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コピルアック(コピルアク) インドネシア式コーヒーの飲み方 後編

2012.12.05

食文化の違いというのは時にはかなりのカルチャーショックを伴います。

 

以前アメリカから来た友人に、ある在日のアメリカ人が納豆をいたずらで食べさせました。「日本のヘルシー・フードだ」と。何も知らないこのアメリカ人は当然一口でギブアップ。コンビニでコーラを買い、その日一日はずっとチョコレートを食べていました。

 

もちろんこのアメリカ人同士、会話は数日ありませんでした・・・・。

 

私が最初に驚いたインドネシアの食文化は「手づかみ」で食べることが多いということです。つまり、ご飯などは箸を使わず指でつまんで食べるのです。また例えば焼き魚なども指で肉をついばんで口へ運びます。

 

ところで、こういった類のことはいくつかインドネシアにいればあることなのですが、コーヒーの飲み方に関しても日本とインドネシアでは大きく異なります。通常日本ではフィルターに粉を入れ、お湯をその中に注ぎコーヒー液を抽出させますが、インドネシアでは粉をそのままカップに入れお湯を注ぎます。

 

仮に何も知らずにWarungで食後のコーヒーを頼んだ場合、コーヒーを店員が入れるところを見れば「ちょ、ちょっと待ってくれ!?」となるかもしれません。私も最初は大いに驚きました。

 

この話を聞くと、皆さんはこう思うでしょう。「粉が口の中に入ってくるのではないか?」と。

 

そこで今日はインドネシアで購入した粉と、日本の一般的な中挽きの粉を比較してみたいと思います。まずはこちら、中挽きの粉です。

 

ご覧いただく通り、粒をはっきりと見て取ることが出来ます。大きめの粗挽きコショー程度といった感じでしょうか。

 

そしてこちらがインドネシアで市販されているインスタントコーヒーの粉になります。イメージとしてはラーメンに入れるような粉コショーといった感じです。片栗粉ほどは粗くありませんが、サラサラな状態で、中挽きコーヒーのようなざらつきはありません。

 

さて、このサラサラなインドネシアンインスタントコーヒーをどうやって淹れるのか。まずはこのような感じでグラスに粉を入れます。お湯約200㏄に対してだいたいスプーン大さじ1.5杯といったところです。

 

ちなみになぜかインドネシアでコーヒーを飲む際はカップではなく、グラスが多いです。もちろん一般の家庭でもほとんどがグラスになります。

 

そして、このコーヒーの上に粉とほぼ同量の砂糖を入れます。一杯のコーヒー粉がだいたい15g程度。一般的なコーヒー砂糖スティックがおおよそ5~6g。つまり1杯のコーヒーに対して砂糖スティックを2~3本使う計算になります。

 

砂糖がかなり多いのでは!?と思われるかもしれませんが、これでも少ないほうだと思います。インドネシア人の淹れ方を見ていると、だいたい大さじ2~3杯は砂糖を入れています。もちろんもっと入れる人もいます。

 

そしてこれにお湯を注ぎかき混ぜるわけなのですが、ご推察の通り粉が浮いてきます。このような感じです。もちろんこのままで飲むと粉が口の中に「ブワッ」となだれ込んできてしまいますので、粉が沈むのをしばし待ちます。

 

 

そしてかき混ぜてからおおよそ2分くらい待つとこんな感じで粉が沈みます。この状態でもまだ粉は完全には沈みきらないのですが、ここまでになればもうしめたもの!!飲んでも粉が口に入る違和感はありません。

 

インドネシア人は粉が多少口に入ろうと気にすることはありませんし、もちろん私も全く気にしません。

 

同じことを中挽きの粉でやろうとすると、粉が沈みきるのに5分以上待つ必要があります。粉のサイズが大きい分、浮力で浮いてきてしまうのです。

 

インドネシアで取れるコーヒーのほとんどはロブスタ種です。つまりかなり苦いので砂糖を多く入れてもさほど違和感はないかと思います。ロブスタは一般的には低グレードといわれていますが、このインドネシアスタイルで飲むコーヒーはそれなりに美味しく、今日久々に飲んでみて、「やっぱりこの飲み方もありだな!!」と改めて思いました。

 

またインドネシアの味が恋しくなりました。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki