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コピルアック(コピルアク) おいしいコーヒーと貿易問題

2012.11.24

12月半ばの衆議院選挙に向けて政治家の選挙運動が活発になって参りました。

 

今回の選挙で争点になるのは原発、国防、金融政策などがあげられると思いますが、そのうちの一つにTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加の是非があります。

 

交渉に参加をしていないため、協定内容の詳細が分からないということですが、貿易会社である弊社が気になることの一つが、「貿易障壁」の扱いについてです。

 

例えば食品を例にとります。日本で食品を流通させる際には食品衛生法をはじめ、いくつかの法律、規則を順守する必要があります。こういったもので食品添加物や農薬の規定などが定められております。つまり、「この農薬は使用しても良い、これは使用してはダメ」、「この添加物は○○gまでは使用してよい」といった内容のものです。

 

こういった項目がたくさんあるため、食品を扱う会社というのは非常に大変な苦労を背負うことになります。もちろん食品は人々の健康に直結する大切なものですので、規則に違反することは出来ません。

 

この規則というのは、国内で生産された食品だけに適用されるものではなく、当然輸入される食品にも適用されています。「外国の食品であろうと日本の規則は守るべし」ということです。

 

以前この章でコーヒーのGoni(麻袋)について記載しました。農薬が麻袋に付着している可能性があるのでコピルアックを輸出する際には麻袋を使用していないとの内容でした。私がこれを知ったのはインターネットの下記の内容の記事でした

 

「エチオピア産のモカが日本に輸入される際、残留農薬が基準値を超えていたため輸入できない状態が続いている。これはコーヒーそのものの問題ではなく、コーヒーを入れる麻袋に農薬が付着しているものに起因する可能性がある。エチオピアのコーヒー関係者に改善を申し入れたところ、“この農薬基準を順守するよう要請があるのは日本だけなので、そのために麻袋を新品に変えたり、今までの麻袋の処理方法を変えることは出来ない”」

 

エチオピアがコーヒーを輸出しているのは当然日本向けだけではありません。各国に輸出しております。しかしこの件で問題になっているのは日本だけなのです。日本の為だけに今までの自分たちのやり方を変えることは出来ない。という内容になります。

 

さて、このエチオピアのコーヒーは一つの例なのですが、つまり日本の食品というのはこういった法律で輸入食品から守られているということになります。ところが輸出する側、つまり外国の食品供給者の立場からすると話は違ってきます。

 

「なぜほかの国では受け入れられている自分たちの食品が、日本では受け入れられているのか?」、「自分たちの食品は受け入れられず、日本の食品は自分たちの国に入ってきているのは不公平ではないか?」という意見が外国の供給者から出てくるのは当然です。

 

我々日本人としては食の安全を守るために「あなたたちが日本のルールに合わせて下さい」というスタンスなのですが、この日本の規則を外国の供給者が守ろうとするとそれはもう非常に手間とコストがかかるのです。

 

例えばエチオピアのコーヒーはこの資料によると、年間8000トン日本に輸入されています。この分だけの麻袋を全部新品にかえるなり、麻袋に対して何か別の処理を行うというのは輸出者にとっては無理に近い話なのです。

 

これはもちろんコーヒーに限った話ではありません。現状では様々な国の食品にとって日本の法律は日本への市場参入を阻む貿易障壁となっているのです。

 

さて、最初のTPPの話に戻ります。仮にTPPの協定を日本が結び、「貿易障壁」がなくなる、もしくは低くなった場合、日本向けの輸出はしやすくなることは間違いないでしょう。これは関税が撤廃されるというものよりも大きなインパクトがあると思います。

 

しかし、日本の消費者の立場からすると確かに不安でしょう。何かおかしなものが入っていたり、農薬まみれだったり・・・・。

 

インドネシアはTPP不参加を表明しております。仮に日本がTPPに参加を表明し、こういった貿易障壁がなくなったとしてもインドネシアがTPPに参加していない場合、日本の法律が輸入時に適用されることになります。

 

もちろんコピルアックを輸入する際、厳しい農薬検査をクリアする必要があるのは今までと同じでしょう。

 

貿易会社として、将来の貿易政策には敏感になる必要があるのですが、弊社で取り扱うコピルアックに関してはこういった政策に左右されることなく、今まで通り安全な製品を皆様に供給できるよう努めてまいります。

 

 

 

最初はスターフルーツに関するブログを書く予定だったのですが、変更して貿易の話題にいたしました。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki