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ジャコウネコのフンと化粧品

2014.3.18

突然ですが、最近弊社はココナッツオイルの輸入を始めました。インドネシアはいわゆるヤシ油と呼ばれる油は世界でもかなりの生産量を誇り、マレーシアと並び世界トップクラスの輸出国であると聞いたことがあります。

 

ココナッツオイルはヤシ油ではあるのですが精製方法が特殊でありまして、私が輸入するオイルというのは、ココナッツの実を割り、内側の白い実を乾燥させてから油を搾ります。この油は果肉に含まれており、搾って出てくる液体は一見すると普通の水ですが、この水の中にはオイルと水が混ざっているのです。

 

このオイルと水の混合物を寝かせておくと油と水が分離し、上に浮いてきた油をすくい取ればココナッツオイルの出来上がりというわけです。

 

ところで精製方法が違うと申し上げましたが、インドネシアとマレーシアで大量に生成されているヤシ油というのは、どうやらココナッツとは似ても似つかない様な実から取られる油のようで、しかも、油を取り出す際には搾るのではなく、溶剤を使って果肉から油を抜き取る工程を経ています。日本にもこの油は輸入され、我々の食卓にも並んでいるはずなのですが、私が輸入するココナッツオイルと大量生産で作られるヤシ油は味も価格も全く異なります。

 

おそらく1Lあたりの価格で20倍くらいは開きがあるかと思います。もちろん私が輸入するココナッツを搾るタイプのオイルのほうが高いわけなのですが・・・・。

 

さて、このココナッツオイルですが通常使用されるのは食用でありまして、大変健康に良いと全米で昨年あたりから話題になり、日本でもブームが到来したという感があります。今、日本ではココナッツオイルに関するいろいろな書籍が出版されており、意外と皆様の食卓にココナッツオイルが登場するのはそう遠くないのではないかと思います。

 

ちなみにインドネシアではココナッツはコーヒーと同じくありふれたコモディティーではありますが、オイルとしての産業はタイとフィリピンがだいぶ先を行っていると感じています。と申しますのも、この2国は普段使用する油自体がココナッツオイルらしいのですが、インドネシアでは普通のサラダオイルが一般家庭や街の食卓では使用されており、ココナッツオイルが食卓に登場することはめったにありません。

 

インドネシアでココナッツといえばそれはオイルではなく、ココナッツの内側の実を削り取って料理にかけたり、街のWarungで売っているココナッツミルクをベースにしたジュースです。

 

そのため、オイルというのはココナッツが大量に採れるインドネシアであってもさほど一般的ではなく、私もその存在を知ったのはつい最近になってからであります。

 

とはいうものの、ココナッツオイルの歴史は大変古く、今でも伝統的な方法でココナッツオイルを精製し販売している人はおりまして、偶然相棒のイカサンの従兄弟の妻がココナッツオイルの精製に携わっているのをこの前知りました。

 

ジャワ島での一般的なココナッツオイルの使われ方というのは、食用以外で肌や髪に塗るためのコンディショナーとして利用されているとのことで、特にご年配の女性には人気があり、価格が高いにもかかわらず需要が切れることは無いとのことでした。

 

おそらくココナッツオイルの一大消費地といえばバリ島でしょう。ここではバリのインドネシア人が使用するココナッツオイルよりもお土産でオイルを購入する人のほうが多いのではないでしょうか。バリで販売されている多くは食用ではなくやはり基礎化粧品やコンディショナーとしての効用を期待して皆さん購入をしているようです。

 

ところで表題のジャコウネコのフンと化粧品とココナッツオイル、どう関係があるのでしょうか?

 

話は長くなりますので次回へ持ち越ししたいと思います。

 

 

 

気温が低いとココナッツオイルというのは固体になります。これをパンに塗って食べるとバターのような味がして結構いけます。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki