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インドネシアで本当にあった怖い話 その4

2013.12.16

先般相棒のイカサンと西ジャワ州のBogor(ボゴール)というところに先般、出張に行きました。ボゴールは西ジャワ州でも比較的大きな都市ですが、最大の特徴は雨が多いことです。

 

まだ乾季のさなかのインドネシア。4月頃から約半年間ほとんど雨は降りません。例えば中部ジャワでは1か月に1回くらい夕立のような雨が降るくらいで、後はずっと日照りが続きます。

 

しかしこのボゴールは乾季とは思えないくらいの雨の降り具合で、ジャカルタでもバンドゥンでも雨は降っていないのに、ボゴールではザンザン降りという状況でした。明らかにこのボゴールという地域は雨が異常に多いという意味では他の地域と異なる地域です。

 

さて、このボゴールの出張中にイカサンとホテルに宿泊した時の話です。我々が精算をしようとホテルのフロントに向かったところ、ホテルの従業員同士、こちらに気が付かずに何事かを真剣に話し込んでおりました。良く聞いてみるとインドネシア語ではなかったので、イカサンに「あれは何語で話してるのか?」と尋ねたところ、「おそらくスンダ語だろう」とのこと。彼も従業員がどういう話をしているのか全く理解はできませんでした。

 

例えば中部ジャワでは日常会話はジャワ語を使います。もしくはインドネシア語とジャワ語をごちゃまぜにして使いますが、やはり基本はジャワ語です。インドネシア語というのは5歳くらいから小学校で習い始める言葉であり、子供が言葉として最初に覚えるのはジャワ語であります。

 

さて、先般のブログの続きに戻りたいと思います。ジャコウネコを飼育しているKeletのリーダーのAgung氏が「Kokiを抜きでイカサンと話がしたい」という要望を受け、私は奥の部屋で待つことにしました。

 

Agung氏は同じジャワ人であるイカサンをも「Kokiとグルになって自分たちをだましているのではないか!?」と疑っていたようで、私がいないところで私に関する話をしたかったようです。それも道理にかなったことで、私がいる前ではいくらジャワ語を使ったとしてもやはり具合は良くありません。

 

彼らの前には全てA氏とのやり取り、メールの内容があります。しかし彼らからしてみても「本当にあのA氏がこんな詐欺をするのか?」と信じられない様子でした。仮にA氏が詐欺師ではなかった場合、彼を疑ってかかることになり、それは大変失礼な話です。もちろんA氏との信頼関係にも影響します。そのためAgung氏はこの件に関しては大変慎重でした。

 

結局彼らとイカサンは小一時間くらい話し込んでいましたが、話が終わった時にはAgung氏は心なしかすっきりした表情で、「少し時間を欲しい」と言ってPatiの私の事務所兼借家を後にしました。

 

イカサンから聞いた話によりますと、彼らは本当に私を疑っており、場合によってはこの場で暴力沙汰にも発展したかもしれないということ・・・・。

 

同じジャワ人とはいえ、イカサンもこの時は結構焦ったと言っておりました。

 

さて、その後この話はどうなったかというと、Agung氏は村に帰り、A氏がジャカルタから戻ったその日に彼をみんなで問い詰めたようです。最初は相も変わらず私(Koki)が金を払わないとの一点張りだったようですが、すべての証拠を突きつけられて、もう嘘をつきとおすことは出来ないと悟り自分の悪事を白状したそうです。

 

彼は中部ジャワ州の州都、スマランからKeletに引っ越してきており中古の家も購入していたのですが、その日のうちに強制的に家から追い出され、Agung氏らへの未払いの金は彼の家を売り払った金で補われたようです。

 

コピルアクのビジネスは比較的高額な金額が動くため、このようなケースというのはしばしばあります。何とかして儲けをかすめ取ろうという輩の情報源になるのはどうやらFacebookも一役買っているようで、「外国人がコピルアクを買いに来ました!!」というような書き込みも要注意でしょう。

 

この一件以来、Agung氏は2つの対策を講じました。一つはKeletを管轄する県のお役人との連携を強めることです。いずれこの件は別のブログで記載したいと思いますが、お役人がグループにいることにより、やはり悪人をけん制する効果はあるようです。

 

そしてもう一つは警察官を彼らのグループに迎え入れたことです。日本では警察官がビジネスをするというのは禁止されておりますが、インドネシアでは全く問題が無く堂々とビジネスをしております。

 

これはたいそう効き目があるようで、運よく地元出身の警察官を仲間に迎え入れることが出来たと喜んでおりました。

 

その後A氏がどうなったかはわかりませんが、風のうわさによりますと彼はスマランでもいろいろと悪事を働いていたようで、コピルアクのビジネスでAgung氏に近づいた理由もどうやらスマランにいられなくなり、ちょうど良いタイミングで彼と出会うことが出来、スマランから脱出するにはもってこいだったようです。

 

いくらこちらに非が無いとはいえ、こういったトラブルは嫌ですね~。

 

 

 

相棒のイカサンの妻と子供たちです。本当はボゴールに連れてゆきたかったのですが、長旅で、小さな子供の負担になるのでやめました。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki