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コピルアック(コピルアク) おいしいコーヒーと農薬

2012.10.18

LJA インドネシアはコピルアクの製造業者でありますが、貿易会社という一面もあります。

 

またLJA JAPANはコピルアクの販売者でもありますが、同じく貿易会社でもあります。今回は「貿易会社」という側面でコピルアクの裏話をブログに書きたいと思います。

 

コーヒーをインドネシアから輸出するのにはライセンスが必要な旨はこの章で書きましたとおり、かなり厄介なハードルでしたが何とかクリアーいたしました。

 

ところがもう一つ面倒な問題があります。それは日本の通関です。

 

コーヒーはもちろん食品の部類に属するため、通関時には「食品届出書」という書類を記載する必要があります。しかもコピルアクというのは普通のコーヒー生豆とは区別されるため、最初は税関に対して「事前相談」をする必要があります。これは義務ではないのですが、動物のフンに関連するため、何らかの規制がある可能性があり、我々は乙仲業者を通して成田税関に事前相談をいたしました。

 

この時点で詳細の製造工程を提示し、初めて「通常のコーヒー生豆」と同等に扱われます。

 

さて問題は、通常のコーヒー生豆がどのような処理を経て日本の国内で流通することが出来るかです。

 

そもそも日本に輸入される食品はすべて「食品衛生法」をクリアーしている必要があります。さらにコーヒーに関しては「検疫」、つまり害虫が紛れ込んでいたりしないかなどの検査があります。そして次には「農薬検査」が控えています。

 

検疫で害虫が見つかると、生豆は特定の倉庫に入れられ、その中で殺虫剤処理をされるます。また農薬検査で日本政府が許可している以外の農薬が検出された場合には積戻し(つまりまた原産国へ戻される)、もしくは廃棄処分になります。

 

特にインドネシア産のコーヒー生豆は、何年か前に「ガルバリル」という規制対象になっている農薬が検出されたことがあるため、インドネシアから輸入される生豆は全ロット全数検査が義務付けられています。

 

納入されたカートンを見ると、カートンは全てあけられた跡があり、ロットすべてに検査担当官の検印が押されているのがわかります。

 

LJA JAPANは何度かコピルアクを輸入しておりますが、当然検疫も農薬検査でも引っかかったことはありません。

 

最初このコピルアクのビジネスを始めるに当たり、Keletの養猫業者に農薬に関していろいろ聞きました。Keletのコミュニティーのメンバーはほとんどがコーヒー農家も兼業しています。つまり彼らはコーヒー栽培のことを熟知しているのです。そして自分の家のコーヒーの赤い実をジャコウネコに与えています。

 

彼ら曰く、「農薬は使用していない」とのこと。その理由は「ジャコウネコは臭いに敏感なため、農薬がついている豆は食べない」。「農薬は高いので使用しない」。というものでした。

 

Keletではコーヒーの赤い実を夜に与えています。ジャコウネコがコーヒーの赤い実を食べるのを観察していると、まず100%コーヒーの赤い実に鼻を近づけ、そして「食べる」。もしくは「食べない」というプロセスを踏みます。

 

いきなり「バクっ」とコーヒーの赤い実を食べることはまずありません。

 

しかし、実際に農薬漬けにしてみたコーヒーを与え、ジャコウネコが食べないことを確認して初めて、「農薬は使われていない」と断言出来るわけでありまして、「ジャコウネコが食べたから農薬は使われていません」とは言い切れません。

 

もちろん、「ジャコウネコが農薬漬けのコーヒーを食べるかどうか」など実験することは許されるはずもなく、「農薬は使われていない」というKeletのメンバーの言葉を信じるしかないのであります。

 

いずれにしても日本での農薬検査は完全にクリアーしております。

 

ところで最初の話に戻ります。LJAインドネシアは貿易会社という顔も持っています。これが実はライセンスの話以外でもあとあと効いてくるのであります。

 

次回、コピルアクの輸出と農薬対策に関してお伝えいたします。

                       

Keletの裏庭に植えられたパパイヤの苗が無事育った写真です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki