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コピルアック(コピルアク) おいしいコーヒーの証明書3

2012.11.06

以前名古屋に住んでいたことがあります。その時は車で中部地方以西に出張することが良くありました。

 

出張の最大の楽しみは、ご当地グルメを満喫することです。横浜出身の私にとって名古屋の食事自体が新鮮で、きしめん、みそかつ、あんかけスパ・・・・etc  どれも大好きだったのですが、近県の伊勢のうどん、富山のホタルイカ醤油漬け、小松のフグの子などなど、思い出深い食べ物がたくさんあります。

 

中でも大好物は福井の「焼き鯖寿司」でした。

 

この焼き鯖寿司を始めて食べた時のことは覚えています。北陸道のあるインターのそばでたまたま入った売店に焼き鯖寿司が置いてありました。当時は焼き鯖寿司というものはどのようなものか知らず、めぼしい弁当がそれだけしかなかったため、売店で購入し車の中で食べました。

 

琵琶湖に面したこの売店でサバとは?? 琵琶湖でサバが釣れるわけでもあるまいし・・・・。最初は鯖にも寿司にもさほど期待をしていなかったのですが、一口食べてみてそのおいしさに驚きました。これはただ事ではないぞ・・・・と。

 

お客様との打ち合わせが終わり、車で帰る際も同じ売店に立ち寄り、家で夕食用に購入しようとしたところもう売り切れでした。値段もたしか1食あたり600円か700円程度だったかと思います。

 

福井、滋賀近辺ではこういった焼き鯖寿司を販売している売店がしばしばあり、北陸道方面の出張はそれほど多くはなかったものの、焼き鯖寿司を食べることは外すことのできない旅の楽しみになりました。

 

 

その後この地域に出張をする機会が減ったため、この売店には2~3回行ったきりだったのですが、おいしい焼き鯖寿司を出す店としてインターネット上ではしばしば登場しておりました。

 

そののち、おそらく最後に立ち寄ってから一年近くたったころ、再びこの地域に出張で訪れる機会があり、これ幸いと以前の売店に立ち寄り、焼き鯖寿司を購入しました。本当は2つ買おうかとも思ったのですが、懐もさびしい状態で何とか1つで我慢をしたのであります。

 

まず気が付いたのが値段が上がっていることでした。1食あたり900円くらいだったかと思います。しかも心なしか量も少なくなっているような・・・・。

 

そして肝心の味ですが、明らかに以前より落ちていることは明白で、鯖の量も少なく、肉厚も薄くなっています。焼き鯖寿司のコーナーは以前より広くなっていて、インターネットで口コミが広がったせいか、たくさん焼き鯖寿司を購入されるお客様も見受けられました。

 

しかし、一年前のあの味を知っている私にとっては何とも残念な気分になりました。

 

ところで、昨日のコピルアックの証明書の話に戻ります。

 

当初、インドネシアの公的機関のお墨付きである証明書をもらいたかったのですが、それは意味がないこととわかり、またその後紆余曲折を経てKeletの養猫業者と出会うことになり、自分たちでコピルアックの精製を行うことになったため、証明書に対する関心はすでに無くなっておりました。

 

ある日私たちがKeletに訪問するのに合わせて、Keletの仲間たちがJepara県の商業省の方を養猫場に招きました。KeletはJepara県に所属する地域で、Jeparaは高級家具に使用されるティーク材の産地として有名です。

 

現在Jepara県の主な輸出産業は家具がメインで、それ以外の産業を育てたいと思っている商業省としては、コピルアックをKeletから購入し、Patiで精製し日本へ輸出するという我々に興味があったようで、この打ち合わせに合流したということでした。

 

このお役人の話によると、家具の輸出が欧州危機の影響で頭打ちになっていること、また、人口のある割合を占めるコーヒー農家の収入の底上げの必要も感じており、少しでも付加価値のある製品を販売し、県民の収入につなげることが出来ればと商業省で対策を検討しているとのことです。

 

こういった事情もあり、コピルアック生産者に対する国のバックアップの一環として、「この団体、会社はコピルアックの生産をしている」という内容の証書を彼らに与えているとのことでした。もちろん我々がフンつき豆を購入しているKeletの仲間たちもこの証書は保有しております。

 

もちろんそれ以上のことについては、商業省は何もしない(出来ない)というスタンスになります。

 

昨日のブログで「インドネシアの供給者がバイヤーに提示している証明書には2種類あり、1つは公的なもの、もう一つは各々の農園なり供給者が”これは本物です”と宣言しているもの」という内容を記載しました。

 

今のところKoki’s Kopi Luwakのお客様から、証明書を提示してほしいというご依頼はいただいていないのですが、いずれもしそういったお客様からご要望が多くなれば、LJAとして何か発行することも検討しなければいけないな、と現時点では考えております。

 

消費者の方がそのようなことも求めるのは当然だと思います。私もこのビジネスを始める前、生豆を購入するということを前提としていた時には、何かしらの証明書を何としても手に入れたいと思っていました。

 

いずれにいたしましても、コピルアックの供給者であるLJAにとって最も大切なのは、証明書によって箔を付けることではないと、今は痛感しています。お客様からいただく、様々なご要望に対して、可能な限り対応をさせていただくよう努めてまいりたいと思います。

 

焼き鯖寿司の売店は、口コミで箔がついたためかどうかわかりませんが、明らかに味は落ち、価格は上がりました。

 

自分を戒める出来事は、実は周りに多くあると思う次第です。

 

                       

右から4番目の青い服を着た方がJepara県の商業省のお役人です。ちなみに隣の赤いシャツが製造主任のギアントで、隣の白シャツが私です。親玉のAgung氏は一番左端になります。Keletの養猫業者の仲間たちです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki