コピルアックブロク画像

タイのブラックアイボリーとコピルアック1

2014.4.07

仕事の都合で私、タイに何度か行ったことがあります。気候はインドネシアと何となく似ているなという気がしておりまして、人情的にも旅行者に優しいお国柄であると思いました。

 

私、タイ語はもちろん話すことが出来ないのですが、街中で、英語で道を聞いても英語が通じなくとも身振り手振りで優しく教えて下さる皆様には頭が下がりました。インドネシアもそういうところは大いにあるのではないかと思います。

 

さて、同じアジアといえども場所が変わればこれほどまでに何かが変わるというのは料理の味です。タイもインドネシアもご存じの通り食べ物は「辛い」の一言に尽きるのですが、たぶん私の感想ですとタイ料理のほうがインドネシア料理よりも辛いと思います。

 

また、辛さに対する耐性もインドネシア人よりもタイ人のほうがあると思っています。「よくあんなに辛いのが食べられるな~」という、私にとっては超超激辛料理もタイ人は平気で食べておりますし、辛そうなそぶりも見せません。

 

私の相棒のイカサンは生粋のジャワ人ですが、辛い物が苦手で彼のワイフが平気で平らげる食べ物でも途中でギブアップいたします。もちろん私はイカサンの前にギブアップするのですが・・・・。

 

このタイもインドネシアも辛い料理の本場としては有名であるものの味の質はかなり異なります。ズバリ申し上げますと、タイ料理は「酸っぱい、辛い」というものになりますが、インドネシアは「甘い、辛い」というのが料理の基本です。インドネシアで酸っぱい物というのは「Tafu(豆腐)」以外でいまだお目にかかったことがありません。

 

そうです、こちらの豆腐というのは酸っぱいのです。なぜ酸っぱいびかはよくわかりませんが、見事にこのTafuだけは酸っぱいというのが許されるようで、そのほかに酸っぱい料理というのは聞いたことが無いのであります。

 

インドネシア人の味覚というのは酸っぱいものにはかなり敏感に反応するようで、「傷んだもの」というイメージがあるようです。私自身しばらくインドネシアに滞在し、仕事でタイに行った際に屋台で購入した「焼き鳥」が酸っぱかった時にはちょっと食べるのを躊躇しました。

 

久々に食べる酸っぱいものは確かに傷んだ食べ物を連想させます。

 

ところでこのタイとインドネシア、食文化は違えどもどうやらコーヒーが好きということでは一致するようでして、以前「タイでは日本のようにスタバが大流行」という記事を見たことがあります。確かにバンコクでは日本のようにおしゃれなカフェが結構たくさんあったのが印象的でした。

 

ところで多くの皆様が「タイ」、「コーヒー」で連想されるのは「ブラックアイボリー」という象のフンからとれたコーヒーではないでしょうか。去年関西のテレビで放映されたのが話題となり、一気に知名度が上がりました。

 

近所のコーヒー屋さんもブラックアイボリーのことは「聞いたことがある!!」とのことでして、ひょっとしたらジャコウネココーヒーより有名かもしれません。私も一度この象のフンコーヒーを飲んでみたいのですが、さすがに一杯1万円以上すると言われるコーヒーは手が出ず、お金がたまったら・・・・と常々思っているのであります。

 

タイ人もインドネシア人もこの「フンから出た○○」に対する執着はアジア人の中では群を抜いているのかもしれませんね~。何か共通点があるのでしょうか??

 

さてこのコピルアックに関してですが、実は弊社LJA インドネシアはたまにタイからの引き合いをいただくことがあります。例えばバンコクでは有名なカフェのオーナーが「コピルアックを欲しいので購入したい」というわけです。

 

しかしそこには一つ大きな問題があります。それはタイからの依頼のすべては「ジャコウネコのフンがついたもの」つまり洗浄する前のコピルアック豆を輸入したいという依頼であります。

 

この依頼方法が意味するのはつまり「洗浄は自分たちでやるので、分の付いたものが欲しい」というものです。もちろん工程にかかる費用の問題もあるのですがそれ以上に「本物のコピルアックが欲しい」ということになります。ジャコウネコのフンがついていれば偽物である可能性はかなり低く、逆に精製してしまった後のものであれば本物偽物の区別は非常につきづらいのであります。

 

ところがこれは2つの問題があり、実現するのはほぼ不可能です。

 

まず一つは「検疫」です。インドネシアからコーヒーを出荷する際には検疫を通す必要があります。通常ですと検疫とは何かを輸入する際に実施される検査ですが、インドネシアのコーヒーでは輸出する際にも検疫が必要になります。

 

この際に「フンがついている」ということになりますとまず検疫は通らず出荷は出来ません。おそらくフンがついたものですとタイの検疫もパスしないでしょう。

 

そしてもう一つ大きな問題があります。それは宗教です。

 

ちょっと話が長くなりそうなので次回に持ち越したいと思います。

 

 

フン付豆というのはこういった感じです。ジャコウネコから出たフンを一度乾燥させ、乾燥させたものを洗います。タイからの引き合いは全てこの写真のようにフンがついた状態のものを欲しいということになります。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki