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インドネシアと「イスラム国」その2

2014.9.07

めっきり秋めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?今年は明らかに涼しくなるのが去年よりも早いと思います。寒い時期が大好きな私にとってはこれからの季節、ますます元気が出てまいります。

 

ところで、インドネシアは熱帯雨林気候に属する地域でありますので、多くの皆様は年がら年中暑いと思われるかもしれません。確かに暑いは暑いのですが、地域によってはひんやりとして過ごしやすい地域もあり、一概に「インドネシアは暑い・・・・」ともいえないのであります。

 

例えばジャワ島の西側、Bandung(バンドゥン)です。Bandungには何度か行ったことがありますが、明らかに中部ジャワとは気候が違います。Bandung自体、比較的標高が高い地域ではあるのですが、さらに山側に行けばあの空港を降り立った時に感じる“ムア~”っとした空気は無く、日本で言うところの初秋の気配を感じます。

 

もちろん日中は暑いのですがそれでも、中部ジャワと比較するとかなり気温は低く明らかに過ごしやすい気候です。

 

さて、ジャワ島自体はそれほど大きくない島ですが、同じジャワといえども東と西では気候が違うわけですが、宗教に関しても多少の違いがみられます。

 

例えばジャワ島の西側は一般的にはFanaticであると言われています。Fanaticとはつまり信心深いという意味なのですが、言われてみれば思い当たることがあります。

 

例えば私の大好物である“Swike”です。Swikeとはカエルを甘辛く煮こんだインドネシアの名物料理なのですが、私の暮らすPatiでは比較的よくこの料理を提供するWarung(屋台)を見かけます。もちろんPatiだけではなく、中部ジャワでしたら比較的メジャーな食べ物です。

 

ところがこの食べ物、一つだけ問題があります。それはカエルというのはイスラム教では食することを禁止されており、本来おおっぴらにWarungなどで提供することはNGのはずなのですが、中部ジャワは比較的ここら辺は寛大な地域のため何らとがめられることはありません。

 

ところが、Bandungやジャカルタ、Bogor(ボゴール)などではいまだかつてSwikeを見たことが無く、さすがにインドネシア人であればこの食べ物を知ってはいるものの、日本人で比較的長くインドネシアに滞在している方でも、Swikeの存在を知らない人は少なくありません。

 

上記は単純な宗教の地域性の話なのですが、先般ブログに書きましたイスラム国のような話になりますと、事はそう単純ではなくなります。

 

例えばあるインドネシア人から、ムスリムの女性が身に着けるスカーフでありますHijab(ヒジャブ)について聞いたことがあります。上の話の通り、中部ジャワより東側と西側を比較すると、女性がHijabを身に着けている割合というのは西側のほうが多いと感じます。もちろんこれは私が感じただけの話ではあるのですが、傾向としてはおそらく多少はあてはまるかと思います。

 

ところがこのHijab、ある時期を境にこれを身に着ける女性が極端に増えたということです。これは何かというと、2001年の米国テロ事件の発生後です。彼の話によりますと明らかにあの事件はインドネシア人にも衝撃を与え、なおかつ自分のアイデンティティを再認識するきっかけになったということでした。

 

今、中東近辺はかなり切迫した状況が続いています。イスラエルのガザ侵攻やイスラム国のテロ。同じイスラム教徒同士での右派、左派との争い。

 

仮にこういった状況を現地で実際に体験したインドネシア人が母国に帰れば、インドネシアのイスラム教徒には少なからず徐々に影響を与えることになるでしょう。新大統領のジョゴウィ氏はイスラム国に参加しているインドネシア人の国籍をはく奪するというお触れを出しています。もちろんこれを見越してのことです。

 

こういった問題は解決不可能に近いのでしょうが、インドネシアに影響が及ぶことは何としても避けてほしいところであります。

 

 

 

女性のHijabは有っても無くても構わないのですが、Swikeが食べられなくなるのは非常に困るのであります。Swike無しのインドネシア生活はちょっとつらいです・・・・。写真は近所のSwike Warungで撮影したものです。骨まで食べるのが私流。本当にウマい!!!

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki