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コピルアック(コピルアク) おいしいコーヒーと今日のブログのオチ

2012.11.08

今日はYouTubeの紹介から入りたいと思います。Totoの”Africa”のコーラス版です

今私は日本におりますが、このコーラスを聞くとアフリカではなく、インドネシアのことを思い出します。

インドネシアの雨はしとしと降るというよりも、たたきつけるような降り方をします。落雷もかなり激しく、停電も頻繁に起こります。ちなみに停電のことをインドネシア語ではMati(マティ)といいます。正式にはListlik Mati(Listrik=電気)というのですが、停電になるとみんなで“Mati~”,“Mati”の大合唱です。

真っ暗になった時に活躍するのが蝋燭です。これはインドネシアで生活をする上では絶対に欠かせないでしょう。1年で10本以上は蝋燭を消費したと思います。

今はちょうどインドネシアは雨期真っ盛りです。インドネシアの気候は雨期と乾季しかありません。雨季は10月頃から3月頃まで続きます。1日1回は必ず雨が降ります。1日中ずっと雨というのはあまりありませんが、降ったりやんだりが、この6か月間続きます。

反対に4月から9月までの半年は乾季になり、雨はほとんど降りません。この6か月間ではほんの数回雨が降る程度で、ダムはかなり干上がります。川の水位もグンと下がります。

LJAが提携している養猫場のあるKeletは、中部ジャワ州のMuria山の根もとに位置します。KeletはPatiからそう離れていないのですが、雨期の雨量はかなり違います。

Patiの街中では1日の中で雨と晴れが繰り返します。しかしKeletではほとんど1日中雨です。たまに晴れる時もありますが、圧倒的に雨が降っている状態のほうが多いでしょう。この時期はちょうどコーヒーの収穫期から外れるため、赤いコーヒーの実は少なくなります。


そして、ジャコウネコに与えるコーヒーの実も減ります。


昨年の雨期の初めのころKeletに訪問した際、ちょうど彼らも自分たちのコミュニティーのあり方に関して真剣に考えているところでした。正直なところ、コーヒー農家というのは儲けが非常に少ないのです。


日本人の私と付き合いが出来たこともあり、彼らも本格的にコピルアックのビジネスに進出しようと計画しておりました。ところが一つ問題がありました。


ジャワ人というのは温厚な性格の人が多いです。特にイスラム教徒であれば、宗教上の問題を別にすれば、「人に対して寛大であれ」という教義があるようで、極力摩擦を起こさないようにするのが彼らの流儀でもあります。


ところが、これを逆手に取りうまいことを言って人々を食い物にする詐欺師のような輩もいます。こういった輩はいろいろな場所で悪いことをし、その場所にいられなくなりまた別の場所へ行き・・・・。と場所を変えながら悪事を重ねます。


逆手に取るとはつまり、「ジャワ人は優しくて物事を丸く収めようとするから、悪いことをしてもバックれてしまえばお咎めなし」という意味になります。


さてKeletの問題というのは、実はこういった輩が彼らに近づいていたのでした。もちろん詐欺師は善人面をします。外見や人当たりは「ものすごくいい人」です。しかし内容は違います。

このKeletに近づいてきた男、最初は善人だと誰もが思っていました。ところが・・・・。


コピルアックのビジネスといえば、インドネシアでは大金が動くビジネスとみられています。そのため甘い汁を吸おうとする輩がおり、Keletもその例にもれず甘い汁が吸えるところとみられていたわけであります。


結論から言うとこの男、完全な詐欺師であることが分かり、ある時村を追われるように出てゆきました。


この間の騒動は数か月続き、実は私もその渦中にいたため、結構いやな思いもしたのですが、あまりにも話が泥臭くなることと、長くなることから折を見て、いずれお伝えできればと思います。


いずれにしてもKeletの仲間たちがこれを教訓に出した結論は、「自己防衛すべし」ということでした。
 


たまたま村のはずれにJepara県のある警察官の実家があり、週末たまに帰省する彼に、一緒にコピルアックのビジネスをやらないかと持ちかけたのです。


インドネシアでは公務員の副業が認められています。警察官がビジネスマンであっても問題ではありません。この警察官も今までのいきさつを聞き、事情を理解しKeletの仲間に加わることになりました。


昨日のブログで記載したJepara県の商業省のお役人もこの警察官のつてでKeletに視察に来たのであります。こういったビジネスは出来るだけオープンにしたほうが安全だろうと彼らは判断したでした。


こちらで警察官といえば絶大な権力があります。そのため警察官がコミュニティーにいるとなると悪人もおいそれとは近づきません。


インドネシア人は、「インドネシア人の中には悪いものが多くいる」ということを良く知っています。用心すべしと常々肝に銘じています。しかしそんな彼らであってもやはり騙されてしまうのです。これがインドネシアでビジネスをする怖いところです。日本でも同じなのかもしれませんが・・・・。


ところで冒頭に出てきた“Mati”という単語、インドネシア語の本当の意味は「死ぬ」という意味です。Listrik Matiといえば「電気が死んだ」つまり停電となります。Listrikを省略しているだけです。


インドネシアの警察官が悪人に出会ったらこういうでしょう「詐欺師よ、待て!!」と。インドネシア語に訳すと「Sagishi  Yo  Mati  !!」となります。

                       

私が以前住んでいたLuboyo村のWarungです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki