コピルアックブロク画像

インドネシアでホントにあった怖い話 その1

2013.12.09

本日の日経新聞の夕刊で「シンガポールで暴動発生」という記事を見ました。どうやらインド系の出稼ぎ労働者の事故がきっかけで暴動まで発展したということです。

 

また、ここ数週間でタイのデモ騒ぎも良くニュースで見るようになりました。タイの暴動で記憶にあるのは確か5年くらい前にも今回と同じような騒ぎが起き、デモ隊が国際空港を占拠するまでに至ったのを良く覚えています。

 

東南アジアというのは何となくのんびりしており、東アジア人と比べると人々も温和というイメージがありますが、どうやらそう単純に結論付けることは出来ないようです。

 

さて、ここインドネシアでも実は暴動騒ぎ、もしくはそれに近い状況というのはしばしば発生しております。私がおります中部ジャワのPatiはインドネシアの中では中堅レベルの都市で、ジャカルタやスラバヤなどの都会から定年でリタイアした人々が暮らす街という位置づけです。一見するととても平和な街に見えます。

 

しかし、数年前、新年にAlun –Alun(アルンアルン=街の中央広場)で行われるニューイヤーパーティーでは数名の死者を出す騒ぎがありました。どうやら興奮した人々同士がもみ合いになり収拾がつかなくなったようです。

 

おそらくこういった話というのは日本でしたらまず間違いなくニュースになると思うのですが、インドネシアではあまりニュースになることはありません。察するにどこの都市でも発生しているためあまり珍しくは無いのでしょう。

 

もう少し規模が大きくなると、さすがに新聞で取り上げられることはあります。例えば土地の帰属権争いです。

 

特に良く聞くのはヤシの実から採れる精油工場を企業が作る際に、強引に住民から土地を取り上げてしまい、住民たちと企業側で争いが勃発するというものです。こういった争いというのは10年以上もおさまらないケースがあり、不幸なことに数十人が十数年の間に死亡するまでの事件になっています。

 

このレベルの大掛かりな紛争話もまたさほど大々的に報じられるわけではなく、新聞の片隅に少し記事が載るくらいなのですが、実はあまり報道できない事情というのもあるのではないかと思っています。

 

それは一度火がついてしまうと連鎖的にいろいろな人を巻き込みながら、騒ぎが大きくなり大事件に発展する可能性があるため、新聞やテレビがインドネシア独自の基準で報道をしていないこともあるのかと思います。

 

実はコピルアックのコーヒービジネスでもひやっとすることがありました。以前このブログでジャコウネコを飼育しているKeletに入り込んでいた詐欺師の話です。

 

 

この詐欺師、名前を仮にAとします。彼は日本人(つまり私)のコピルアックコーヒーの買い手を見つけました。Aは知り合いのつてをたどり、Keletの村落を見つけ、彼らに「あの日本人は沢山コピルアックを買うからたくさん豆を準備しておけ」と言います。

 

Keletのジャコウネコ飼育業者は近隣で飼育している仲間たちに総動員をかけ、かなりの量のジャコウネコのフン付コピルアック豆を生産させます。これはもちろん私が発注した量よりもかなり多い数量です。

 

Keletの人々は何の疑いもなく喜び勇んで仕事をし、Aに全ての豆を預けます。Aは私に発注分の豆を販売し、私が代金を支払いましたので、それで一件落着のはずでした。ところが数日後、妙なことが起こります。

 

Keletの村から飼育業者の従業員が夜中に私と相棒のイカサンを訪ねてきました。そして「いったいどれくらいAから購入したのか? 金は払ったのか?」と我々に質問するのです。わたしもイカサンもいまさら何でそんな質問するのか?と不思議に思いつつも正直に購入した数量と金は既にAに支払ったという話をすると、従業員は「そんなはずはない・・・・」というではありませんか。

 

なんか腑に落ちないながらもこちらはもう既に代金を支払い、品物も受け取っているので何もどうすることもできません。

 

そんなこんなをしているうちにそれからまた数日後別の従業員がやってきました。しかも夜遅くです。そしてまた先般Patiに来た従業員と同じことを聞くではありませんか?

 

今度は逆にこちらが聞き返してやりました。「なんで夜にくるんだ? 昼間にみんなで来ればいいのに」と。

 

彼は口ごもりながら「それもそうだ・・・」というようなことを言って去ってゆきました。

 

どうやらなんか様子が変だぞ??

 

なんかヤバい雰囲気になりつつ、次回へ持ち越しいたします。

 

 

PatiからKeletに行く途中にある小学校の写真です。この建物、天井が上に向けてとがっていますが、典型的なジャワの建物で田舎に行くとよく見る風景です。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki