コピルアックブロク画像

コピルアク(コピルアク) おいしいコーヒーと農薬3

2012.10.19

「大丈夫」というのはインドネシア語で”Tidak apa apa”(ティダ・アパ・アパ)といいます。

 

日常会話ではとてもよくつかわれる言葉で、もし皆さんがインドネシア語を学習する際には、かなり初期に覚える言葉だと思います。

 

ちなみにジャワ語では”Orah opo opo”(オラ・オポ・オポ)といいます。

 

LJAインドネシアの拠点は中部ジャワのPati県です。ここはもろにジャワ語圏内になります。例えばBandungなどはスンダ語圏に属します。BandungからPatiに引っ越してきた人にジャワ語は理解できません。共通語であるインドネシア語での会話になります。

 

ここら辺の感覚は日本人ではわかりづらいでしょう。こういった言語のちがいというのは、方言が違うという意味とは全く異なります。日本ではたとえ方言が違ってもある程度意味はわかりますが、インドネシアで言語が違う場合には、何を言っているのかほとんどわかりません。

 

それにしても、Tidak apa apa、やOrah opo opo. インドネシアではよく使われます。よく使われますが、決してその言葉を鵜呑みにしないほうが良いというのは、インドネシアで生活してしばらくすれば、よくわかります。

 

さて昨日の続き、コーヒーと農薬の関係です。

 

LJAインドネシアのコピルアック精製場所があるPanjunan村は、水田の農薬飛散の被害は受けていないことがわかりました。

 

ところで突然ですが、コーヒー生豆をどうやって梱包するのか?

 

皆さんにあまりなじみはないかと思いますが、一般的には、Wikipediaにあるような麻袋がコーヒーを輸出する際のパッキングとして使用されます。これをインドネシア語で”Goni”といいます。

 

当初私たちもこのGoniにコピルアック生豆を詰め、輸出する予定でした。このGoniというのはかなり丈夫です。そのため重い生豆を運ぶのには適しており、使用するのに迷うことはありませんでした。

 

ところがどうしても、「なぜコーヒーの生豆に農薬が付着するのか?」という問題が頭から離れることはなく、Googleでの情報収集は続けていたのですが、あるサイトに目が留まりました。そこに書かれていたのは「エチオピア産のコーヒー豆から残留農薬検出」という数年前の記事でした。

 

しかも、農薬すら使用されていない農園のコーヒー豆から農薬が検出され、日本に輸入できなかったとのこと。つまり「農薬付着の原因」が不明なわけです。ただ一つ考えられることは、コーヒー豆を入れる麻袋でした。

 

こういった麻袋というのはコーヒー豆専用というわけではなく、様々な穀物を入れるために使用されています。つまりいろいろなものを入れるのに使いまわされているわけです。ある麻袋の中身が残留農薬付の穀物であった場合、その後コーヒー豆を入れる袋としてそれが利用されれば、コーヒー豆に農薬が付着するという可能性があります。

 

つまり、新品の麻袋であれば問題はないことになります。それはもっともなことだと「新品」を探すことになりました。

 

「Goniくらい穀倉地帯のPatiならいくらでもあるだろう」と心当りの資材店や農機具店を片っ端からあたってみるも、中古のGoniしかなく、店の人に「カクカクしかじかの理由でどうしても新品のGoniが欲しいのだ」と事情を話しても、どの店の人々の答えも「うちの店のGoniは中古だが、Tidak apa apa」、「中古のGoniを使ったところでOra opo opo」。

 

相棒のイカサンも、製造主任のギアントも私が「Tidak apa apaもOra opo opoも信用しない」というのを知っているので、最終的にはGoniをあきらめて別の方法でパッキングをすることにしたのであります。

 

その後、穀物の流通関係者から話を聞くことが出来たのですが、インドネシアでもGoniというのはエチオピアと同じように「使いまわし」が基本で、新品を作るGoniメーカーというのは存在しないようです。もちろん需要もないとのことでした。

 

かくして無事農薬付着の心配がないコピルアックのコーヒー生豆を無事日本に輸入することが出来たのであります。

 

                       

最終的にはこういった樹脂製の袋を使用してインドネシアから空輸しています。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki