コピルアックブロク画像

インドネシアでの小売りビジネス2

2013.10.23

今日もコピルアックの話題から離れてインドネシアのビジネス雑感を記載したいと思います。

 

最近はインドネシアに進出しようとする外資系の企業が増えております。車の部品メーカーに代表されるような日本の製造業を始め、大小さまざまな会社が日本もしくはそれぞれの国を出て成長市場であるインドネシアでビジネスを展開しています。

 

ところでセブンイレブンやローソンなど、コンビニエンスストアもそのうちの一つなのですが、こういった小売店がインドネシアに進出する際に一つの大きな壁があります。それがいわゆる「外資系小売店出店規制」というもので、外資系の企業は基本的にインドネシアで小売店ビジネスが出来ないのです。

 

そのため、日本のコンビニは「飲食店」という形態でインドネシアに進出し、「飲食店内での物販サービス」という申請をして営業許可を取っているという話を聞いたことがあります。コピルアックの精製所がある中部ジャワのPatiでは日系のコンビニはまだありませんが、ジャカルタにしばしば出張に行く知人の話を聞いてみると確かに日本のコンビニとジャカルタにある日系のコンビニは様子が全く違うようで、ジャカルタのコンビニではかなり広いスペースで飲食が出来るということでした。

 

さて、こういった法律が出来る理由というのはもちろんインドネシア国内の小売業者を保護するためのもので、確かに資本力がある外資系の小売業者が金に任せてコンビニのような店舗を乱立させればすぐに中小の小売業者は干上がってしまうでしょう。

 

おそらく昔の日本もそういった法律があったかと思います。何度かこのブログで記載をしております通り、コピルアックのビジネスをする前、私はは中部ジャワのPati近郊のPasar(市場)で塗り薬の行商をしておりましたので、インドネシアの小売りビジネスの形態はある程度わかっているつもりです。

 

先般のブログに書きました通り、Pasarの店に製品を卸すというのは商品を流通させるための王道ともいえるかと思います。これが日本であれば、おそらくスーパーやコンビニに商品を卸す=大量の商品が売れる見込みがある。ということになりますが、スーパーやコンビニに該当するのがPasarになります。

 

例えば何かスナック菓子のようなものが欲しくなったとします。日本では良くあることで、それはインドネシアでも同じです。日本でしたらすぐにコンビニかスーパーに行くでしょう。

 

ところがインドネシアではToko Kecil(トコ・クチル=小さい店)と呼ばれる駄菓子屋のような店に行きます。これはインドネシアの村に行けばおそらくどこにでもある小売店ですが、日本ではまずお目にかかることは出来ないでしょう。

 

 

こちらの写真がToko Kecilになります。こういった店は人口2000人の村があればおそらく少なくとも20件くらいはあるのではないかと思います。この数字は誰も割り出すことは出来ないでしょうが、少なくとも日本のコンビニよりも多いことは間違えないです。

 

さて、こういった店はいったいどこから商品を仕入れてくるのでしょうか?

 

それにはいくつかのルートがあるのですが、大きく分けて2つあります。一つはPasarから仕入れてくること。そしてもう一つはディストリビューターと呼ばれる配達人がToko Kecilに配達することです。

 

この写真の店の場合にはおそらく近所にRuntingという中規模のPasarがあるので、ここで商品を仕入れているのではないかと思います。

 

もちろんこの村のToko Kecilはこの店だけではありません。ほかにも多くのToko Kecilが存在し、1つのToko Kecilが商品を仕入れる量はそれほど多くはないものの、その多くがPasarで何かを仕入れて販売しています。

 

これは何もスナック菓子だけの話ではありません。魚や肉、野菜などであれば、下の写真のような女性が自転車やバイクで村の中を「Penjual Penjual!! Sayur Sayur!!」と大声で叫びながら朝、物を売りに来ます。ちなみにPenjualとは売る、Sayurとは野菜。つまり「野菜あるよ!!」というような意味になります。

 

 

こういった生鮮食品を売る人々もPasarで商品を仕入れています。つまり、Pasarというのはこういった小売業者に製品を売るマーケットでもあるわけで、下流にものを流そうと思えばこの上流のマーケット、すなわちPsarに食い込むことが必須ともいえるわけであります。

 

コピルアックの話からはしばし離れます。次回も小売りの話を続けたいと思います。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki