コピルアックブロク画像

タイのブラックアイボリーとコピルアック2

2014.4.10

さて、先般のタイとのジャコウネココーヒーのビジネスの続きを今日のブログでも書きたいと思います。

 

ところで私、タイ人に知り合いが何名かおりまして、もうだいぶ疎遠になってしまったものの、彼らには共通点がありました。それは普段は大変おとなしいのですが、一度なにか気に障ってしまうことがあったり、自分が懸念することが無視されたりすると強硬に我を通そうとすることです。

 

例えばある約束があり、私とタイ人の友人で東京から横浜へ行くことになったとします。この場合、東海道線がいいか、それとも横須賀線が良いか?という議論があるとしましょう。タイ人の友人がもし「早く横浜に到着できるので東海道線にしよう」と提案し、私がそれに対し「座れる可能性が高い横須賀選にしよう」と反論したとします。

 

まだ先方との約束の時間は十分あるものの、タイ人の友人にしてみれば時間に遅れるのが嫌なので、東海道線を使うという案を譲りません。私はまだ時間がたっぷりあるので座れる横須賀線で行こうと再度提案するとします。

 

こういった場合にはどんなにこちらの理屈が通っていたとしても、彼は絶対に「東海道線で行く」といって聞かないでしょう。約束の時間に遅れても議論は続きます・・・・。

 

これは極端な話なのですが、こういった傾向はいずれのタイ人の友人にも見られました。一言で言えば「頑固」といったところでしょうか。微笑みの国タイと呼ばれるだけあり、普段は温厚で優しい人々ですが、ある一線を越えるともう収拾がつかなくなるのはひょっとしたらタイの国民性ともいえるかもしれません。

 

一方、ジャコウネココーヒーの産地、ジャワ人はどうかといえば、この頑固さはまったくといっていいほど見えません。たいていはどちらかが折れて、しかもあとくされはありません。特に男性はこの傾向が強く、例えば夫婦喧嘩をした場合でも夫は妻の言うことに従うか、いじけてどこかへ行ってしまうかという感じであります。

 

私の相棒のイカサンなどはその典型で、彼の妻がイカサン家を仕切りだおしているというのはもう明白であり、何とコピルアックの製造主任のGiantoまでも同じ状況であるとのこと・・・・。

 

ただしタイ人とインドネシア人、共通点もあると感じております。それは宗教です。

 

タイは仏教国として有名ですが、信心深い人が多いという印象です。また法律でも確か昼間はお酒の販売が禁じられていたと思います。タイへ行ったときは道端の仏像が目につけばたとえ車の運転をしていても手を合わせて拝みます。

 

日本も仏教国ですが、この光景はまず見ることが出来ません。

 

そしてご存じの通りインドネシアはイスラム教国です。「インドネシアのイスラム教は緩い」と巷では言われておりますが、それでも基本的には戒律は順守しており、日本人が現地に行けばしばらくは宗教が人々を従える威力に圧倒されるでしょう。

 

さて、先般のブログに出てまいりましたタイからのコピルアックの引き合いの話の続きです。

 

タイのコーヒーメーカーがコピルアックを購入したいと思えば、おそらくまずは自分の信頼できるつてを使い、生産者を探すはずです。それでも生豆でコピルアックを購入するというのは彼らにとってはリスクが高い取引になります。生豆であればこれが本物か偽物かを判断するのは基本的に無理な相談です。

 

そのため彼らは「ジャコウネコのフンがついたパーチメントで供給をお願いしたい」という条件が付きます。

 

通常はフンの付いた物体を外国から自国に入れるというのは税関が許しません。私がコピルアックのビジネスを始める際は税関の担当者に「まさかフンがついているということはありませんよね??」と念を押されました。しかし、ひょっとしたらタイの検疫は何らかの手を使えばパスできるかもしれません。いわゆる袖の下というやつです。

 

ところがインドネシアは出国用の検疫がパス出来ない以前に宗教上汚れたものを販売する、というのは禁じられており、相棒のイカサンも製造主任のギアントもイスラム教徒の為、この取引は頑なに拒みます。

 

ちなみに、ジャコウネココーヒーはインドネシアだけではなく、フィリピンやベトナムでも行われておりますが、フンがついた豆を洗浄せずにそのまま割って中から生豆を取り出す方式があるという話を聞いたことがあります。

 

ただ、これはいくら焙煎で200℃以上の熱をかけるとしても、確かに衛生上あまり良いとは言えないでしょう。

 

そこでふと思ったのが、例のタイのブラックアイボリー。あれは象のフンから出てきたパーチメントを洗っているのでしょうか? もしくはそのまま割っているのでしょうか?

 

気になります・・・・。

 

 

この写真はジャコウネコのフンを天日乾燥させている写真です。一度乾燥させ、これを股洗います。乾燥させないと味がよくでないということなのですが、いずれにしても洗浄は念入りにしております。ご安心くださいませ!!

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki