コピルアックブロク画像

コピルアクの精製作業 10月

2014.10.21

現在インドネシアでは快晴が続いておりまして、まさにコピルアクの精製作業にはうってつけの気候になります。このプロセスで一番気がかりなのは天気。これはパーチメントの乾燥に影響を及ぼす大切な要因なのですが、もちろん人間の力ではいかんともしがたくまさに神頼みという感じです。

 

この工程は生豆の歩留まりを左右するもので、乾燥不十分なままのマーチメントを脱穀するとパーチメントは割れず、中の生豆だけ割れるという最悪な事態が発生し、せっかくきれいに洗った豆が無駄になってしまうわけです。

 

まだ乾季が続くインドネシア。今朝も快晴でしたので午前中にパーチメントを最終乾燥させ、午後からは一気に脱穀作業に取り掛かかりました。今回のコピルアク生豆のテストロットを焙煎したところ、手前味噌ですがかなり良いという印象です。粒は前回のロットよりも小粒なものが多いような感じもいたしますが、味は問題なし。是非ご期待いただければと思います。

 

ところで話はがらりと変わりますが、昨晩はPati市内全域で1900頃から2300頃までなんと4時間停電。停電はたいてい30分くらいで終わるのですが、昨日の停電は長かった・・・。ところどころから「mati kok!(停電かよ)」という嘆きが聞こえます。ちなみにmatiは死ぬという意味で、英語でいうところのDownという場面でもよく使われます。

 

こちらでは水道も電気ポンプで屋根の上の水槽にくみ上げているため、貯水が切れ停電になるともう何も出来なくなります。停電はたいてい地域限定で発生するのですが、最近の停電は中部ジャワ全体に広がるもので、中部ジャワを管轄する大型火力発電機が故障し、復旧作業に手間取っているのが原因です。相棒のイカサンから「まだろうそくある?」と親切にも電話がかかってくるのがいつもありがたく、インドネシア人の親切さが身にしみるのであります。

 

停電になり影響を受けるのは基本的には個人宅だけなのですが、昨晩はちょっと残念な出来事がありました。それは結婚式です。結婚パーティーはたいてい夜中まで続けられます。たいていは「ダンドット」という演歌とロックを掛け合わせたようなインドネシア独特の音楽をジャンジャカ大音響でかき鳴らすのが常です。

 

ちょうど昨晩は近所で結婚式があり、最初はダンドットも賑やかに聞こえていたのですが、停電と同時にスピーカーから聞こえる大音響もまったく聞こえなくなり・・・・。

 

しばらくすると、たぶん自家発電機を誰かが調達してきたのでしょう、また大音響がスタート。しかし発電機のバッテリーが切れたのでしょうか、それも1時間とは続かずまた静寂・・・・。とにかくこちらではこういった結婚式の騒音には大変寛大でもちろん誰も文句は言いません。まあおメデタイ席なのでさすがにそんな無粋なことはしないのでしょうが・・・・。

 

昨日は丸一日ジャコウネコのフンを洗っていたため結構疲れており、出来ればすぐに寝たかったのでこの停電で結婚式のダンドットが聞こえなくなったのは大変ありがたかったのです。至近であの大音響をやられるとさすがに眠ることは出来ません。「Mati万歳!!」といったところでしょうか。

 

やっと停電が11時頃に復旧しさてそろそろ寝るかというところで、まさか!? 再びダンドットが開始されるではありませんか。てっきりあきらめてお開きになったかと思いきや、停電中の無音状態を取り戻すべくそれから約2時間。夜中の2時近くまでのライブ状態。

 

しかもこちらでは朝の4時頃からアザンが始まります。アザンとはイスラム教の「お祈りを告げるアナウンス」のことでありまして、これまたモスクから大音響スピーカーで鳴り響きます。しかも小さな村でもモスクは日本のコンビニ並みに複数ありますので、グワングワンと夜明け前の空にこだまします。

 

結婚式のダンドットで眠れず、ようやく眠りかけてきたところでアザンで起きてしまうという有様。眠い目をこすりながらの脱穀作業になりますが、日本の皆様に美味しいコピルアクをお届けするべく本日も精製作業に励みたいと思います。

 

 

 

インドネシアに停電がある限り発電機はまだまだ売れるでしょう。発電機がきちんと作動していれば結婚式のダンドットも途中でストップすることは無かったでしょうし、そうすればダンドットが11時から再スタート、2時まで続くという理不尽はなく私もぐっすり眠ることが出来たという寸法です!!

 

写真は脱穀&生豆の良品、割れてしまったものの選別風景です。パーチメントが硬いため、どうしても力を入れてたたく必要があるのですが、あまり力を入れすぎると豆まで割れてしまいます。

 

左端で地味に選別しているのが私です。お母さん方が「Kerja Keras(仕事忙しいんだよ)!!!」といって怒鳴ったのは私にではなく、彼女にまとわり付く子供にでした。てっきり「もっとちゃんとやれよ!!!」と私が言われたのかと思い、ヒヤヒヤしたのであります。

 

涙目の子供を尻目にほっと胸をなでおろした、中部ジャワのある村での一場面です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki