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コーヒーの産地 インドネシアで起業2

2013.11.05

おそらく仕事をしているほとんどの方というのは別の人、もしくは組織と何らかのつながりを持ちながら日々過ごしているのではないかと思われます。

 

それが上司であり、部下であり、受注者、発注者という立場かもしれません。いわゆる職人や芸術家と呼ばれる人々でも、作品を依頼する立場の人がいる限り人とのつながりは何らかあるはずです。

 

その呼び方が、立場によって変わるものの、一緒に仕事をする人々のことをビジネスパートナーと呼ぶとすれば、おそらくインドネシアで起業する際に最も慎重にならなくてはいけないのはビジネスパートナー選びではないかと思います。

 

現在の私のビジネスパートナーは中部ジャワのPatiでコピルアックの精製から輸出を担当しておりますイカサンですが、彼との出会いは奇跡と呼べるほどの幸運が重なり実現したもので、現在ではお互いがパートナーとして無くてはならない存在になっております。

 

さて、先般のブログではKitasというビザの話をいたしました。このKitasがあれば鬼に金棒、腹立たしいジャカルタのイミグレ職員もパスポートの前にひれ伏すわけなのですが、一つの大きな問題があります。それは雇用主、つまりビジネスパートナーのことです。

 

大きな企業でお互いが契約に基づいてビジネスパーとなった場合には、ビザに関することであまり心配はないかと思われます。インドネシア企業が日本人をインドネシアに招聘し、仕事をしてもらうというスタンスです。招聘の理由は「日本語が出来る」、「日本側との連絡係」、「特殊な技術がある」・・・・。などになるでしょう。

 

しかしこれが契約も何も交わしていない、個人対個人の場合であれば事情は違ってまいります。例えばインドネシアで起業をしたいという日本人であれば、ビジネスパートナー、つまり自分の雇用主になって自分をインドネシアへ招聘してくれる人に何からの形でお金を払うはずです。

 

例えば自分がインドネシアで家具の製造業を始めるとします。その場合雇用されているとはいえ実質上は自分が経営をハンドリングしているため、雇用主であるインドネシア人に儲けたお金のいくらかは渡す必要があると思われます。さらに事業を始める場所が全くの見知らぬ土地であれば、普段の生活の世話や、衣食住の手配は雇用主が行うのが一般的です。

 

しかもこういったほとんどの場合、ビジネスを始めるに当たっては日本人が資本になるお金を立て替えていることでしょう。

 

最初のうちであればこれは問題が無いはずです。まだ事業を始めたばかりの為、夢も希望もお互いあるでしょう。

 

「夢、希望」。

 

それらは多少の困難を打ち砕く力は十分備えております。しかしながらあまりにもトラブルが多くなり、お互いが「こんなはずではなかった」と思い始める時期が来ます。そして厄介な問題が持ち上がります。それはKitasの問題です。

 

雇用主が保証人となり日本人を招聘している関係上、もし雇用主との関係がうまく行かなくなれば、日本人はKitasを失い、インドネシアから去らなくてはなりません。Kitasを取得するためにはエージェントにそれなりのお金を払う必要があり、なおかつ雇用主が会社を設立していなければ日本人が会社を設立し、その設立資金も日本人が出すのが一般的です。

 

つまり雇用主であるインドネシア人からすれば、関係が悪化した日本人をそれ以上雇う必要はなく、不要になって解雇しても金銭的な負担は特になく、後には自分の会社が残るというメリットがついてきます。

 

日本人からすれば会社を設立した費用、Kitasを取得した費用、今まで築いてきたビジネスの土台がそっくり無駄になるわけです。

 

実は当初私、この方法を使ってインドネシアで起業をしようとしたのですが、ある時点からビジネスパートナーとの関係が非常に悪化し、仮にKitas取得に成功したとしても後には惨めな結末が残るだけだと判断した為、この方法は断念した経緯があります。

 

この時のビジネスパートナーはイカサンではなく、別のインドネシア人でした。そしてもちろんコピルアックともまだ出会っておりませんでした。

 

・・・・・。このブログを書きながらも当時のことを振り返ると、苦い思い出だけがよみがえります。

 

もしインドネシアで起業を考えておられる方がいらっしゃって、ご参考になればと思い先回と今回、コピルアックからそれた話題のブログを書きました!!

 

 

Koki’s Kopi Luwakのパッケージの写真です。このブランドが出来るまでいろいろなことがありました。素晴らしいこともそうでないことも・・・・。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki