくさんいらっしゃるはずです。この食べログ、投稿者のコメントがこのサービスの礎になっており、投稿者の評価がお店の客足に及ぼす影響は無視できないのではないかと思います。

 

ある日、例のごとく辛いラーメンが食べたくなり、食べログで探した横浜のあるラーメン店に入りました。食べログの投稿数はかなり多く評価も上々。「辛いラーメンもあり」。とのことで早速注文したその店の看板ラーメンを食べてみると「・・・・??」という感じ。

 

これはさては例のヤ○セか!? と思ってはみるものの当然真相は分からず、結局その店に行くことは2度とありませんでした。

 

しかしながら私がふと考えたのが「その逆は?」ということです。つまり前回は食べログの評価が良いところに行き失敗したのですが、「食べログの評価があまり芳しくないところに行ったらどうなるんだろう?」と考えたのです。

 

そこでまた別の日に、食べログであまり評価、特に味の評価が良くないラーメン店に訪問することにしたのであります。

 

今回訪問をしたラーメン店、同じく横浜にありしばしばそのお店の前を通りかかることはあるものの、並んで順番待ちになっている状態を見たことはなく、あまり気にすることも無いお店でした。

 

食べログでの評価は低く、「2度と行かない」、「行って損した」「これだったら駅の立ち食いソバのほうがよほどまし」「においが耐えられない」などのコメントが見受けられます。もちろん中には「うまい!!」の評価をつける人もいますが、どちらかといえばそういった人は少数派です。

 

まあ、ものは試しとお店に入り、お店イチオシのラーメンを頼んでみたのであります。

 

人の評判は無視しようと思いその店に入ったものの、いざ注文をしてしまうと多少の後悔があるのは否めないものです。私自身好き嫌いはほとんどないのですが、それでも食べることが出来ないほどおいしくないラーメンが出てきたらどうしようかと・・・・。

 

注文をしてから待つこと5~6分。魚介系のダシのにおいが強いラーメンがテーブルの上に置かれました。そして一口すすってみると・・・・。

 

「これはうまい!!」

 

確かに非常に癖のあるラーメンですが今まで食べたことのないようなラーメンで、食べログで5つ星を提供してもいいくらいの味。麺もスープも私の好みにピタリと合うものです。期待が小さかった分、意外感が私にそう感じさせていたのかもしれませんが、それでも私はこの店のリピーターになってしまったのであります。

 

その店に最初に行った後、もう一度食べログを見てみました。そして私にとって美味しかった店とそうでなかったあの店、2つの投稿を見比べてみることにしました。私にとってはあまりおいしくなかったにもかかわらず、評価が高い店の投稿について、当初「これはヤラセじゃないか?」と勘ぐっていたのですが、その考えを改めることにしました。

 

私がイマイチと感じたあのラーメンを「これはうまい!!」と感じる人はたぶん多くいるのでしょう。また、私が「うまい!!」と感じたラーメンをマズイと思う人もまた多く存在するのでしょう。

 

つまり、一つの味を巡ってマイノリティとマジョリティが存在するというだけの話です。今回はラーメンの話題でしたが、こういったことは蜂蜜であろうと、焼酎であろうと起こり得る話になります。そして当然コピルアックにも当てはまります。

 

それではコピルアックを飲んだ人はこの味をどう感じるのでしょか??

 

次回この話題に触れてみたいと思います。

 

 

これはインドネシアの焼きそばです。インドネシア語でMie Goreng(ミー・ゴレン)といいます。Panjunan村のコピルアック精製所でチーフマダムが昼食に作ってくれたものを撮影しました。ちょうどニンニクもいい具合に炒められていてなかなかおいしいです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki