コピルアックブロク画像

インドネシアのハラルマーク1

2014.1.23

日本のスーパーやコンビニで販売されているお菓子や食品でHalalマークを見ることはまずありません。Halalマークとは、イスラム教徒が口にしても大丈夫と御墨付きが付いた食品につけられるマークで、下のようなしるしが食品のパッケージに印刷されています。

 

 

 

私、コピルアクに出会うだいぶ前、インドネシアからHalal食品をビジネスとしてインドネシアに輸入しようとしたことがあったのですが、ハードルがかなり高く断念いたしました。もちろんこの食品は日本に住むイスラム教徒向けに販売をしようとしたわけですが、保管の問題や運搬の問題、そして何よりもHalal食品の需要は実は日本にはあまりないのではないか?というのが断念した主な原因でした。

 

日本にいるイスラム教徒は約10万人と言われています。私の知人で日本にいたあるイスラム教徒はコンビニなどの弁当を絶対に口にしませんでした。自分で作った弁当以外のものは基本的に口にしないという徹底ぶりです。その印象があったのでHalal食品の需要は結構あるのではないか?と踏んでいたのですが、他の日本在住のイスラム教徒の話を聞くと、「豚肉さえ食べなければ何でもいい」という回答が多数を占めました。

 

日本に住んでいるとイスラム教徒に馴染みのない方がほとんどかと思いますが、イスラム教徒の食の戒律というのはやはり結構厳しく、豚やアルコールが禁止であることはもちろんのこと、食肉用の動物の屠り方、作法までも厳密に定められています。

 

例えば動物を屠る際には必ず、ある祈りの言葉を唱えなければなりません。もちろんそれはイスラム教徒が唱えることが義務です。ところがこれを日本でやろうとすると、現場には必ず一人イスラム教徒がずっといる必要があります。日本の食肉産業はコスト重視の影響で、かなりの製品が外国からの輸入品で占められているという話を聞いたことがありますが、もしハラルでしかも日本産の食肉を提供しようとすると、イスラム教徒を最低一人雇用する必要があり、コスト的に割に合わないはずです。

 

もちろん屠る方法も異なるはずですので、現実的に日本ではHalal食品を入手するのは困難極まりないことになります。

 

以前相棒のイカサンとこの状況で日本にいる10万人のイスラム教徒が割高のインドネシアからのHalal食品を手にするかどうか聞いたところ、彼の見解ですと「おそらく豚肉ではない限りほとんどの人は妥協して普通の肉を買うのではないか?」という回答でした。

 

 

例えばインドネシアからRp10.000(約100円)の食品を輸入し、それを日本で販売しようとした場合、販売価格は3倍以上、つまり300円は軽く超えてまいります。もし同等の食品であれば日本製のものは150円くらいで購入できるという感覚です。

 

そういった場合ですと、やはりHalal食品が食べたいイスラム教徒でも150円の日本製を選ぶのは自然なことでしょう。

 

ところで、最近新聞を見ていてMade in JapanのHalal Foodがマレーシアやインドネシアに上陸しつつあるという記事を見かけました。Halalマークを日本で取得してそれをインドネシアで販売するということなのですが、これは想像以上にビッグチャレンジという気がします。

 

以前私がLuboyo村で暮らしていた際、しばしば私が作った料理をご近所にふるまうことがありました。もちろん全員イスラム教徒です。

 

ある日、麻婆豆腐(もどき!!)を作ろうと思い、ジャカルタへ行った際に巨大モールで購入した調味料を使い、料理をして隣のTinyさん(こちらの章をご参照ください)に持って行ったところ、いつも私がする料理とは少し違う料理を怪訝そうに眺め、「アンタ、どんな調味料を使ったんだい?」とのこと。

 

もちろんジャカルタのモールで調味料を購入する際はHalalマークがついていることを確認して購入したのですが、彼女に調味料の瓶を見せたところ、「これはHalalマークじゃないね~」とのこと。

 

私からすれば先に載せた写真のマークとほとんど同じようなマークだったため「これはハラルマークですよ」と申し上げたところ、Tinyさん、お向かいさんやご近所さんに私を連れて、「これHalalマークじゃないよね?」と皆さんに聞いて回る始末・・・・。

 

ご近所さん、皆さん出てきてあれやこれやの議論になったところ、結論としては「これは中国で取得したHalalマークであろう!」ということになりました。

 

私のマーボ豆腐もどきを食べた人もいますし、ハラルかどうかわからないものは口にしないと言って手を付けなかった人もいました・・・・。

 

少し話が長くなりますので、続きは次回に持ち越します。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki