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村のお手伝いさん その2

2014.11.07

以前、相棒のイカサンと日本人の死亡原因について聞かれたことがあり、こう答えました。

 

「おそらく1位は癌。2位以下は分からないが自殺も結構多いぞ」と。

 

この話を聞き、彼はたいそう驚きました。一つは癌の患者が多いことです。日本は世界トップレベルの長寿国ということはインドネシアでも有名です。その日本にがん患者が多いというイメージは彼には無かったようす。

 

ちなみにインドネシアでは癌患者というのは結構珍しいらしく、癌で亡くなった彼の知人や身内は見当たらないとのこと。うらやましい限りです。

 

そして更に彼を驚かせたのは「自殺」です。ご存じの通りインドネシアの人口のほとんどがイスラム教徒ですが、宗教上自殺というのはどうやらご法度のようで、「自殺する人などまず聞いたことが無い」とのこと。

 

「日本人や中国人、韓国人は結構多いぞ」という話をすると、「なぜなんだ?」と全く理解が出来ないようでした。宗教上の理由とはすなわち、「人の人生というのは生まれた時に既に神が決めたものであり、自ら命を絶つということはすなわち神の意志に背く」ということだそうです。

 

インドネシアで自殺が皆無なのはおそらく宗教上の理由もさることながら彼らの楽観主義的な生き方に自殺はまったく似合わないでしょう。私が知っている多くのインドネシア人は「何とかなるさ」というマインドで行動し、結果的に何ともならない場合は「Aduh~(アドゥ=Oh my god)」で終わります。

 

「こうなったのは神が決めたことだから仕方がない」と本気で言う人も存在します。

 

これはもうおそらくDNAとしか言いようがないのかもしれませんし、インドネシア人と付き合うからにはある程度こちらが妥協するのはやむを得ないとも感じています。最近ではこういった考えに対して何も感じなくなったというのが本音です。

 

一方、例えば日本人ですと「マズイことが起こるのを未然に防ぐために今頑張る」というマインドなので、仕事の場面などでは初っ端から気合を入れて隅々を点検し、もれが無いかどうかを確認したうえで何かを開始します。

 

すこし話がそれましたが、仮に癌や自殺の原因がストレスにあるとすれば確かにインドネシア人の死因からこれらの2つが遠くにあるというのは納得がゆきます。

 

一方、イカサンにインドネシア人の主な死亡原因は何か尋ねたところ、間髪入れずに「糖尿病だろう」という答えが返ってきました。

 

インドネシア人というのは日本人と同じく米が主食ですが、米に対する執着心というのは日本人の比ではありません。例えば我々が昼に蕎麦やラーメンだけで終わったとしても全く何も感じませんが、彼らは米が無いと「食事を摂った気にならない」と感じるようで、食事と米は密接につながっております。

 

料理の味付けも確かに甘辛いものが多いのですが、それ以上に米の糖分がどうやら糖尿病の患者を増やしているのではないかとのイカサンの見立てなのであります。彼の知り合いで、がんで亡くなった人は皆無と申し上げましたが、逆に糖尿病でなくなる知り合いはかなり多いようで、先般も近所の人がこの病気で亡くなったと言っておりました。

 

ところで、死亡原因ではないのですが、日本ではあまり聞かないもののインドネシアではしばしば聞くことがあるのが「失踪」です。これはどこの国でもあることなのでしょうが、インドネシアでは特にお手伝いさんとして外国へ行った女性が帰ってこないというケースが結構あり、こういったケースは頻繁に耳にします。

 

そのためお手伝いさんとして海外に出稼ぎに行くというのは、先般のブログに書いたような斡旋業者のピンハネが酷いという以外に、家族にとっても「本人が帰ってこない」というリスクがあります。コピルアクを精製しているPanjunan村でも「香港に娘が出稼ぎに行ったが音信不通」という方がいました。

 

また、インドネシアのメディアでしばしば取り上げられるのが、彼女たちに対する雇い主の暴行事件です。普通の感覚ですとお手伝いさんは家事等を担当する人というイメージだと思いますが、奴隷のような扱いを受ける場合があり、彼女たちに手をあげる場合もあります。インドネシア国内であればどこかへ逃げることもできるでしょうが、他の国では身寄りもなく、どうすることもできません。

 

ここら辺の暴行事件に関してはネットで検索するとわんさか出てきますが、このブログでは割愛をさせていただきます。

 

ところでこういったお手伝いとして出稼ぎに行く人、もちろんお金が必要な為に職を求めて海外に出てゆくわけですが、次回は少しこちらの生活事情についてお話ししたいと思います。

 

 

今日は暗いトーンのブログになってしまいました・・・・。写真は私が暮らすPanjunan村の借家の近所に住む子供たちです。昼間は近所で子供たちが大声を出して駆け回る声がします。確かに騒々しいのですが何となく、懐かしい風景でそう悪い感じはいたしません。

 

借家は私の自宅兼事務所になっており、たまに子供たちが猫やニワトリを追っかけて私の家に侵入することがあるのですが、そんな時は相棒のイカサンが本気で怒り子供たちを追い払います。

 

実は相棒のイカサン、自分の子供にはアマアマなのですが他人の子供にはメチャクチャ厳しい・・・・。

 

彼の意外な側面を見て少し驚きました。イカサンに怒られた後の記念写真です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki