コピルアックブロク画像

インドネシア 土鍋でコピルアックを焙煎

2014.1.09

冬も真っ只中、普段は薄着の私も寒さにはかなわずやはり着込むようになって参りました。あまり暖房が好きではない為、極力部屋のヒーターはつけないようにしていますが、そういえば私がまだ小学生のころは冬場になると教室でストーブが活躍していました。

 

最近の小学校の教室にもこの時期にストーブが登場するのでしょうか? 休み時間になるとストーブのそばで、みんなで暖まったことを思い出します。ストーブの上にはやかんが置かれ、盛んに水蒸気を出していたものです。

 

ところでこの光景を思い出しながらふとインドネシアの厨房を思い出しました。私が暮らしている中部ジャワでは料理の煮炊きは基本的にガスとカマドが併用されています。併用と申しますのは一つの家庭の厨房にたいがいはガスコンロとカマドがあるわけです。

 

なぜガスコンロだけを使用しないかと申しますと答えは簡単で、ガス代がかかるため極力節約をするためにカマドを使います。

 

以前この章でお話ししたことがある、コピルアックの試作焙煎をお願いする際のマダムの家では、コーヒー豆の焙煎は土鍋をカマドにくべてという方式でした。彼女はもうこの道30年以上のベテランの焙煎職人でパサールに焙煎した豆を販売しているのですが、彼女曰く「ガスコンロで焙煎するよりもカマドの火で焙煎したほうがコーヒーは美味しい」とのこと。

 

私が日本から持ってきた本には焙煎の色の度合いが細かく写真でのっているのですが、「この色に焙煎をしてください」とリクエストするとほぼぴったりの色に納まるのは「さすが!!」と思わざるを得ません。

 

インドネシアはコーヒーの一大生産国ではありますが、実はコーヒーの焙煎というのは日本ほどには近代化されておらず、どうやらこの土鍋方式が主流のようです。コピルアックのビジネスを始める前は「インドネシアはコーヒーの一大生産国で焙煎もものすごい進んだ方法で行われているのではないか?」と想像したことはあるのですが、どうやらそれは思い過ごしだったようです。

 

この方式でももちろん美味しくコーヒーは飲むことが出来ますし、コピルアックの試作でも各地域から取り寄せたサンプル豆の味の違いは十分判りましたので、土鍋方法もそれなりに味わい深いものがあります。

 

ちなみに中部ジャワの人々はどちらかといえば、普通の家庭で料理をする際にはガスコンロよりもカマドを好んで使う傾向があるようにも思えます。ある時イカサンの妻に何か違いがあるのか?と尋ねたところ、もちろん味に違いはないが、昔の人はかまどに非をくべて料理をするという使い勝手に慣れてしまっているので、文明の利器には興味があまりないのではないか?とそっけない返事。

 

しかし彼女が料理をする時も結構積極的にカマドを使うのを良く見かけます。

 

カマドの土鍋で焙煎したコピルアック、久々にまた味わってみたいものです。

 

私も焙煎をしてみたもののうまく行かず・・・・。マダムの苦笑いに耐えるしかなかったのであります。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki