コピルアックブロク画像

Patiの家族と町長選挙、県知事選挙2

2014.1.21

私が以前暮らしていた中部ジャワ州のPatiにあるLuboyo村はインドネシアではどこにでもある様なありふれた村です。農作業に従事する人が多く、暮らしもあまり豊かとはいえません。

 

そんな村の外れに1件の大きなお屋敷があります。このお屋敷は門構えも立派で警備員が一人門の前に常駐しており、この警備員の許可なしには敷地に入ることが出来ません。村の中心ではなく、全く目立たない村の奥にはいったところにあるこのお家、周りの家々と比べるとひときわ異彩を放っています。

 

更にその隣には大きな家があり、警備員こそいないものの明らかにこの2件はお金持ちの家であることがすぐにわかります。

 

この2軒、それぞれある兄妹が住んでいる家なのですが、実はこの兄妹仲が大変悪いことでも有名です。兄はAgung氏。Patiの役場で部長さんのような役職で仕事をしています。このAgung氏しばしば私を食事に招いてくれました。彼の奥さんはSwike Kodok(スイキー コドッ=カエルの煮込み)が得意料理だったのですが、彼女のおかげでカエル料理が好きになったといっても過言ではありません。

 

ちなみにSwikeを食べた後に飲むコピルアックはなぜだかわかりませんが絶品で・・・・。

 

さて、インドネシアでは一般的に役人で職位が高い人はお金持ちが多いと感じますが、このAgung氏もその例にもれず、暮らしぶりは裕福です。彼の最近の自慢は息子をBNI(Bank Negar Indonesia=インドネシアでは比較的大きな銀行)に入れたとのこと。

 

もちろん銀行に入れた=かなりの金を使って入社させたという意味なのですが、1億ルピア(日本円で約100万円)を使ったと豪語していました。本当かどうかは良くわかりませんが、相棒のイカサンに聞いてみたところたぶんそれくらいの金はかかるのではないか?ということでした。

 

そして一方の警備員つきの家に住んでいる彼の妹ですが、年齢はおおよそ50歳前くらい。私の知人は彼女や兄のAgung氏と幼馴染だったのですが、この妹さん昔はかなり男性に人気があったそうで、今は警察のお偉いさんがご主人です。乗っている車はToyotaのハリアー。

 

この家以外で、インドネシアでハリアーを見たことはまだありません。彼女のご主人、警察官でもかなり上の役職らしくこの暮らしぶりを見ると「あなたの職業なんですか?」と本気で聞いてみたい衝動に駆られました。

 

私が住んでいる家の大家の3兄弟はかなり貧しい暮らしをしていますが、兄弟の仲は大変良く、幸せそうな感じです。ところがこの村はずれに住む金持ち兄弟は大変仲が悪く、隣同士なのにまったく行き来が無いということで、お互いに絶対に口をきかないそうです。

 

さらに私がLuboyoに滞在している頃たまたまPatiの県知事選があり、このAgung氏の妹である彼女は副知事として立候補していたのであります。その当時2回ほど彼女に招待されてお家にお邪魔したことがあったのですが、その際にはひっきりなしに選挙参謀のような人や、応援団が入れ代わり立ち代わり何事かを彼女やご主人と相談し、すぐにどこかへ行くというあわただしいものでした。

 

街中には彼女と知事候補の男性のポスターを良く見かけます。明らかに相当お金をつぎ込んでいるなというのが良くわかります。おそらく何らかの企業スポンサーがいることは想像に難くありません。派手なものです。

 

ところで選挙期間中はやはり選挙で誰が有利か、誰が勝ちそうか負けそうかが話題になるのは日本もインドネシアも変わりありません。Warung(ワルン=屋台)などでもそんな話題で持ちきりです。

 

そんな中、副知事候補の兄であるAgung氏はというと、会う人ごとに「アイツは最悪だ!絶対にアイツを投票させるな!」とすさまじいネガティブキャンペーンを展開しているではありませんか!?

 

このAgung氏、もともと政治好きなのですが、この選挙期間中はもっぱら自分の妹を落とすことしか頭にないようで目の色を変えて彼女の悪口を吹聴して回るわけです。

 

その甲斐あってかどうかはわかりませんが、残念ながら彼女と知事のペアーは落選。それ以降彼女家に行くことはありませんでしたが、Agung氏は近所の人を家に呼び選挙の後はSwikeをご馳走しまくったそうです。もちろん私も呼ばれて喜んで行きました。

 

まだコピルアックと出会うだいぶ前のこと。インドネシアの兄弟事情もいろいろあるのだな・・・。としみじみ思った次第であります。

 

 

画像があまりよくありませんが、ジャコウネコを飼育しているKeletの近くにあるSwikeのWarungのSwikeです。本当は、イスラム教徒はカエルを食べることはご法度なのですが、結構庶民には人気があります。しかし女性はSwikeを絶対に食べませんし、コピルアックの製造主任のギアントも相棒のイカサンもSwikeを食べたことを絶対に女房には言わないでほしいと口止めします。

 

KeletのそばでSwikeを食べ、その後Keletでのむジャコウネココーヒーは最高です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki