コピルアックブロク画像

蜂蜜の里Muria山 その2

2014.12.29

私たちKoki’s Kopi Luwakのビジネスにはいろいろな人や会社が関係しています。日本側ではこのWebサイトを管理するサーバー会社から、Webデザイナー、商品パッケージの会社、コピルアクを輸入する際のフォワダー・・・・等など、結構な方々にお世話になっております。

 

インドネシア側では相棒のイカサンをはじめ、生豆を精製する際に手伝ってくれるPanjunan村の人々、養猫業者、輸出時のインドネシアのフォワダーなど、こちら側でもいろいろな人々に活躍してもらっています。

 

その中に一人、相棒のイカサン以外で生豆の産地でありますKelet地区と精製場所であるPatiを繋ぐ役割をしているスタッフがいます。彼の名はCipto(チプト)。Patiという街は「県」にあたり、コーヒーが収穫されているMuria山の麓に位置します。ジャコウネコを飼育し、生豆の収穫をしているKelet地区というのはMuria山の中腹の地域でありまして、Patiから車で約1時間の距離です。

 

このCipto、現在暮らしておりますのがPatiなのですが、もともとKelet地区の出身でコーヒー生豆の収穫状況やジャコウネコの飼育などは彼自身大変精通しています。例えば気象情報です。

 

PatiからKeletまで車で約1時間ではありますが、気候はかなり違います。特に雨期の際などはPatiでは晴れ間がのぞいていてもKeletでは雨がやまない状況が続くことも珍しくなく、「今年は雨の降りが少なかったのでコーヒーの出来は悪いかもしれない」と思っていても山側では例年と変わらずの降雨量で問題は無かったという場合もあります。

 

彼は現在も友人や両親、親戚等がKeletで暮らしているため頻繁にPatiKeletの行き来があり、Keletでの情報収集は彼も一役買ってくれています。

 

例えば「この前2人の日本人がコピルアックを買い付けに来たぞ」とか、「カナダから何人かジャコウネコを見に来た」といった具合です。彼がもたらす情報は私やイカサンも重宝しており、今では欠かせない仲間になりました。

 

ところで先般ブログでお話しいたしました蜂の巣ハンターの件ですが、実はこの情報を私達にもたらしたのはCiptoでした。彼の実家がある近隣では蜂蜜の採取が細々とではありますが行われておりまして、多少なりとも生活の糧には貢献しているとのこと。

 

もちろんこの蜂蜜の採取とはいわゆる「養蜂場」ではなく、ハンターが採ってきた蜂の巣を「ギューーーーーッ」としぼって中の蜂蜜を取り出すことです。蜂蜜の採取でイメージするのは遠心分離装置か何かで巣の中の蜂蜜を取り出すというものではないでしょうか。ところが彼らはガーゼのような布の中に蜂蜜を入れ手で搾りタンクの中に蜂蜜を貯めてゆきます。

 

私とイカサン、こういった作業に大変興味があり養猫業者に行ったついでにCiptoの実家の近所の蜂蜜業者に立ち寄りました。現在は雨期で蜂の巣があまり取れないということもあり、実際に蜂の巣を絞っている場面は残念ながら見ることは出来ませんでしたが、タンクの中の蜂蜜は見せてもらえました。

 

大変印象的だったのがタンクを開けた時の「臭気」です。蜂蜜がたくさんあれば甘い香りがすると思われるでしょうが、実際は物凄い「発酵臭」が鼻につきます。もちろん舐めれば甘いのですが、タンク一杯に詰まった蜂蜜の香りというのはかなりキツイもので、あのエビを発酵させた強烈なにおいのするTerasi(トラシ=エビ味噌)と同系統といえるかもしれません。

 

正直なところ、味も日本の蜂蜜と比べると全く違います。日本の蜂蜜は美味しいですが、この養蜂場産ではない蜂蜜は美味しいという感じはせず、甘みはたしかにありますがそれ以上に発酵臭が気になるため、美味しいと感じる人はあまりいないでしょう。

 

そしてもう一つ不思議なのが、普通の蜂蜜であれば気温が低くなれば固くなり、白い結晶のようなものが下にいさりますが、この蜂蜜は真冬の日本に持ってきても固まらず液状のままなのであります。

 

イカサンやCiptoの意見ではインドネシア人の食卓に上る蜂蜜はほとんどが、混ぜ物がしてあるということですが、養蜂場でもないこういった超天然の蜂蜜というのはインドネシアでもあまり知られていない、もしくは既にすたれてしまって現代人には知られていない大変貴重なものかもしれません。

 

こちらのPasar(マーケット)では蜂の巣が売られています。この蜂の巣、料理に使用されるのですが、Sambalと混ぜて魚と一緒に食べるともう絶品です!! 写真がその料理です。

 

たぶんこれは日本の料理屋で出すところは無いでしょうね・・・。Swike(カエルの煮物)と同じように一応ゲテモノの部類に入ってしまうのでしょうか、日本にないのが惜しい食材です。写真はイカサンの母君に作ってもらった蜂の巣とサンバルと魚の料理です。蜂の巣の中におそらく多少の蜂蜜が残っているものと思います。何とも言えない甘い味がいたします。蜂の巣の中には蜂の子もいます。蜂の巣の輸入も考えたのですがこの蜂の子が検疫に引っかかるでしょうね~。ただし蜂の子の味は抜群です。ココナッツミルクも料理に使用されています。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki