コピルアックブロク画像

Juwanaの霊媒師 その2

2013.11.27

昨日のブログではついに自分が痔になった話をしてしまいました。大変恐縮しております。

 

実はこの痛みが痔であるとわかったのは日本に帰国してからでありまして、インドネシアでコピルアクの精製作業をしていた頃は、「オシリにオデキが出来た」というくらいにしか考えていませんでした。座ると椅子がおできにあたり痛いので、立つか寝るかが一番楽な姿勢です。もちろんバイクでPatiの隣町のJuwanaへ行くなどとんでもないことです。

 

帰国した後「やけにこのオデキはなおりが遅いな・・・」とさすがに心配になり、ネットサーフィンをしていると、これは何とオデキではなく「痔」という内容のコンテンツがたくさん出てくるではありませんか!! 

 

これは痔などではなくオデキだと自分に言いきかせていたものの、ついに痛みではなく、心配に耐えることが出来なくなり、痔の専門病院へ行ったところ、あっさり「痔ですね・・・・」との診察が出てしまいました。恐るべしインターネットのコンテンツ!! 見事に希望は潰え去ってしまったのであります。

 

インドネシアに滞在している最中にこの痛みをうっちゃる方法で考え付いたのは、Patiの薬局ではどこでも購入できる口内炎の薬(劇薬)をオシリに塗ることでした。

 

私なぜだかわかりませんが口内炎になりやすい体質のようで、しばしばインドネシアに滞在中も口内炎になることがあるのですが、こちらの薬局でしたらどこでも購入できる口内炎の劇薬というのがあります。日本では口内炎の薬と言えば「ケナログ」が有名で私もだいぶ以前何回か使用したことがあるのですが、あまり効き目を感じることは出来ませんでした。

 

しかしこのインドネシアの口内炎の劇薬はすさまじい効き目を発揮し、日本でも引き出しの中に常備しております。この薬を日本で販売したら売れるだろうな~と思い、本気で商売にできないかどうかを考えたこともあります。

 

さてこの劇薬、唯一の難点は液体であることです。ケナログやメンソレータムのように粘性が少しでもあればよいのですが、水のようにシャバシャバな為、口内炎の舌のポイントに垂らすときには必ず鏡が必要になります。

 

つまり、オシリの痔の箇所にこれを垂らすのは人体の構造上不可能な為、誰かに垂らしてもらわないといけません。私がこれをインドネシアで頼むことが出来るのは相棒のイカサンしかいないのですが、さすがに彼の前で自分のお尻を出して「ここに劇薬を垂らしてくれ」とは絶対に言えません。以前この章で書いたように、マダムにいじめられ威厳が失墜したとしてもこれはいくらなんでも彼に頼めばもう・・・・。

 

劇薬をオシリに塗るのは早々に諦めたところ、前回のブログで書きましたJuwanaの霊媒師の話になったのであります。

 

さて、イカサンが夕方Panjunanに戻ってきました。彼は浮かない顔です。お構いなしに彼に尋ねました。「霊媒師の見立ては??」

 

豆をまいてこの痛みから解放されるのでしたら本気で豆をまこうと考えたくらいです。しかしイカサンは沈んだ顔で言いました。「Saramutが効くって・・・」と。“Saramut”?初めて耳にする単語です。どうやらこれはSarang(巣)とSemut(蟻)を合体させた造語で、インドネシアではパプア島でしか取れない薬になる植物だそうです。

 

 

このPondok Obat Papua.comのURLをご覧いただくとわかるとおり、奇妙な形をした植物で、アリの巣に似ているのでこのような名前が付けられたそうです。いろいろな病気に効くパプアでしか手に入れることのできないもののようです。

 

「ナイスな情報じゃないですか!!」心の中で小躍りしました。てっきり「お祓いに来い」とか言われて法外な料金を取られた挙句、効き目無しという映像がほとんど見えていたところでこの具体的な情報。なんでイカサン元気ないの??

 

結構ちゃんとした祈祷師ジャン!? と思ったのもつかの間、イカサンが続けました。

 

「Saramutを買うときは、多めに買ってこの霊媒師に売ってやってくれないか・・・・」とのこと。

 

瞬間的にイカサンと霊媒師の間に何が起こったのかわかりました。イカサンも私がすぐに気が付くと知ってこの話を私に言いたくなかったのでしょう。沈んだ表情の意味が分かりました。

 

つまりこの霊媒師は、自分がSaramutを仕入れる金が無いので、私が購入するついでに私に仕入れさせ、自分がJuwanaの祈祷ビジネスで販売しようとしたわけです。

 

さらに言うと、私の痔のことなどこの霊媒師はどうでもよく、ただ単にSaramutが欲しくて私を利用するために私の痔にはSaramutを使えば治るとエセ診断をしたわけです。

 

インドネシアにいるとこの手の話はいくらでもあります。インドネシアに来た当初は親切心から騙されたふりをしていたのですが、途中から腹立たしくなりこの手の話は無視するようになりました。この霊媒師は私が何も知らずこの話に乗ってくるかと思ったのでしょう。甘く見られたものです。

 

しかしイカサンは良く私のことを知っています。この手の話にKokiは絶対乗らないということを・・・・。

 

イカサンに言いました。「今オレが何を考えてるのかわかるよな?」と。

 

イカサンはうなだれたまま私に別れを告げ、妻が待つ家に帰ってゆきました。オシリの痛みは癒えることなく、まだしばらくは続くなと諦めながら夕方のアザンをむなしく聞くのでありました・・・。

 

 

この写真の薬品が口内炎に効く劇薬です。インドネシア語で口内炎をSariawan(サリアワン)と言います。何度これに助けられたことか。友人にインドネシアで購入するのに一番いいお土産は?と聞かれたらいつもこれを推奨しています。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki