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インドネシアの交通手段 Travel

2014.6.28

最近よくフェイスブックでインドネシアに滞在している友人達が国内移動の飛行機や電車の写真をアップしているのを良く見かけます。そこで今日はインドネシアの交通機関の話をブログに書いてみたいと思います。

 

皆様よくご存じの通りインドネシアはバイク大国で、一家に2台はバイクがあるのではないかと思われます。そのため基本的な移動手段は極力バイクで、おそらくインドネシアの田舎の多くの小学生はバイクに乗ること出来るのではないかと思います。もちろん無免許ですが、小さな女の子がバイクで友人と二人乗りをしている光景を見ると、最初はかなり違和感を覚えました。

 

私が思うバイクの問題点の一つはラマダン後の帰省です。ラマダンとはイスラム教の断食月のことでちょうど今日、628日から一カ月の間、日没までの時間帯に食事をとらない行事で、この行事は約1か月続きます。この行事が明けた日からおおよそ10日くらいまでは盛大なお祭りがおこなわれ、日本の正月のように離れて暮らす家族が年に一度故郷に集います。

 

ところがです、この帰省、例えばPati出身でジャカルタに住んでいる人がいるとした場合、ごくまれに帰省をバイクでする人々がいます。ジャカルタからPatiまではおおよそ600㎞以上はあるはずですが、バイクを使うと公共の交通機関を利用するよりも安上がりな為、1台のバイクに3人がまたがり2日くらいかけてPatiへ戻るわけです。

 

3人とはつまりお父さん、お母さん、子供なのですが、しばしば発生する事故としては、子供が赤ちゃんの場合長距離のバイクの移動に耐えることが出来ず、残念ながら途中でなくなってしまうケースが毎年のように発生します。大変痛ましい事故です。

 

ニュースでも、しばしばこの時期のラマダン終了後の帰省は無理の無いようにという放送が流れるほどで、なかなかこの手の事故が後を絶ちません。

 

もちろんバイクは大変便利な乗り物の為、市民の生活の足になっており、私がPatiにいる間、ジャコウネコを飼育している隣県のJeparaに行く以外は、たいていはバイクで事足ります。

 

近距離ではごくまれに、Becak(ベチャ)と呼ばれる客席付自転車を利用することもあります。写真はこちらから拝借しました。

 

 

 

 

ところで話は少しそれますが、まだPatiJepara、中部ジャワの州都にあたるスマランでは馬車がまだ活躍しています。これは観光の目的などではなく、荷物を運ぶ手段としての有効な機動力としてでありまして、たまに交通渋滞の一因となってしまうこともありますが、もちろん誰も文句は言いません。

 

さて、近場ではバイクやBecak、もしくはAngkota(アンコッタ)と呼ばれるバンを改造したような乗り合いバスがあり、日本で言うところの路線バスの役割を果たしています。

この写真は西ジャワのBogor(ボゴール)に行った際に乗ったAngkotaなのですが、もちろんインドネシアではどこでもお目にかかることが出来る交通手段です。

 

その他、長距離バス、飛行機、タクシー、電車とありますが、実はもう一つ日本ではお目にかかることが出来ない交通手段があります。それは“Travel(トラフェル)というものです。ちなみにインドネシア人はVの発音をする際「フィ」と発音しますので、トラフェルというつづりをいたしましたが、これは何かというと相乗りの長距離車というのが最もあてはまるのですが、8人乗りの車に知らない人々が乗り込み、目的地まで同乗するというシステムで、昔よく深夜見かけた「白タク」の長距離版といってもいいでしょう。

 

例えばジョグジャカルタからPatiへ行こうとすると、長距離バスですとPati行きというバスは無く、最も近い都市ではスマランに行ってしまう為、バスは使いたくありません。ところが便利なもので、Travelのエージェントというのが街には存在し、あらかじめ「○月×日の朝、ジョグジャカルタからPatiへ行きたいのですが」とエージェントに言うと、「ジョグジャカルタの空港を○○時に出るTravelがあるのでそれに乗ってください」と教えてくれるので、それに乗るわけです。

 

私自身たまにこのTravelを利用することがあるのですが、私が乗ろうとするともう既に乗っている人が数人いるケースがほとんどで、ジョグジャカルタからPatiへ向かう途中の都市で、人を拾うこともあります。

 

面白いのが、例えばPatiに到着後、普通に考えればPatiの中心街でその人を降ろして次の目的都市に向かえばいいのですが、親切にもその人の家の前まで送ってくれます。もちろんそのほかの乗客はそこまで付き合わされるわけです。

 

これは私にとっては大変便利な交通手段ではあるのですが、予約の仕方が難しいためいつも相棒のイカサンに頼んでいます。Patiを通過してどこかの都市へ行くのであれば、街のエージェントの店に行けば予約は簡単に出来るのですが、Patiへ向かうTravelを予約するのはまだ私には難易度が高いのであります。相棒のイカサンも例えばジョグジャカルタからPatiへ行く交通手段といえばお決まりのバイクかレンタカーしか思い浮かばず、つい最近になってこのTravelという交通手段が我々の機動力に一つ加わったのであります。

 

インドネシア。簡単なことでもまだまだ分からないことがたくさんある魅力的な国です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki