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コピルアック(コピルアク) おいしいコーヒーとキャッサバ

2012.11.21

今日の日経新聞の夕刊の1面で「給食」に関する記事が出ていました。クラブ活動で運動をするよりも塾通いをする子供が多くなったため、消費エネルギー量が減った分、給食のカロリーを減らし、子供の肥満を防ごうというものです。

 

私が小、中学生の頃といえば今から30年位前のこと。当時はまだ塾に行く子供はほとんどおらず、たいていは授業が終わると広場に直行、もしくは厳しい部活の練習が待っているという時代でした。

 

いずれにしてもみんな食欲は旺盛だったと思います。学校の給食が不味いと思ったことはありませんでした。残した記憶もありません。そんな給食の中でも、私のお気に入りは、特にカレーうどんでした。

 

小学校のそばにうどんの製麺所があったためかどうかは分かりませんが、結構な頻度でカレーうどんが給食のメニューにあがっていました。子供用の激甘カレーでしたが、当時の私には十分な味でした。今でも私が甘口のカレーを好んで食べるのも、ひょっとしたらその当時の影響かもしれません。

 

ところでこのカレーですが、先般お話ししたように、インドネシアでは日本のようなカレーというのは、ジャカルタ等の大都市に行かない限りは存在しないと思います。その中でも特に、日本食が置いてあるスーパーなどでしか入手できないのではないでしょうか。

 

日本のあのカレーは、日本でしか受け入れられない食べ物だという話を聞くことがありますが、確かにそれはあたっているかもしれません。日本在住のインドネシア人の友人にカレーに関する意見を求めると、「慣れればOK。しかし、おそらくほとんどのインドネシア人はこの味をうまいとは思わないだろう」とのこと。

 

この気持ちは良くわかります。Patiで暮らすうちに私はインドネシアの味に完全に慣れましたが、最初の1か月はインドネシア料理がうまいとは思いませんでした。仮に観光でインドネシアに行った日本人がPatiのインドネシア料理を食べれば、おそらく「もういらない」というでしょう。それくらい日本とインドネシアの味付けは異なります。

 

しかしながら面白いことに、食後にコーヒーを飲みたがるのは日本人もインドネシア人も同じであると思います。

 

Patiの田んぼのそばにある小さなWarung(屋台)などでも、コーヒーを飲むことは出来ます。グラスにインスタントコーヒーの粉と大量の砂糖をドサッと入れ、お湯を入れてかき混ぜるだけです。日本人がコーヒーのお供にするのはケーキや甘いお菓子ですが、インドネシアでは写真のような“Singkong Goreng”(シンコン・ゴレン=キャッサバを揚げた食べ物)が一般的です。

 

味は身がぎっしり詰まったフライドポテトといった感じが最も近いかと思います。私はお酒が飲めないのですが、おそらく日本ではコーヒーのお供というよりも酒のお供といったほうが良い食べ物だと思います。

 

いずれにしても、このSingkong Gorengと大甘のコーヒーは結構相性が良く、私の好きなインドネシア料理の一つです。

 

たまに相棒のイカサンのワイフがSingkong Gorengを事務所に差し入れに持ってきてくれますが、そんな時は事務所に置いてあるコピルアックが活躍します。隣の大家にもコピルアックを差し入れするのですが、その時ばかりは、いつもは私に厳しい大家のお婆さんも、目を細めてコーヒーをすするのであります。

 

サービス精神旺盛な私が、「遊んでいる子供たちにもコピルアックを飲ませてみようか!?」というと、みんなから“Jangan!!”(ダメだ!!)と制せられます。どうやら子供にコーヒーを飲ませてはいけないのは日本だけではなく、インドネシアでも同じようでした。

 

仕事もひと段落し日が暮れると、イスラム寺院からアザーンが流れます。広いインドネシアの空をアザーンが覆い尽くす様は、日本で経験することの出来ないインドネシアの魅力の一つです。一人静かにアザーンを聞きながら、椅子に座ってゆっくりとコピルアックを飲むのも私の楽しみの一つなのであります。

Panjunanの近所にあるイスラム寺院の写真です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki