コピルアックブロク画像

インドネシアの田舎のビジネス3

2014.4.16

昨年末から今年の初めにかけて、海老の品種偽称の問題がありました。また数年前にはどこかの牛肉メーカーが低品質の牛肉を「飛騨牛」と偽って販売し社会問題にまで発展したことも記憶に新しいでしょう。

 

こういった不正というのは食品の分野だけではなく、実は私たちの知らないところでいろいろな分野で行われているかもしれません。当事者の心理はどのようなものかと考えると、おそらく2つのタイプに分かれるのではないかと思います。

 

「いけないことをやっている・・・・」という罪の意識にさいなまれながら不正をしている場合と、「これで金儲けが出来るし消費者が気づくわけが無いので問題なし!!」と金儲けの常套手段として心の中では大手を振ってビジネスをするタイプです。

 

たいていの人は前者であると信じたいのですが、本当のところはどうでしょうか・・・・・。

 

ところでこういった偽装、詐欺という問題はインドネシアでも同じく発生しておりますが、よほど健康問題にでも発展しない限りはニュースにも取り上げられません。例えば私たちのビジネスのひとつであるバイクの部品などでも、こういった詐欺はしばしば見受けられます。よくある例として、中国からインドネシアに輸入した部品を別のパッケージに入れ替えるわけです。パッケージは何語で書かれているかというとタイ語でかかれています。タイの部品のほうがMade in Chinaよりも品質が良いため高く売れるのです。

 

私の経験上中国の生産者側から「タイ語のパッケージでも対応可能ですよ」と持ちかけられたことがあります。つまり、生産者も輸入者がパッケージを入れ替える手間を省きますよというサービスなのですが、もちろん生産者にはさほどの悪意はありません。

 

さてここでの問題はパッケージを入れ替える輸入者です。彼らはモロに上で挙げた後者、つまり「金儲けのためには何でもやる」タイプで、良心のかけらは無く、いかにして消費者をだまし利益を稼ぐかということに一転集中してビジネスをしています。

 

私自身こういった人をインドネシアで何人も見てまいりましたし、残念ながらインドネシアでビジネスをしていく限りはこれからも見ることになるでしょう。

 

もちろんこれはインドネシアに限ったことではなく、日本でもこういった悪意を持って消費者をだまそうとする人というのはいます。

 

ところがひとつインドネシアと日本が異なるのは、この悪意を持って人をだます人というのが結構権力を握ってしまったり、「頭のいい人」と周りから見られる場合があることです。

 

日本ではさすがに悪いことをしていたら、人にそれは絶対に言わないでしょう。ところがこちらでは「聡明」というプラスのレッテルが貼られることもあり、詐欺師が自分の行っていることを特定の人に対して自慢する傾向があります。

 

実はバイクの部品ビジネスで、「印刷機を購入した」という業者と出会ったことがあります。最初は「バイクの部品ビジネスなのになぜ印刷機が必要なのか?」とわからなかったのですが、話を聞くとパッケージにタイ語を印刷する用の印刷機で、外注でパッケージを作るよりも自分で内製化したほうが安く済むので購入したというわけです。つまり彼はこれを私に自慢したかったのでした・・・・。

 

もちろんそんな業者とは取引をするつもりはありませんが、気になったのはなぜ自分の悪事を人に教えるのか?ということです。日本でなら絶対に起こりえません。相棒のイカサンにこの話をしたところ、これはインドネシア人にはありがちな傾向で、「トリックを使える人は頭がいい」「金持ちになれる」という意識があるようで、この悪徳業者も「聡明な人」と見られたかったのでしょう。ここら辺が日本とインドネシアのビジネスの違いではないかと考えております。

 

私のビジネスの根幹には「正攻法に勝る効率的な方法は無し」というものがあります。コピルアクのビジネスでも自分たちで精製をして自分たちでコーヒーの輸出免許を取得して日本にコピルアクを届けるというのは大変手間がかかります。生豆をどこか他の業者から買い、輸出ライセンスを保有している会社から一時的にライセンスを借りて輸出するということは確かに効率的ではありますが、肝心の「本物であるかどうか?」という検証が一切出来ないため、手間はかかってもわれわれ自らが精製作業をするビジネスをしております。

 

さて、前置きがだいぶ長くなりましたが、昨日のブログの話の続き、ジャコウネコの飼育業者のコミュニティーの話に戻りたいと思います。

 

このコミュニティーのボスはイスラム教では比較的高い地位にある人で、村人からの尊敬を集めております。また、実はこのコミュニティーには一時期、詐欺師が入り込んでいてボスの座についていたのですが、イスラム教のこの現リーダーが詐欺師を力で追い出したこともあり、ちょっとした英雄の扱いを受けておりました。

 

また、私たちとの関係も良好で今まではなんら問題なくビジネスをしてきたのですが、ここにきて急遽暗雲が立ち込めてまいりました。

 

果たしてこのコミュニティーの行方は?? 

 

 

泥臭い話から離れたいと思います。Muria山ではコーヒーチェリーも採れますが、カカオも採れます。薄いエメラルドグリーンです。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki